今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年9月30日(火)


おはようございます。


人生の「三つの坂」、「まさか?」が起きたようです。

昨日NY時間の午後、金融安定化法案が下院で否決されました。

今朝の日経新聞でさ「基本合意」と報じています。

まさか否決されるとは予想できませんでした。

これを受けて金融市場は今週も大混乱です。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 金融安定化法案が米下院で否決され、NYダウは大引けにかけ暴落。
    今年最大の下げ幅を記録しました。
  • ドル円もこの法案否決を受け、金融不安が更に高まるとの連想から
    ドルが大きく売られ、104円割れ目前まで下落。
  • 8月個人所得 →+0.5%
  • 8月個人消費 → 変わらず

ドル/円104.01 〜 106.25
ユーロ/円149.88 〜 152.48
NYダウ−777.68 → 10,365.45ドル
Gold+5.90 → 894.40ドル
WTI−10.52 → 96.37ドル
米10年国債−0.279 → 3.581%


本日の注目点

  • 欧 ユーロ圏9月インフレ率
  • 米 7月S&Pケース・シラー住宅価格指数

思いもかけない展開となりました。昨夜米下院で、金融安定化法案が否決されて

しまいました。不良債権買い取りのスキームが機能し、住宅価格下落に歯止めが

かると期待されていただけに、否決を機に一気に「米国売り」が加速したようです。

週明けの昨日の朝方、東京市場では『基本合意』の報道を受け、ドル円は一気に

107円目前まで上昇しましたが、今朝は103円台と急落です。

既に米国発の金融不安は広がりを見せています。

欧州ではベルギーベースの大手金融機関「フォルティス」への公的関与を決定し、

イギリスでも大手住宅金融B&Bの国有化を決めており、さらに他のヨーロッパ

諸国への広がりを見せています。

おそらく日本でも同様な事態が発生すると思われます。

今後どのような危機が発生するのか予想するのは、現段階では難しい状況ですが、

インターバンク市場では信用収縮が更に高まり、銀行間でも貸し渋りが既に起きています。

市中銀行では一般貸付が厳しく選別され、不動産業を中心に資金調達に困難をきたす

企業も多く出てくるのではないかと思います。

NYダウは大引けにかけて大幅に下落しましたが、まだ売り切れていないとすると、

もう一段下げる可能性もあります。

ここはひとまずポジションを圧縮しておき、103円を切るようであれば100円割れの

事態も予想されます。


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What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
9/11 ボラード
NZ総裁
NZ経済が軽度のリセッション(景気後退)局面にあることは明らか
インフレ期待は依然懸念だ
-----
9/4 トリシェ
ECB総裁
景気の先行きについて「次第に下振れリスクが高まっている。」と発言。
ECB総裁 インフレへの警戒については「物価安定のためならあらゆる手段
をとる。」と発言
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9/4 ユンケルルクセンベルク
首相(ユーロ圏議長)
「ユーロは過大評価されている。」 ユーロ・円155円台→151円台へ
ユーロ・ドル1.45→1.43台へ

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和