2014年2月25日(火)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 米経済指標の発表もなかったことで、ドル円は小動き。
102円台半ばを中心に、値幅は上下20銭程度と膠着状態が続く。
- ユーロドルは1.37台後半から下落。ECBのプラート理事が
物価が上がらない場合には是正するツールボックスがあると発言した
ことでユーロ売りが加速。1.37台前半まで売られた。
- 株式市場は反発。市場心理がやや明るさを取り戻していることが背景
との指摘もあり、ダウは103ドル高。S&P500は一時最高値を更新。
- 債券相場は反発。株式や商品市況が上昇し、ややリスクオンの流れが
優勢となったことから価格は下落。
- 金は続伸し1330ドル台に。原油は反発。
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| ドル/円 | 102.40 〜 102.60 |
| ユーロ/ドル | 1.3708 〜 1.3748 |
| ユーロ/円 | 140.51 〜 140.89 |
| NYダウ | +103.84 → 16,207.14ドル |
| GOLD | +14.40 → 1,338.00ドル |
| WTI | +0.62 → 102.82ドル |
| 米10年国債 | +0.016 → 2.746% |
本日の注目イベント
- 中 中国 1月コンファレンスボード景気先行指数
- 独 独10−12月期GDP(改定値)
- 欧 欧州委員会、経済見通し公表
- 米 12月FHFA住宅価格指数
- 米 12月ケース・シラー住宅価格指数
- 米 2月消費者信頼感指数
- 米 タルーロ・FRB理事講演
- 米 ラガルド・IMF専務理事講演
- 米 2月リッチモンド連銀製造業指数
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昨日の東京市場から海外にかけては、経済指標の発表がなかったこともあり、102円台でのもみ合いが続き
さすがに同じ水準での取引が続いているため動意も見られません。
東京時間は株式市場が軟調に推移したため、102円15銭までドルが売られる場面があったものの勢いはなく、
NY市場では株価の上昇に102円60銭あたりまでドルが買われています。
ドル円が膠着状態を強める中、ユーロドルが神経質な展開を見せました。
ECBのプラート理事が「物価安定目標が達成されないとわれわれが判断した場合に利用できるツールボックスが
ある」と発言したことで、ECBによる追加緩和観測が広がり、ユーロが売られました。
ドラギECB総裁も前日、同じような内容の発言をしており、市場では追加緩和観測が急速に高まっています。
ドラギ総裁は「G20」後の会見で「現在デフレと定義される状況は見られないが、当局はこのリスクを認識している。
政策委員会はこうしたリスクが強まる場合には行動をとる意思と用意がある」と述べています。
ECBは3月6日に2016年までの物価見通しを発表することになっていますが、この時までには追加緩和を
講じるかどうかを判断するものと見られます。
乱高下を繰り返していたNY株式市場が依然として値幅は大きいものの、基調として下げ止まった感があります。
そのため今月初旬には2.57%台まで低下していた米長期金利は、2.74%台まで上昇してきました。
上記2.57%台まで金利が低下した際に、ドル円は100円台まで円高が進んでいます。
現在足許では2.74%まで金利が上昇したということは、金利面から観るとドル円は上昇する可能性が高いと
言えるかもしれません。
ただ、それでも102円台の後半を明確に上抜けしない限り本格的な上昇は見込めないことは意識しておく必要が
あろうと思います。
ドル円は現在のもみ合い状態からどちらに抜け出るのかわかりませんが、どちらかと言えば上抜けする可能性が
高いと予想しています。
それでも中国の景気後退や、シャドーバンキングの影響など、ドルが下落する材料もあるため注意が必要です。
本日は米国時間に住宅関連指標が多く発表されます。
こちらも今年に入って軟調な数字が相次いでいるため結果が注目されますが、より注目度が高いのは2月の
消費者信頼感指数です。
市場予想は「80」で、前回の「80.7」よりは多少悪化すると見ていますが、どうでしょうか。
レンジ予想は102円〜103円程度と見たいと思います。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で
「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で
「What's going on ?」というタイトルを付けました。
| 日時 |
発言者 |
内容 |
市場への影響 |
| 1/3 |
バーナンキ・FRB議長 |
「金融環境は改善し住宅市場の不均衡もかなり是正されている。また財政面からの抑制が低下し、そしてもちろん金融緩和政策は継続している。
これらの要素が相まって、向こう数四半期に経済が成長する上で望ましい状況となっている」 |
|
| 1/7 |
ローゼングレン・ボストン連銀総裁 |
「今の景気回復は緩慢過ぎる。金融政策の尚早な引締め経済情勢の一段の正常化を遅れさせたくはない」講演で。 |
|
| 1/16 |
ルー・米財務長官 |
「日本は<為替レートの利点だけに依存した戦略で長期成長を目指すべきではなく、(為替政策を)注視し続ける」講演で。 |
|
| 2/5 |
ロックハート・アトランタ連銀総裁 |
「経済データの内容は強弱まちまちだが、一般には2014年に関して前向きな見方が強まっている。それには妥当な理由があると考えられる」講演で。 |
|
| 2/6 |
ドラギ・ECB総裁 |
「今日、行動しないことを決めた理由は実のところ、状況の複雑さと、さらなる情報の必要性だ」政策金利据え置きを決めた後の記者会見で。 |
|
| 2/18 |
黒田・日銀総裁 |
「エンジンの馬力を大幅に上げたので、その性能を十分に生かすためタイヤを強化した」政策決定後後の記者会見で。 |
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| 2/24 |
プラート・ECB理事 |
「物価安定目標が達成されないとわれわれが判断した場合に利用できるツールボックスがある」講演で。 |
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※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。
本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
What's
going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
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外為オンラインのシニアアナリスト
佐藤正和
邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算30年以上、為替の世界に携わっている。
・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書