2014年2月27日(木)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は102円10銭まで下落した後、新築住宅販売件数が予想より
上振れしたことでドル買いが進み、102円60銭近辺まで上昇。その後は
緩やかに下落し、昨日の水準に戻す。 - ユーロドルは1.37台前半から急落。米住宅関連指標が好調だったことで
ドル買いユーロ売りが加速、1.36台半ばまでユーロ安が進む。 - 株式市場は小幅に続伸。S&P500は一時引け値ベースでの過去最高値を
上回ったものの維持できず、ほぼ横ばいで取引を終える。 - 債券相場は続伸。5年債の入札では過去の平均を上回る需要があったことで
10年債も買われた。長期金利は2週間ぶりに2.7%を割り込む。 - 金は4営業日ぶりに反落。原油価格は反発。
*********************************************
- 1月新築住宅販売件数 → 46.8万件
*********************************************
ドル/円 102.10 〜 102.61 ユーロ/ドル 1.3662 〜 1.3731 ユーロ/円 139.65 〜 140.57 NYダウ +18.75 → 16,198.41ドル GOLD −14.70 → 1,328.00ドル WTI +0.76 → 102.59ドル 米10年国債 −0.034 → 2.666%
本日の注目イベント
- 独 独1月雇用統計
- 独 独2月消費者物価指数(速報値)
- 独 独 ワイトマン独連銀総裁講演
- 欧 ユーロ圏1月マネーサプライ
- 欧 ドラギ・ECB総裁講演
- 米 1月耐久財受注
- 米 新規失業保険申請件数
- 米 イエレン・FRB議長上院銀行委員会で証言
- 米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
- 米 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
連日102円台で推移しているドル円は、決定的な材料が見つからないことでもみ合いが続いています。
2月初旬に100円台後半を3日連続で試した展開を除くと、102円台での取引は約1ヵ月続いており、
コメントを書くにも「材料不足」に苦労する状況です。
昨日はボストンで、ボストン連銀のローゼングレン総裁が講演を行い、最近の様な経済統計に弱さが見られる
時は、辛抱強く緩和策の縮小を続けるべきだといった趣旨の発言をしています。
そして、われわれが最も知りたいポイントでもある、最近の経済指標の弱さは悪天候のせいなのかどうかについては
「それは不透明だ」と述べたに留まり、明言を避けています。
しかし昨日の新築住宅販売件数は久しぶりに好調な内容でした。
1月の新築戸建て販売件数は、市場予想の40万戸に対して、46万8000戸と大きく上振れました。
この件数は、ここ5年余りで最も多い件数です。
さらに前月の件数も41.4万戸から42.7万戸に上方修正され、このところ低調気味だった住宅市場に
再び明るさが戻った感があります。
この結果を受け「あとは雇用の回復だ」との期待の声も出て来た様です。
102円台で一進一退を続けているドル円ですが、来週の雇用統計か、あるいはその前にも動き出しそうな気配も
あります。
「日足」のボリンジャーバンドを見ると、「2シグマ」がかなりの収縮を見せています。
上の「2シグマ」が急速に下向きになり、下の「2シグマ」が上に向いて、バンドの幅が狭まっているのが
見て取れます。
もちろんこれは、相場がもみ合いを続けていることが原因ですが、言い換えれば「エネルギーを溜めている状況」です。
溜めたエネルギーはいずれ発散することになることから、現在は「2シグマ」が拡大するのを待つ状況です。
今後どこかの時点で拡大が始まるはずです。その時は「順張り」で、ローソク足が「1シグマ」に交わった方向に
ポジションメイクするのが原則です。
今時点ではどちらに拡大するのかは判断できませんが、拡大後ローソク足が伸びた方向に追随することを
お勧めします。
本日はイエレン議長の議会での証言が予定されています。
今月11日には、経済の見通しが著しく変化した場合のみ、債券購入の縮小ペースを減速させると発言しましたが、
今回も、量的緩和の縮小を改めて示唆するような発言内容だと、基本的にはドル買い材料であるものの、株価の下落が
見られるようだと、ドルが売られる可能性もあるため注意が必要です。
予想レンジは昨日とほとんど変わりませんが、102円〜103円程度でしょうか。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 1/3 バーナンキ・FRB議長 「金融環境は改善し住宅市場の不均衡もかなり是正されている。また財政面からの抑制が低下し、そしてもちろん金融緩和政策は継続している。 これらの要素が相まって、向こう数四半期に経済が成長する上で望ましい状況となっている」 1/7 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「今の景気回復は緩慢過ぎる。金融政策の尚早な引締め経済情勢の一段の正常化を遅れさせたくはない」講演で。 1/16 ルー・米財務長官 「日本は<為替レートの利点だけに依存した戦略で長期成長を目指すべきではなく、(為替政策を)注視し続ける」講演で。 2/5 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「経済データの内容は強弱まちまちだが、一般には2014年に関して前向きな見方が強まっている。それには妥当な理由があると考えられる」講演で。 2/6 ドラギ・ECB総裁 「今日、行動しないことを決めた理由は実のところ、状況の複雑さと、さらなる情報の必要性だ」政策金利据え置きを決めた後の記者会見で。 2/18 黒田・日銀総裁 「エンジンの馬力を大幅に上げたので、その性能を十分に生かすためタイヤを強化した」政策決定後後の記者会見で。 2/24 プラート・ECB理事 「物価安定目標が達成されないとわれわれが判断した場合に利用できるツールボックスがある」講演で。
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



