2014年4月2日(水)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は103円台を維持しながら緩やかに上昇。米国の株と
長期金利の上昇を支えに103円71銭までドル高が進み、3月の
ドル高値に迫る。 - ユーロドルも上昇。ドイツの失業者数が予想以上に減少したことを
受け、ユーロ圏の景気回復が勢いづいているとの見方が広がり、
1.38台前半までユーロ高が進む。ユーロは対円でも約4週間振りに
143円台まで上昇。 - 株式市場は3日続伸。製造業景況指数の上昇を手がかりにダウは
74ドル高と、昨年末以来の1万6500ドル台に乗せる。
S&P500は史上最高値を更新。 - 債券相場は続落。株高と米景気拡大観測が広がり、安全資産の債券は
売りものが優勢な展開に。長期金利は2.75%台まで続伸。 - 金はロシア軍の一部撤退でウクライナ情勢が好転したことで5日続落。
原油価格も大幅に反落し、100ドルの大台を割り込む。
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- 3月ISM製造業景況指数 → 53.7
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ドル/円 103.30 〜 103.71 ユーロ/ドル 1.3789 〜 1.3815 ユーロ/円 142.51 〜 143.05 NYダウ +74.95 → 16,532.61ドル GOLD −3.80 → 1,280.00ドル WTI ー1.84 → 99.74ドル 米10年国債 +0.036 → 2.755%
本日の注目イベント
- 豪 豪2月住宅建設許可件数
- 日 3月日銀短観
- 日 3月マネタリーベース
- 欧 ユーロ圏2月生産者物価指数
- 米 3月ADP雇用者数
- 米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
- 米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 米 ラガルド・IMF専務理事講演
ドル円は103円台を一度も割り込むことなく緩やかに上昇しています。
背景は、ウクライナの緊張がやや緩和されつつあることと、ここにきて米景気に対する強気の見方が広がって
きたことで、「株高、金利高」が進み、リスクオンの流れが低金利の円売りにつながっていることです。
ドル円はNY市場で、一時103円71銭まで上昇し、3月7日の雇用統計直後に記録した103円77銭に
手が届く水準まで来ました。
米経済指標もそこそこ堅調で、昨日もISM製造業景況指数が前月よりも拡大しており、今週末の雇用統計にも
強気の見方が広がっています。
3月の雇用統計では非農業部門雇用者数は19万人で、失業率は6.6%が市場のコンセンサスですが、
米大手銀行の中には23万人と予想するところもあり、ドイツ系銀行では27万人を超えると予想している
ところもあります。
もし20万人を超えれば、昨年11月以来ということになり、米景気拡大を裏づけることになり「リスクオン」が
一段と進む可能性もあります。
昨日はさらに3月の自動車販売も発表され、天候が回復したことから販売台数が予想以上に伸び、前年同月比
5.7%増加し、台数も154万台と、年率換算で1580万台に届く水準を回復しています。
特にGMやトヨタは好調で、販売台数を伸ばしているようです。
3月は寒波の影響もなく客足が伸びたと報告されていますが、この結果は週末の雇用統計にも好材料と見る
こともでき、雇用拡大への連想につながります。
円は主要通貨に対して一段と売られ、ほぼ全面安の様相です。
ドル円も一時は103円71銭までドル高が進み、先月7日に記録した103円77銭が視野に入って来ました。
この水準を明確に上抜けできれば、105円台にも手が届きそうです。
一気に105円までドル高が進むことにはならないと思いますが、週末の雇用統計の改善などを手がかりに
ゆっくりと105円に向かうと考えられます。
テクニカル面でもドル円の上昇を示唆しており、昨日述べたように「日足」では「転換線」が「基準線」を
上抜けしており、「MACD」もマイナス圏からプラス圏に移行しつつあります。
ウクライナ情勢の悪化や、中国景気の先行きに大幅な懸念材料が出てこない限り、リスクオンの流れが継続されそうな
気配です。
ドル円はそれでも104円に近づく水準では、新年度入りした実需のドル売りも見られそうです。
このところ東京タイムでは極めて値幅が狭く、勝負は午後4時以降ということになりますが、
まずは103円77銭を抜くことができるかどうかです。
今夜はADP雇用者数が発表されます。事前予想は19万5000人で、昨年11月以来の高水準が見込まれています。
本日のレンジは103円30銭から104円30銭程度を予想します。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 2/5 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「経済データの内容は強弱まちまちだが、一般には2014年に関して前向きな見方が強まっている。それには妥当な理由があると考えられる」講演で。 2/6 ドラギ・ECB総裁 「今日、行動しないことを決めた理由は実のところ、状況の複雑さと、さらなる情報の必要性だ」政策金利据え置きを決めた後の記者会見で。 2/18 黒田・日銀総裁 「エンジンの馬力を大幅に上げたので、その性能を十分に生かすためタイヤを強化した」政策決定後後の記者会見で。 2/24 プラート・ECB理事 「物価安定目標が達成されないとわれわれが判断した場合に利用できるツールボックスがある」講演で。 2/27 イエレン・FRB議長 「今後数週間でやるべきことは、一連の低調な経済統計のうち天候要因として説明できる統計はどの程度あるのか、また弱い景気展望を反映している部分があるとすれば、それはどの部分なのかを正確に、厳しく見極めることである」議会証言で。 3/19 イエレン・FRB議長 「これは定義するのが難しい問題だが、おそらく6ヶ月前後を意味する」テーパリング終了後のFF金利引き上げのタイミングについて。 3/21 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「このペースで資産購入の縮小を続ければ10月までに大規模資産購入が終了することは明白だ」講演で。 3/24 オバマ・米大統領 「ロシアに対し、これまでの行動の代償を払わせることでわれわれは一致している」」G7でロシアへの制裁を決めた後の記者会見で。 3/25 ドラギ・ECB総裁 「ECBのシナリオに対する下方向のリスクが顕在化すれば、当中銀の責務を果たすため追加の金融政策措置をとる用意がある」パリでの講演で。 3/31 イエレン・FRB議長 「異例のコミットメントはまだ必要であり、この先も当面必要だろう。他の米金融当局者と広く共有している見解だと確信している」講演で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



