今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2014年4月22日(火)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 連休明けのNY市場ではドル円は小動き。102円台半ばを中心に
    もみ合いが続いたが、3月の日本の貿易収支で赤字幅が拡大したことが
    やや円売りを強めた。
  • ユーロドルは1.38台前半から下落。ドル高が進んだことで
    1.3787近辺まで売られた。
  • 株式市場は続伸。企業業績の改善を背景に、経済指標も好調だった
    ことでダウは40ドル高。
  • 債券相場は先週末から価格は若干上昇し、利回りはやや低下。
  • 金価格は3日続落し、原油は続伸。
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  • 3月景気先行指標総合指数 → +0.8%
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    ドル/円102.54 〜 102.64
    ユーロ/ドル1.3787 〜 1.3822
    ユーロ/円141.41 〜 141.80
    NYダウ+40.71  → 16,449.25ドル
    GOLD−5.40  → 1,288.50ドル
    WTI +0.07 → 104.37ドル
    米10年国債−0.004  → 2.717%



    本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏4月消費者信頼感(速報値)
  • 米   2月FHFA住宅価格指数
  • 米   4月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   3月中古住宅販売件数




    ドル円は102円台半ばで底堅く推移。昨日の東京時間に102円71銭まで上昇した後下落したことで


    やや達成感が出た可能性はあると予想していましたが、株価が上昇するなどの材料もあり下値は限定的でした。


    もっともこの日は欧州市場が引き続き休場で、NY市場も連休明けで値動きそのものは小幅でした。


    ドル円は僅か10銭の値幅に留まっています。


    先週1週間で「株安、ドル安」のセンチメントがすっかり変わり、今週も初日はその傾向を継続した格好です。


    ドル円は昨日の東京時間に一時、102円71銭まで上昇しました。


    3月の貿易収支で赤字幅が市場予想を超えており、2013年度では13兆7400億円の超貿易赤字幅を記録し、


    過去最高を更新したことで円売りがやや進みました。


    消費税増税前の駆け込み需要から輸入が増えた一方、輸出の伸びも見られたものの伸び率はいまいちでした。





    月別では21ヶ月連続の貿易赤字で、どうやら赤字体質は定着したようです。


    原子力発電の再稼動が始まらない限り、LNGの大量輸入は減少せず、貿易赤字は続きそうです。


    ただ2015年以降には米国から格安のLNGが入って来るため、赤字額は次第に縮小していくものと見られますが、


    根本的には日本のエネルギー問題をどのように考えるかという点に行き着きそうです。





    ドル円は現在「日足」の「雲」の中を上昇中です。


    「4時間足」と「8時間足」では、ともに上方にある「雲」をテストする状況にありますが、この「雲」は比較的薄く


    抜けやすいものと思われます。


    また「4時間足」と「8時間足」ではともに、「MACD」がプラス圏に入っており、上昇傾向を示しています。


    さらに言えば、「日足」では「雲のねじれ」も発生しております。





    こうして見ると、「日足」の「雲」を抜けるには103円20銭程度までさらに上昇する必要があり、ここからの


    一段の上昇は簡単ではないと思われますが、上記テクニカルからすればまだ上昇トレンドが継続されていると


    見るのが順当です。





    今週は重要経済指標が見あたらないため、102円台でもみ合う可能性が高いと思われますが、注目は週末発表の


    都市部消費者物価指数です。


    消費税増税の影響もあり、市場予想は2.8%と、既に相当な上昇を予想しています。


    この数値がさらに上振れると、日銀の物価目標である「2%」が実現する可能性が高まり、追加緩和期待が後退します。


    そのため市場は「ドル売り円買い」で反応することが予想され、再びドルの下値を試す展開があるかもしれません。





    本日も株価を見ながらの流れです。


    予想レンジは102円〜103円程度にしたいと思います。












    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    3/19 イエレン・FRB議長 「これは定義するのが難しい問題だが、おそらく6ヶ月前後を意味する」テーパリング終了後のFF金利引き上げのタイミングについて。 ドル円101円60銭から102円67銭まで急騰
    3/21 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「このペースで資産購入の縮小を続ければ10月までに大規模資産購入が終了することは明白だ」講演で。 ------ 
    3/24 オバマ・米大統領 「ロシアに対し、これまでの行動の代償を払わせることでわれわれは一致している」」G7でロシアへの制裁を決めた後の記者会見で。 ------ 
    3/25 ドラギ・ECB総裁 「ECBのシナリオに対する下方向のリスクが顕在化すれば、当中銀の責務を果たすため追加の金融政策措置をとる用意がある」パリでの講演で。 ユーロドル1.38台前半から→1.37台中半ばへ
    3/31 イエレン・FRB議長 「異例のコミットメントはまだ必要であり、この先も当面必要だろう。他の米金融当局者と広く共有している見解だと確信している」講演で。 株式市場は急騰し、ドル円は小幅に下落

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    What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和