2014年4月7日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 3月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が19.2万人
の増加と発表され、ドル円はやや下落した後104円13銭まで
上昇。その後は株式市場の大幅下落と長期金利の低下を横目に
ドルが売られる展開となり103円20銭まで下落し、
103円30銭近辺で引ける。 - ユーロドルは約2ヶ月ぶりに1.36台後半まで下落。ECBが
量的緩和を実施した場合の影響を試算しているとのうわさがユーロ売りに
つながった。 - 株式市場は大幅安。雇用統計発表直後のザラ場では最高値を更新する
場面があったが、ハイテク株などの下落が相場全体を牽引し、ダウは
159ドル安で引ける。 - 債券相場は上昇。株安と雇用統計が市場予想を下回ったことで
買いが優勢に。長期金利は2.72%台まで低下。 - 金はドルが下落したことで大幅に反発。原油は続伸し101ドル台に。
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- 3月失業率 → 6.7%
- 3月非農業部門雇用者数 → +19.2万人
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ドル/円 103.20〜 104.13 ユーロ/ドル 1.3672 〜 1.3732 ユーロ/円 141.38 〜 142.60 NYダウ −159.84 → 16,412.71ドル GOLD +18.90 → 1,303.50ドル WTI +0.85 → 101.14ドル 米10年国債 −0.077 → 2.720%
本日の注目イベント
- 日 3月マネタリーベース
- 日 2月景気動向指数
- 独 独2月鉱工業生産
- 欧 ECB年次報告
- 米 2月消費者信用残高
- 米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
米3月の雇用統計では、注目の非農業部門雇用者数が市場予想の20万人を若干下回る、19.2万人と
発表されました。ドル円はまず下落で反応しましたが、その後前月分と、前々月分が上方修正されたことで
104円台に乗せ、104円13銭までドル高が進みましたが、株価が急落し、長期金利が低下したことで
結局103円台前半までドル安が進行しました。
2月分は12.9万人から14.4万人に上昇修正され、1月分も15.5万人から19.7万人に
修正されたことで、今年に入ってからの3ヶ月平均は月18万人程度となり、FRBがメドとする20万人には
届かないものの、決して悪い数字ではありません。
むしろ、1月、2月は明らかに悪天候の影響で雇用者数が思ったほど増加しなかったことが確認され、
米労働市場は依然として拡大しているとの印象を残す結果になりました。
正直、その後のNY市場のドル安の展開には驚かされました。
高値から約1円も円が買われ、ドルが売られたことになります。
株式市場の下落が最大の要因と思われますが、株式関係者からも、この日の株価下落は説明できない
と言った声も聞かれました。
104円の10銭前後は、前日にも記録しており、結局この水準が「ダブルトップ」となり下落に転じた
ことになりますが、これは「日足」チャートで「遅行線」が「雲」に抑えられたことと無関係ではありません。
4月3日の「今日のアナリストレポート」でも触れたように、「遅行線」が「雲」を上抜けするには104円
20銭程度まで上昇し、104円台で取引を終える必要がありました。
形とすれば、この「遅行線」が「雲」に抑えられたことで、上昇できなかった格好になっています。
ドル円は一旦調整することになるかも知れませんが、米労働市場の拡大が確認されたことを考慮すれば、
ドルの押し目を拾っていくことになろうかと思います。
102円台半ばから103円あたりではドル買い需要も強いと予想しますが、不確実要因はやはり株式市場の
動きです。
NYダウは、ザラ場では2日連続で「史上最高値」を更新する場面がありましたが、結局維持できずに引けています。
量的緩和が着実に縮小される中、急速に株価が上昇してきたことを考えると、こちらはさらに「長い調整」が
必要なのかもしれません。
そのため株価が予想以上の調整を見せるようだと、ドル円も再び上値の重い展開になる可能性があります。
一方で、余り明確な理由もない中で大幅な下げにつながったNYダウだけに、週明けの月曜日には反発する
こともあり得えるため、ドル売りの水準には注意したいところです。
本日もNY株式市場の大幅下落を受けて、日経平均株価がどの程度の下落幅になるかが注目されます。
100円程度の下落幅であれば想定内ですが、300円を超すようだと102円台までドルが売られる展開も
想定されます。
本日は102円80銭〜103円80銭程度を予想します。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 2/5 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「経済データの内容は強弱まちまちだが、一般には2014年に関して前向きな見方が強まっている。それには妥当な理由があると考えられる」講演で。 2/6 ドラギ・ECB総裁 「今日、行動しないことを決めた理由は実のところ、状況の複雑さと、さらなる情報の必要性だ」政策金利据え置きを決めた後の記者会見で。 2/18 黒田・日銀総裁 「エンジンの馬力を大幅に上げたので、その性能を十分に生かすためタイヤを強化した」政策決定後後の記者会見で。 2/24 プラート・ECB理事 「物価安定目標が達成されないとわれわれが判断した場合に利用できるツールボックスがある」講演で。 2/27 イエレン・FRB議長 「今後数週間でやるべきことは、一連の低調な経済統計のうち天候要因として説明できる統計はどの程度あるのか、また弱い景気展望を反映している部分があるとすれば、それはどの部分なのかを正確に、厳しく見極めることである」議会証言で。 3/19 イエレン・FRB議長 「これは定義するのが難しい問題だが、おそらく6ヶ月前後を意味する」テーパリング終了後のFF金利引き上げのタイミングについて。 3/21 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「このペースで資産購入の縮小を続ければ10月までに大規模資産購入が終了することは明白だ」講演で。 3/24 オバマ・米大統領 「ロシアに対し、これまでの行動の代償を払わせることでわれわれは一致している」」G7でロシアへの制裁を決めた後の記者会見で。 3/25 ドラギ・ECB総裁 「ECBのシナリオに対する下方向のリスクが顕在化すれば、当中銀の責務を果たすため追加の金融政策措置をとる用意がある」パリでの講演で。 3/31 イエレン・FRB議長 「異例のコミットメントはまだ必要であり、この先も当面必要だろう。他の米金融当局者と広く共有している見解だと確信している」講演で。
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What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)



