2014年4月16日(水)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円はウクライナ東部の親ロシア派武装勢力を排除するための
作戦を開始したとの報道で円買いが強まり、一時101円50銭まで
ドル安円高が進んだがその後は反発。NY株価が続伸したことや、日本政府が
景気判断を下方修正したことなどを手がかりに、101円90銭近辺まで値を
戻して引ける。 - ユーロドルは1.38台を割り込む場面はあったものの、ECBの政策を
巡る思惑から1.38台前半でもみ合う。 - 株式市場は続伸。経済指標の悪化や、ウクライナでの緊張の高まりから
前日比マイナスに転じる場面もあったが、引けにかけて急反発。企業業績の
上振れが株価を押し上げた。ダウは89ドル高で1万6200ドル台を回復。 - 債券相場はウクライナ情勢を背景に続伸。30年債利回りは9ヶ月ぶりの
低水準に。 - 金は急落。中国の需要が減少するとの観測から前日比27ドル安。
原油は3日振りに反落。
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- 4月NY連銀製造業景況指数 → 1.29
- 3月消費者物価指数 → +0.2%
- 4月NAHB住宅市場指数 → 47
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ドル/円 101.50〜 102.00 ユーロ/ドル 1.3791 〜 1.3833 ユーロ/円 140.46 〜 140.81 NYダウ +89.32 → 16,262.56ドル GOLD −27.20 → 1,300.30ドル WTI −0.30 → 103.75ドル 米10年国債 −0.025 → 2.630%
本日の注目イベント
- 中 中国 1−3月GDP
- 中 中国 3月小売売上高
- 中 中国 3月工業利益
- 欧 ユーロ圏3月消費者物価指数(改定値)
- 英 3月失業率
- 米 ベージュブック(地区連銀経済報告)
- 米 3月住宅着工件数
- 米 3月建設許可件数件数
- 米 3月鉱工業生産
- 米 スタイン・FRB理事講演
- 米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
- 米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
昨日の昼過ぎ、安倍総理と黒田日銀総裁が昼食をはさんで会談したとの報道で、「株高ドル高」が進み、
ドル円は102円台目前の水準まで上昇しました。
黒田総裁は、記者団の質問に答えながら「総理から追加緩和の要請はなかった」と述べましたが、同時に
必要なら「ちょうちょなく調整する」とも語っています。
昨日もこの欄で触れましたが、ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)が、今月末の日銀決定会合まで
には、安倍総理と黒田総裁の会談が行われると報じていました。
昨日突然その会談が行われたことはややサプライズでしたが、そもそも「その効果」を意識して行われたものと
見られます。
トップ会談が行われれば、いやおうなしに「追加緩和」観測が高まり円が売られることになり、事実、この報道
でドル高円安が僅かに進みました。
日経平均株価は1万3800円台まで急落し、ドル円も101円台という状況の中、このタイミングを狙った
ものと思われます。
ドル円は100円割れのリスクはやや後退しているのも事実ですが、一方でウクライナ情勢がさらに緊迫して
いることが、円の下落を抑えている役目をしています。
また、同じ理由で安全資産である「米国債」への需要も根強く、これが米長期金利の低下を促していることも
円の下落を抑制しています。
確かに101円20銭あたりが底堅く、さらに100円77銭近辺でもドル買い意欲は強いと思われますが、
一方で短い「1時間足」を見ると、101円90銭〜102円あたりで上昇を止められ、キャップされているのが
確認できます。
好材料は米株式市場がやや下げ止まりを見せていることです。
本日も日本株の上昇期待からドル円も上値を試す可能性があります。
その際、上述のように102円を上抜けることができるかどうかと、102円台を維持できるかどうかが
次の展開には重要になってきそうです。
本日は材料が多く予定されています。
中国からは経済指標の発表が相次ぎますが、中でも1−3月期のGDPが特に注目されます。
市場のコンセンサスは前期よりも悪化しているとして、7.3%を予想しています。
また米国ではベージュブックが公表されます。
前回は、厳しい天候の影響で雇用などが減速したが、大半の地区で景気は拡大したと報告されています。
予想レンジは昨日と同様に、101円30銭〜102円30銭程度にしたいと思います。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 2/5 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「経済データの内容は強弱まちまちだが、一般には2014年に関して前向きな見方が強まっている。それには妥当な理由があると考えられる」講演で。 ------ 2/6 ドラギ・ECB総裁 「今日、行動しないことを決めた理由は実のところ、状況の複雑さと、さらなる情報の必要性だ」政策金利据え置きを決めた後の記者会見で。 ------ 2/18 黒田・日銀総裁 「エンジンの馬力を大幅に上げたので、その性能を十分に生かすためタイヤを強化した」政策決定後後の記者会見で。 ドル高円安が進み、株価は上昇 2/24 プラート・ECB理事 「物価安定目標が達成されないとわれわれが判断した場合に利用できるツールボックスがある」講演で。 ユーロドル1.3770近辺から→1.3708まで下落 2/27 イエレン・FRB議長 「今後数週間でやるべきことは、一連の低調な経済統計のうち天候要因として説明できる統計はどの程度あるのか、また弱い景気展望を反映している部分があるとすれば、それはどの部分なのかを正確に、厳しく見極めることである」議会証言で。 株式市場が好感し上昇。 3/19 イエレン・FRB議長 「これは定義するのが難しい問題だが、おそらく6ヶ月前後を意味する」テーパリング終了後のFF金利引き上げのタイミングについて。 ドル円101円60銭から102円67銭まで急騰 3/21 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「このペースで資産購入の縮小を続ければ10月までに大規模資産購入が終了することは明白だ」講演で。 ------ 3/24 オバマ・米大統領 「ロシアに対し、これまでの行動の代償を払わせることでわれわれは一致している」」G7でロシアへの制裁を決めた後の記者会見で。 ------ 3/25 ドラギ・ECB総裁 「ECBのシナリオに対する下方向のリスクが顕在化すれば、当中銀の責務を果たすため追加の金融政策措置をとる用意がある」パリでの講演で。 ユーロドル1.38台前半から→1.37台中半ばへ 3/31 イエレン・FRB議長 「異例のコミットメントはまだ必要であり、この先も当面必要だろう。他の米金融当局者と広く共有している見解だと確信している」講演で。 株式市場は急騰し、ドル円は小幅に下落
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