今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年10月1日(水)


おはようございます。


今日から10月です。

先月一ヶ月、為替は本当に良く動きました。

今年の春先のような一方通行ではなく、上がったと思ったら、すぐに下げる。

しかも結構な値幅をもって・・・・。

これを乱高下と呼ぶんでしょう。そして、結局今朝のドル円は106円台。

9月の初めと比べてみたらそれほど大きくは変わっていません。

ある米投資銀行トップは「音楽が流れているうちは、踊り続けなければならない。」

と言っていましたが、個人投資家にとっては『休むも相場』です。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 東京ー欧州市場で一時103円台があったものの、終始ドルが堅調に推移。
  • 前日、史上最大の下げ幅を記録したNYダウはドルが安定していることと、
    自立反転から大幅上昇で始まる。
  • シカゴ購買部指数が56.7と発表され、さらに、消費者信頼感指数も59.8
    といずれも予想を上回る数字にドル円は106円ミドル、ダウは500ドル近い
    上げを演じ、前日の下落分を取り返した格好になりました。
  • また、予想外の否決で見送りになった金融安定化法案を早期成立に向け
    協調的な動きもあるとの報道も市場に安定感を与えました。
  • S&Pケース・シラー住宅価格指数 →マイナス17.5%(過去最大の下落率〕

ドル/円105.07 〜 106.52
ユーロ/円148.54 〜 149.88
NYダウ+485.24 → 10,850.66ドル
Gold−13.60 → 880.80ドル
WTI+4.27 → 100.64ドル
米10年国債+0.246 → 3.827%


本日の注目点

  • 日 日銀短観
  • 欧 8月ユーロ圏失業率
  • 米 9月ISM製造業景況感指数

昨日は史上最大の下げ幅を記録した米議会の金融安定化法案否決を受けて、ドル円は

朝方103円50まで下げました。

そして、予想通り日経平均も500円ほど下げ「アメリカがくしゃみをすれば風邪を

ひく日本」そのものでした。違ったのはその後の為替の動きでした。東京の後場、

欧州市場でドルは終始堅調に推移し、NYでは106円53まで上昇。

結局3円ものドル高でした。米金融危機を前提にすれば更に混乱し不透明感が増幅し、

『米国売り』が加速すると読んでいましたが、見事に逆でした。

戻りを売り上がった人はドルショートでつかまってしまったことでしょう。

昨日のNYダウの高騰は為替が安定していたことが主因だったようにも思えます。

議会では、有力議員が法案可決に向けて協調行動をとっているとの報道もあります。

可決するかどうかは内容次第でしょうが、早ければ今週にも可決の見通しもあります。

しかし、現実は法案が通ったとしてもどの程度機能するかは未知数です。

昨日のケース・シラー住宅価格指数は統計記録のある1987年以降で最大の値下がりと

なり、まだまだ住宅価格に下げ止まりの気配は見られません。

住宅価格が下げ止まらない限り、政府が創設する不良債権買い取り機構の資金も

大幅に積みます必要が生じ、国民の反発を招くという悪循環に陥ることも考えられます。

修正された法案が承認されても問題はこれからです。


2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF) 2008年8月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
9/11 ボラード
NZ総裁
NZ経済が軽度のリセッション(景気後退)局面にあることは明らか
インフレ期待は依然懸念だ
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9/4 トリシェ
ECB総裁
景気の先行きについて「次第に下振れリスクが高まっている。」と発言。
ECB総裁 インフレへの警戒については「物価安定のためならあらゆる手段
をとる。」と発言
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9/4 ユンケルルクセンベルク
首相(ユーロ圏議長)
「ユーロは過大評価されている。」 ユーロ・円155円台→151円台へ
ユーロ・ドル1.45→1.43台へ

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和