2014年3月27日(木)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は、米株価の下落と長期金利の低下にともない1週間振りに 102円台を割り込み、101円87銭まで下落。ただドル売りの勢いはなく、 102円台まで反発して引ける。
- 1.38台を維持していたユーロドルは、ドイツの景気見通しの 悪化や、追加緩和観測などから下落し、1.3776までユーロ安が進む。
- 豪ドルが堅調に推移。RBAのスティーブンス総裁は香港での講演で、 年内に国内経済の勢いが強まる可能性があるとの見通しを示した。 その結果、豪ドルは対米ドルでは昨年11月下旬以来となる0.922台 前半まで豪ドル高が進み、対円でも94円台半ば超えまで上昇。
- 株式市場は反落。朝方は続伸して始まったものの、後場にはオバマ大統領が ウクライナ情勢がさらに悪化する可能性を示唆したことを嫌気し下げ幅を拡大。 ダウは98ドル安と前日の上昇分を吐き出す。
- 一方安全資産の債券は大幅に買われ、長期金利は1週間ぶりに2.7%台 割れまで低下。
- 金は反落し、原油価格は反発し100ドルの大台を回復。
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- 2月耐久財受注 → +2.2%
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ドル/円 101.87 〜 102.48 ユーロ/ドル 1.3776 〜 1.3809 ユーロ/円 140.50 〜 141.31 NYダウ −98.89 → 16,268.99ドル GOLD −8.00 → 1,303.40ドル WTI +1.07 → 100.26ドル 米10年国債 −0.058 → 2.692%
本日の注目イベント
- 中 中国 2月工業利益
- 欧 ユーロ圏2月マネーサプライ
- 英 英2月小売売上高
- 米 10−12月期GDP(改定値)
- 米 新規失業保険申請件数
- 米 2月中古住宅販売成約指数
- 米 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演
- 米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
102円台でもみ合いが続いているドル円は、約1週間振りに102円台を割り込む動きを見せました。
経済指標ではドル売り円買いの材料はなかったものの、オバマ大統領がロシアは「計算を間違った」とし、
制裁が強化される可能性があると発言したことで、米長期金利が3月19日以来となる2.7%割れまで低下
したことが要因と見られます。
「G7」の会合ではロシアを「G8」への参加停止を決めたばかりでしたが、ロシアに対する実効的な影響は
少なく、オバマ大統領はロシアの今後の行動次第ではエネルギーを含めた経済制裁にも踏み込む可能性に
言及していましたが、その意志があることを内外に示した格好でした。
これまで市場は、どちらかと言えばウクライナ情勢には「楽観的な見方」でした。
ドル円はその後102円台まで値を戻していますが、昨日のわずかな102円台割れの動きは、依然として
ウクライナ情勢が「リスクオフ」を拡大させる可能性があることを示したことになります。
欧米がエネルギーを含む経済制裁に出たら、ロシアも報復措置に出る可能性は高く、円買いに繋がることも
あるため、まだ一方的に円売りを進めるわけにはいきません。
昨日はユーロドルの上値も徐々に重くなり、1.38台半ばから上値は売りゾーンになりつつあります。
ECBによる追加緩和の火種は常にくすぶっており、前日のドラギ総裁の発言にも「ようするに、できることは
何でもやるということだ」との言葉が見られました。
25日にも、ECB政策委員会のメンバーであるスロバキア中銀総裁は、ユーロは年末までに下落する可能性がある
との見解を示し、「ECBには多くの手段があり、その一つはシステムに流動性を供給することだ」と
語っています。(ブルームバーグ)
テクニカル的には上昇トレンドを維持しているユーロですが、このところ値幅が拡大しているだけに、こちらも注意が
必要です。
豪ドルとNZドルが上昇の勢いを増している以外、円も、ユーロも依然として一進一退です。
昨日からの流れはやや「リスクオフ」に傾きつつありますが、この先NYダウの動きと、米長期金利の動きが
やはり重要になります。
NYダウが1万6000ドルを割り込むようだと、ドル円も101円台半ば程度には下落することが考えられます。
その可能性を排除するのは米経済指標の改善です。
本日のGDP改定値や失業保険申請件数にも注目です。
特に失業保険申請件数には改善傾向が見られることで、この傾向が継続されるかどうか見極めたいところです。
本日は日経平均の配当落ち日です。
ブルームバーグによると、計算上102円の下落要因となります。
日経平均株価がこれ以上下落すると、それはNYダウの影響と円高が進んだ影響と見ることができます。
下げ幅は拡大しそうな気配で、ドル円も101円50銭〜102円50銭と予想します。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 2/5 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「経済データの内容は強弱まちまちだが、一般には2014年に関して前向きな見方が強まっている。それには妥当な理由があると考えられる」講演で。 2/6 ドラギ・ECB総裁 「今日、行動しないことを決めた理由は実のところ、状況の複雑さと、さらなる情報の必要性だ」政策金利据え置きを決めた後の記者会見で。 2/18 黒田・日銀総裁 「エンジンの馬力を大幅に上げたので、その性能を十分に生かすためタイヤを強化した」政策決定後後の記者会見で。 2/24 プラート・ECB理事 「物価安定目標が達成されないとわれわれが判断した場合に利用できるツールボックスがある」講演で。 2/27 イエレン・FRB議長 「今後数週間でやるべきことは、一連の低調な経済統計のうち天候要因として説明できる統計はどの程度あるのか、また弱い景気展望を反映している部分があるとすれば、それはどの部分なのかを正確に、厳しく見極めることである」議会証言で。 3/19 イエレン・FRB議長 「これは定義するのが難しい問題だが、おそらく6ヶ月前後を意味する」テーパリング終了後のFF金利引き上げのタイミングについて。 3/21 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「このペースで資産購入の縮小を続ければ10月までに大規模資産購入が終了することは明白だ」講演で。 3/24 オバマ・米大統領 「ロシアに対し、これまでの行動の代償を払わせることでわれわれは一致している」」G7でロシアへの制裁を決めた後の記者会見で。 3/25 ドラギ・ECB総裁 「ECBのシナリオに対する下方向のリスクが顕在化すれば、当中銀の責務を果たすため追加の金融政策措置をとる用意がある」パリでの講演で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



