2014年2月21日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は中国PMIが2ヵ月連続で「50」を割り込んだことから
中国景気への懸念が強まりドル売り円買いが膨らんだ。ドル円は101円61銭
まで下落した後、米長期金利と株価の上昇に伴い102円25−30銭まで
戻して引ける。 - ユーロドルはユーロ圏の景況感の悪化に1.37台がやや重くなり、
1.36台後半まで売られたものの勢いはなく、1.37台前半まで反発。 - 株式市場は3営業日振りに反発。フェイスブックのM&Aを好感するなど
ダウは100ドルを超える上昇を見せたが引けは92ドル高。 - 債券相場は続落。緩和縮小観測は根強く、軟調な経済指標は寒波の影響との
見方が改めて強まった。長期金利は2.75%台まで上昇。 - 金は続落し、原油も小幅ながら続落。
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- 1月消費者物価指数 → +0.1%
- 新規失業保険申請件数 → 33・6万件
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ドル/円 101.97 〜 102.41 ユーロ/ドル 1.3688 〜 1.3728 ユーロ/円 139.73 〜 140.44 NYダウ +92.67 → 16,133.23ドル GOLD −3.50 → 1,316.90ドル WTI −0.39 → 102.92ドル 米10年国債 +0.016 → 2.750%
本日の注目イベント
- 英 英1月小売売上高
- 米 1月中古住宅販売件数
- 米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 加 カナダ1月消費者物価指数
昨日の東京時間には2つの経済指標が発表され、いずれも市場のサプライズを誘う結果でした。
先ずは本邦の1月の貿易収支です。
1月は例年輸出が鈍化することから「貿易赤字」が拡大しやすい月ですが、今年の赤字額は突出していました。
市場予想は2兆5000億円程度でしたが、実際には約2兆8000億円の貿易赤字でした。
この赤字額は過去最大で、昨年1年の貿易赤字額の約25%を占める割合になります。
日本の輸出企業の海外進出が進み、円安傾向が進む中でもなかなか輸出が伸びない姿が浮き彫りになった格好です。
現在単月の経常収支は3ヵ月連続で赤字が続いていますが、これで1月の経常収支も赤字になることが予想
されます。
この数字が発表されると、ドル円は102円台前半から102円41銭まで円売りが進みましたが、その後は
2つ目のサプライズがドルを押し下げました。
2月のHSBC製造業PMIの数値が「48.3」と、2ヵ月連続で好不況の分かれ目である「50」を
割り込んだことです。
言うまでもなく、中国経済は米国と並んで世界景気をけん引する役割を担っています。
米国景気の先行きに暗雲が立ち込めて来た現在、中国頼みという部分もありますが、その中国でも製造業を
中心に景気の先行きに黄色信号が灯ってきたという状況です。
この数字の発表直後から、日経平均株価は下げ幅を拡大し、終わってみれば300円を超す下落でした。
ドル円も102円台を割り込み、海外市場では一時101円61銭まで円買いが進行しました。
このところのドル円は101円台後半〜102円台後半のレンジ相場に入っているため、海外市場でのドル円の下落も
限定的でしたが、仮に米中2大国の景気後退が鮮明になると、ドル円の展開にも影響を与えることになります。
新興国通貨不安に加え、景気面でも米中の成長が鈍る状況は「リスクオフ」が加速し易いことになり、足許では
まだ深刻な状況ではないものの、今後ドル円の上値を抑える要因になることも予想されます。
昨日の海外市場ではドル円が101円台半ばまで下落したことで、クロス円も概ね円買い方向に推移しました。
しかし、ドル円がNY市場の午後から値を戻すと、クロス円も急激に反発し、元の水準に戻った感があります。
主要通貨がドルに対してパラレルに動くのではなく、円の動きに連動して主要通貨が動くケースも多く見られます。
小康状態を保っているドル円ですが、この先100円台を目指すのか、あるいは103円台を目指すのかによって
クロス円の水準も変わってくると見られます。
もし103円に向かっているようなら、クロス円も上昇し、「円安」傾向が強まることになります。
本日の予想レンジは101円70銭〜102円70銭と見ていますが、このレンジほどには動かないのでは
ないでしょうか。
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先週は2週連続で豪雪(?)に見舞われた東京地方でしたが、改めて雪に弱い都会が意識されました。
我が家の方も25センチ程の積雪でしたが、雪かきにてんてこ舞いでした。
ラッキーだったのはいずれも土日にかけて積もったことです。
遅まきながら雪かき用にショベルを2本購入しましたが、できれば使う機会がないことを願っています。
良い週末を・・・・・。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 1/3 バーナンキ・FRB議長 「金融環境は改善し住宅市場の不均衡もかなり是正されている。また財政面からの抑制が低下し、そしてもちろん金融緩和政策は継続している。 これらの要素が相まって、向こう数四半期に経済が成長する上で望ましい状況となっている」 1/7 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「今の景気回復は緩慢過ぎる。金融政策の尚早な引締め経済情勢の一段の正常化を遅れさせたくはない」講演で。 1/16 ルー・米財務長官 「日本は<為替レートの利点だけに依存した戦略で長期成長を目指すべきではなく、(為替政策を)注視し続ける」講演で。 2/5 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「経済データの内容は強弱まちまちだが、一般には2014年に関して前向きな見方が強まっている。それには妥当な理由があると考えられる」講演で。 2/6 ドラギ・ECB総裁 「今日、行動しないことを決めた理由は実のところ、状況の複雑さと、さらなる情報の必要性だ」政策金利据え置きを決めた後の記者会見で。 2/18 黒田・日銀総裁 「エンジンの馬力を大幅に上げたので、その性能を十分に生かすためタイヤを強化した」政策決定後後の記者会見で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



