2014年3月17日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円はケリー米国務長官とロシア外相の会談が物別れに終わった
ことから、クリミア半島での住民投票は避けられない状況となり、リスク
回避の流れから円が買われた。この日の円の高値は101円21銭で、ほぼ
高値圏で引ける。 - ドル安からユーロも堅調に推移。ユーロドルは1.38台後半から
1.39台前半の動きだが、1.40台に乗せるかが焦点に。 - 株価は5日続落。米ロがウクライナをめぐる問題で解決の糸口が見つからない
ことでダウは43ドル安。 - 債券は横ばい。それでも週間ベースでは2ヶ月ぶりの上昇。長期金利は
2.65%近辺で取引を終える。 - 金、原油は小幅に続伸。
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- 2月生産者物価指数 → −0.1%
- 3月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) →79.9
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ドル/円 101.21 〜 101.58 ユーロ/ドル 1.3873 〜 1.3938 ユーロ/円 140.44 〜 141.50 NYダウ −43.32 → 16,065.67ドル GOLD +6.60 → 1,379.00ドル WTI +0.69 → 98.89ドル 米10年国債 +0.005 → 2.650%
本日の注目イベント
- 欧 ユーロ圏2月消費者物価指数(改定値)
- 米 2月鉱工業生産
- 米 3月NAHB住宅市場指数
日本時間の今朝方住民投票を終えたウクライナ南部のクリミア地区では、ロシア編入への賛成が95.5%だった
と選挙管理委員会が発表しました。
これに対してウクライナへの残留支持は3.5%で、投票率は82.7%だったようです。
この数字は暫定集計で、最終結果ではないようですが、住民投票の結果では事前予想通り、ロシアへの編入が
確実です。
クリミア共和国は、この結果を受けて、ウクライナから離脱し、独立を宣言した後ロシアへの編入を
要請すると見られます。
問題はこの結果を受けて、ロシアのプーチン大統領がどのような判断を下すのかが注目されます。
編入を直ちに受け入れれば、欧米の経済制裁が一段と強まることは確実で、これはロシアにとっても決して
影響は小さくありません。
最新のブルームバーグニュースによると、オバマ大統領はプーチン大統領に、クリミア住民投票は決して受け入れ
ないと伝え、ウクライナ危機で外交ルートは依然開いていると、ホワイトハウスが語ったと伝えています。
早ければ今日にもロシアに対するあらたな制裁内容が明らかになりそうですが、ロシアがそれに対して報復する
可能性もあり、ウクライナ情勢は今週いよいよ大きなヤマバを迎えることになります。
ウクライナ情勢が緊迫度を増したことで、株価が大きく下落し、さらに安全通貨の円が徐々に買い戻されています。
ドル円は先週末のNY市場で101円21銭まで下落し、約2週間ぶりの円高水準を記録しています。
このため、再び100円台が意識され始めましたが、欧米の制裁内容次第ではロシアからの反発も予想され、円が
100円台まで買われることは避けられない状況かと思われます。
重要な節目はやはり「100円の大台」ということになります、ここは「三桁」(みけた)ということもあり、
心理的にも、またレート的にも大きな意味合いを持っています。
相場に「オーバーシュート」はつき物です。一時的には割り込む場面があるかもしれませんが、完全に割り込むか
どうかが重要です。
もし割り込むようなことがあれば、昨年11月20日以来4ヶ月振りのことになり、年後半の相場展開にも影響を
与えそうです。
今週は明日からFOMCが開催されます。
今回のFOMCは政策決定後にイエレン議長の記者会見が予定されていることから注目度が高くなっていますが、
それに加えて、クリミアでの住民投票の結果も出ており、市場リスクが高まっていることでも注目されます。
また「2月の雇用統計」では、雇用者数が3ヶ月振りに市場予想を超えていたこともあり、緩和縮小がこれまで通り
実施される可能性が高いと予想されます。
これに関してフィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は先週、「緩和縮小変更のハードルは高い」と語っています。
日米通貨当局の金融政策の違いは現時点でも明らかです。
その意味では、中国やウクライナなど「円買い要因」が顕在化して来ましたが、中長期での「ドル高円安」予想はbr>
まだ健在だと考えております。
本日も日本の株価は軟調な展開が予想されます。
ドル円も上値が引き続き重い動きになりそうです。
予想レンジは100円70銭〜102円程度を見て行きたいと思います、
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 1/3 バーナンキ・FRB議長 「金融環境は改善し住宅市場の不均衡もかなり是正されている。また財政面からの抑制が低下し、そしてもちろん金融緩和政策は継続している。 これらの要素が相まって、向こう数四半期に経済が成長する上で望ましい状況となっている」 1/7 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「今の景気回復は緩慢過ぎる。金融政策の尚早な引締め経済情勢の一段の正常化を遅れさせたくはない」講演で。 1/16 ルー・米財務長官 「日本は<為替レートの利点だけに依存した戦略で長期成長を目指すべきではなく、(為替政策を)注視し続ける」講演で。 2/5 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「経済データの内容は強弱まちまちだが、一般には2014年に関して前向きな見方が強まっている。それには妥当な理由があると考えられる」講演で。 2/6 ドラギ・ECB総裁 「今日、行動しないことを決めた理由は実のところ、状況の複雑さと、さらなる情報の必要性だ」政策金利据え置きを決めた後の記者会見で。 2/18 黒田・日銀総裁 「エンジンの馬力を大幅に上げたので、その性能を十分に生かすためタイヤを強化した」政策決定後後の記者会見で。 2/24 プラート・ECB理事 「物価安定目標が達成されないとわれわれが判断した場合に利用できるツールボックスがある」講演で。 2/27 イエレン・FRB議長 「今後数週間でやるべきことは、一連の低調な経済統計のうち天候要因として説明できる統計はどの程度あるのか、また弱い景気展望を反映している部分があるとすれば、それはどの部分なのかを正確に、厳しく見極めることである」議会証言で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



