2014年3月25日(火)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は「G7」でのロシアに対する制裁の内容を見極める
雰囲気の中、緊張がやや緩和するとの見方があったが、株価の
下落に反応し、102円台前半まで下落。 - ユーロドルはドイツ、ユーロ圏のPMIの悪化に1.37台半ば
まで下落したが、「G7」の結果を受け、軍事行動にはつながらない
との見方から急伸。一時は1.38台後半までユーロ高が進み、
1.3830−40で取引を終える。 - 株価は続落。製造業景気指数が前月から低下したことで
売り方が優勢に。ダウは先週末比24ドル下落。 - 債券は続伸。ロシアを「G8」から除外するとの報道を好感。
長期金利は2.73%台で引ける。 - 金は米国の利上げが早まるとの見方が広がり24ドルの大幅安。
原油は小幅に続伸。
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ドル/円 102.13 〜 102.52 ユーロ/ドル 1.3761 〜 1.3877 ユーロ/円 140.71 〜 141.74 NYダウ −26.08 → 16,276.69ドル GOLD −24.80 → 1,311.20ドル WTI +0.14 → 99.60ドル 米10年国債 ー0.010 → 2.730%
本日の注目イベント
- 中 中国 2月コンファレンスボード景気先行指数
- 独 独3月ifo景況感指数
- 英 英2月消費者者物価指数
- 米 1月ケースシラー住宅価格指数
- 米 3月消費者信頼感指数
- 米 2月新築住宅販売件数
- 米 3月消費者信頼感指数
- 米 3月リッチモンド連銀製造業指数
- 米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
- 米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
オランダのハーグで開かれた「G7」では、クリミア編入手続きを完了したロシアへの新たな制裁として
「G8」への参加を停止することで各国首脳は一致しました。
オバマ大統領は記者団に対して、「ロシアに対し、これまでの行動の代償を払わせることでわれわれは一致
している」と述べ、キャメロン英首相も「方向を変える必要があるのはロシアだ」と語っています。(ブルームバーグ)
これに関連して、6月にロシアのソチで開催予定だった「G8」は、ベルギーで「G7」として開催することに
なり、ロシアは事実上「G8」から排除されることになりました。
これに対してロシアのプーチン大統領も昨日のテレビ番組では「(開催地のソチに)来たくなければ、来なくてもいい」
と、強気の発言を繰り返しています。
この内容を受け、市場は軍事衝突の可能性がやや後退したと受け止めたようですが、シカゴのVIX指数(恐怖指数」は
0.6%上昇し、15.09%で引けています。
ドル円は米長期金利の低下と、株価の下落に引っ張られる形で102円台前半まで売られましたが、依然として
102円台は維持しており、まだはっきりとした方向感が見えていないという状況です。
一方ユーロドルが100ポイント以上急伸しました。
地政学的にロシアに近いということで、今回の「G7」の結果が注目されていましたが、すぐに軍事衝突は
ないとの見方からユーロが大きく買われています。
ユーロドルは今月13日の1.3967からちょうど200ポイント調整しましたが、昨日の急伸で「半値戻し」を
見せたことになります。
特にこれといってユーロを積極的に買う材料が見当たらないない中、ユーロは下値を切り上げています。
ブルームバーグの報道によると、中国が外貨準備の一部をドルからユーロにシフトしているのではないかとの見方も
あります。
外貨準備の多くをドルで保有している中国が、「ドルを売ってユーロを買う」こともあり得る話で、今後外貨準備の
内訳が発表されれば、真相も明らかになります
ユーロについてはまだ利下げ観測が消えたわけではなく、特にロシアに対する制裁がエネルギー分野にまで及ぶようだと
ユーロ圏にとっても厳しい選択となり、一段の景気刺激策が必要な事態が考えられ、利下げ観測が高まることに
なります。
チャートを見る限り、ユーロドルも、ユーロ円も上昇基調を崩していません。
ユーロドルでは1.40がやはり大きな節目となりそうで、ここを抜けることができるか、あるいは抜けずに
再び1.35を目指すのかが焦点です。
このところのドル円は東京時間にはほとんど値動きがないのが実情です。
株価が低迷していることもありますが、雇用統計で103円台後半までドル高が進んでも、あるいはイエレン発言で
102円台半ばを超えても、東京時間での反応は限られます。
本日も株価が軟調に推移すると予想されることから、101円70銭〜102円70銭程度を予想します。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 2/5 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「経済データの内容は強弱まちまちだが、一般には2014年に関して前向きな見方が強まっている。それには妥当な理由があると考えられる」講演で。 2/6 ドラギ・ECB総裁 「今日、行動しないことを決めた理由は実のところ、状況の複雑さと、さらなる情報の必要性だ」政策金利据え置きを決めた後の記者会見で。 2/18 黒田・日銀総裁 「エンジンの馬力を大幅に上げたので、その性能を十分に生かすためタイヤを強化した」政策決定後後の記者会見で。 2/24 プラート・ECB理事 「物価安定目標が達成されないとわれわれが判断した場合に利用できるツールボックスがある」講演で。 2/27 イエレン・FRB議長 「今後数週間でやるべきことは、一連の低調な経済統計のうち天候要因として説明できる統計はどの程度あるのか、また弱い景気展望を反映している部分があるとすれば、それはどの部分なのかを正確に、厳しく見極めることである」議会証言で。 3/19 イエレン・FRB議長 「これは定義するのが難しい問題だが、おそらく6ヶ月前後を意味する」テーパリング終了後のFF金利引き上げのタイミングについて。 3/21 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「このペースで資産購入の縮小を続ければ10月までに大規模資産購入が終了することは明白だ」講演で。 3/24 オバマ・米大統領 「ロシアに対し、これまでの行動の代償を払わせることでわれわれは一致している」」G7でロシアへの制裁を決めた後の記者会見で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



