今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2014年2月24日(月)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円はややドル買いが優勢になる場面があったものの
    従来のドルの高値圏である102円台後半が抜けず、住宅関連
    指標の悪化に102円台半ばまで反落。
  • ユーロドルもユーロ円の上昇にひっぱられ、1.37台半ば
    まで上昇したが、その後は一進一退。ユーロ円は一時141円29銭まで
    ユーロ高が進む。
  • 株式市場は反落。住宅関連指標の低迷や、連銀総裁の緩和縮小が今後も
    継続される見通しとの発言からダウは29ドル安。
  • 債券相場は反発。中古住宅販売件数の落ち込みに反応し、債券価格は上昇。
    10年債利回りは2.73%台まで低下。
  • 金は反発し、原油価格は続落。
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  • 1月中古住宅販売件数 → 462万件
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    ドル/円102.47 〜 102.83
    ユーロ/ドル1.3705 〜 1.3759
    ユーロ/円140.42 〜 141.29
    NYダウ−29.93 → 16,103.30ドル
    GOLD+6.70 → 1,323.60ドル
    WTI−0.72 → 102.20ドル
    米10年国債−0.020 → 2.730%



    本日の注目イベント

  • 独   独2月IFO景況指数
  • 欧   ユーロ圏1月消費者物価指数(改定値)
  • 米   グリーンスパン元FRB議長講演 <







    オーストラリアのシドニーで行われていた「G20」は、特段の材料もなく、5年間で2%の成長底上げ


    目標を共同声明に採択して会議を終えました。


    事前の予想では米国の緩和縮小政策が新興国通貨の下落を引き起こした側面もあったため、ブラジルなどの新興国


    からの反発も予想されましたが、特に批判的なやりとりはなかったようです。





    一方で、世界景気をけん引する米中ではやや景気に対する不透明感が出ていることから、経常黒字が突出している


    ドイツに対して「より一層の内需拡大」を促す格好になっています。


    また、国際会議への参加が初となったイエレンFRB議長も米国の緩和縮小に理解を求める発言を繰り返し、


    特に反発がなかったことで、まずまずのデビューだったと言えます。





    「G20」に参加したドラギECB総裁は「物価見通しが悪化した場合には行動をとる意思と用意がある」


    と発言し、物価の上昇率が目標値から相当かい離している事実を、当局も意識していることを強調しました。


    また同様に「G20」に参加したドイツ連銀のバイトマン総裁は、ブルームバーグとのインタビューで、


    マイナス金利については「未踏の領域であるため、どんな反応や効果があるのか分からない」と述べ、中銀の


    預金に対するマイナス金利には警戒感を示しています。





    結局「G20」も無風で終え、今週はあまり材料がありません。


    そのため膠着状態のドル円は、ますます動きにくい展開が予想されます。


    先週の動きを見る限りは、101円台ではドルが底堅いようにも見えますが、一方で102円台後半が抜けません。


    先週末のNY市場でも一時は102円83銭まで上値を試しましたが、そこから102円45−50銭まで


    押し戻されています。


    ドルが底堅く見えそうですが、103円台に乗せるにはやはり、米景気の底固さを示す経済指標の助けが


    必要なことは明らかです。


    その意味では「4時間足」の200日線に注目しています。


    現在この移動平均線は102円88銭のところに位置しており、この水準を上抜けできれば103円台が見えて


    きそうです。





    今週は米国からは住宅関連指標が多く発表されますが、ドル円を大きく一方方向に動かすほどの材料では


    ありません。


    そうなるとやはり期待されるのが、早くも来週の「雇用統計」ということになります。


    2ヵ月連続で市場予想を大きく下回った数値が、「異常な天候の影響」によるものだったのかどうか、


    今度ははっきりするはずです。


    本日のレンジは102円10銭〜102円90銭程度を予想します。















    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    1/3 バーナンキ・FRB議長 「金融環境は改善し住宅市場の不均衡もかなり是正されている。また財政面からの抑制が低下し、そしてもちろん金融緩和政策は継続している。 これらの要素が相まって、向こう数四半期に経済が成長する上で望ましい状況となっている」
    1/7 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「今の景気回復は緩慢過ぎる。金融政策の尚早な引締め経済情勢の一段の正常化を遅れさせたくはない」講演で。
    1/16 ルー・米財務長官 「日本は<為替レートの利点だけに依存した戦略で長期成長を目指すべきではなく、(為替政策を)注視し続ける」講演で。
    2/5 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「経済データの内容は強弱まちまちだが、一般には2014年に関して前向きな見方が強まっている。それには妥当な理由があると考えられる」講演で。
    2/6 ドラギ・ECB総裁 「今日、行動しないことを決めた理由は実のところ、状況の複雑さと、さらなる情報の必要性だ」政策金利据え置きを決めた後の記者会見で。
    2/18 黒田・日銀総裁 「エンジンの馬力を大幅に上げたので、その性能を十分に生かすためタイヤを強化した」政策決定後後の記者会見で。

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和