2014年2月26日(水)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は102円台半ばから緩やかに反落。
ウクライナのデフォルト懸念や軟調な米経済指標に反応し、
一時は102円割れ目前までドル売りが進んだが、102円台前半まで
反発して引ける。 - ユーロドルはもみ合い。1.38台への警戒感はあるものの、
1.37台前半では底堅い動きを見せる。ドル円同様、膠着状態が
強まる。 - 株式市場は反落。消費者信頼感指数など、経済指標が概ね軟調だった
ことから売りが優勢の展開に。ダウは27ドル下落し、S&P500も
小幅に反落。 - 債券相場は反発。消費者信頼感が予想以上に落ち込んだことや
株安に反応し価格は上昇。10年債利回りは2.7%まで低下。 - 金は3日続伸し、原油は反落。
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- 12月FHFA住宅価格指数 → +0.8%
- 12月ケース・シラー住宅価格指数 → +13.42%
- 2月消費者信頼感指数 → 78.1
- 2月リッチモンド連銀製造業指数 → −6
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ドル/円 102.01 〜 102.35 ユーロ/ドル 1.3715 〜 1.3768 ユーロ/円 140.15 〜 140.82 NYダウ −27.48 → 16,179.66ドル GOLD +4.70 → 1,342.70ドル WTI −0.98 → 101.83ドル 米10年国債 −0.046 → 2.700%
本日の注目イベント
- 英 英10−12月期GDP(改定値)
- 欧 メルシュ・ECB理事講演
- 米 1月新築住宅販売件数
- 米 ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
- 米 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演
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ドル円は引き続き102円台で推移しており、上下とも抜け切れません。
昨日の東京市場で見られたように、株価が上昇しても103円台を試す動きが見られず「上値が重い」と見るのか、
あるいは、米国経済指標が相変わらず軟調だったにも拘わらずドルの下落が限定的であることから、
「底固い」と言うべきなのか、判断に迷うところです。
市場が注目していた2月の消費者信頼感指数は事前予想の「80」に対して、「78.1」と、前月の
「79.4」から低下しました。
このため景気や雇用に対する悲観が強まり、株価とドルを押し下げた格好になっています。
内訳を見ると、今後6ヵ月の期待指数は「75.7」と、前月の「80.0」から大幅に低下し、今後
6ヵ月の雇用が増えると回答した割合は13.3.%と、前月の15.1%を下回っています。
それでも、現況指数が「81.7」と、こちらは前月よりも上昇していることが救いでした。
昨日は米国経済指標の悪化もありましたが、ドル円はウクライナ情勢の緊迫にも反応しました。
ウクライナの暫定政府がEU寄りの姿勢を示したことで一旦緊張が治まったかに見えましたが、ロシアの財務次官が
ウクライナはデフォルトする確率が高いと発言したことで、ウクライナの通貨フリブナが過去最安値を更新し、同国の
国債も売られています。
今後はEUがどのような支援策を出してくるのかが注目されます。
ドル円はますます膠着感を強めており、手を出しにくい状況です。
102円台では102円70銭辺りから上が「売りゾーン」になっている一方、102円を割り込むとドル買い需要も
見られます。
本日も日経平均株価が軟調に推移しそうなため、102円を割り込む場面もありそうですが、その際どの程度ドル買い
需要があるのかを見極めたいと思います。
「日足」チャートでは上値が切り下がり、下値が徐々に切り上がってきたことから、「三角保ち合い」を形成している
ようにも見えます。
101円90銭辺りをしっかり割り込めば、「三角保ち合い」の下限を下抜けすると思われることから、本日は
ドルの下落リスクを意識して臨みたいと思います。
予想レンジは101円70銭〜102円70銭程度にセットします。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 1/3 バーナンキ・FRB議長 「金融環境は改善し住宅市場の不均衡もかなり是正されている。また財政面からの抑制が低下し、そしてもちろん金融緩和政策は継続している。 これらの要素が相まって、向こう数四半期に経済が成長する上で望ましい状況となっている」 1/7 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「今の景気回復は緩慢過ぎる。金融政策の尚早な引締め経済情勢の一段の正常化を遅れさせたくはない」講演で。 1/16 ルー・米財務長官 「日本は<為替レートの利点だけに依存した戦略で長期成長を目指すべきではなく、(為替政策を)注視し続ける」講演で。 2/5 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「経済データの内容は強弱まちまちだが、一般には2014年に関して前向きな見方が強まっている。それには妥当な理由があると考えられる」講演で。 2/6 ドラギ・ECB総裁 「今日、行動しないことを決めた理由は実のところ、状況の複雑さと、さらなる情報の必要性だ」政策金利据え置きを決めた後の記者会見で。 2/18 黒田・日銀総裁 「エンジンの馬力を大幅に上げたので、その性能を十分に生かすためタイヤを強化した」政策決定後後の記者会見で。 2/24 プラート・ECB理事 「物価安定目標が達成されないとわれわれが判断した場合に利用できるツールボックスがある」講演で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



