今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2014年4月23日(水)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は前日同様、小幅な値動きに終始。米株価が堅調な動きを見せていることで
    下値を固める展開ながらも、102円台半ばを中心にもみ合いが続く。
  • ユーロドルも方向感がなく、1.38を挟み一進一退。
    ユーロ圏の消費者信頼感指数が発表されたが反応は見られず。
  • 株式市場は続伸。好調な企業業績が株価を支える構図が続き、S&P500は
    6営業日続伸し、昨年9月以来最長の連続高を記録。
  • 債券相場は総じて下落。2年債の落札利回りは高水準だったが、10年債利回りは
    やや低下。
  • 金は3日続落。原油は在庫が増加しているとの見方から大幅に反落し102ドル台に。
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  • 米2月FHFA住宅価格指数 → +0.6%
  • 米4月リッチモンド連銀製造業指数 → 7
  • 米3月中古住宅販売件数 → 459万件
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    ドル/円102.47 〜 102.66
    ユーロ/ドル1.3789 〜 1.3825
    ユーロ/円141.45 〜 141.74
    NYダウ+65.12  → 16,514.37ドル
    GOLD−7.40  → 1,281.10ドル
    WTI −2.24 → 102.13ドル
    米10年国債−0.006  → 2.711%



    本日の注目イベント

  • 豪   豪1−3月期CPI
  • 中   中国 4月HSBC製造業PMI(速報値)
  • 日   オバマ大統領来日
  • 独   独4月製造業PMI(速報値)
  • 独   独4月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏4月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏4月サービス業PMI(速報値)
  • 英   BOE議事録
  • 米   3月新築住宅販売件数
  • 加   カナダ2月小売売上高




    ドル円だけではなく、ユーロドルなど主要通貨全般のボラティリティーが低下し、値動きが鈍くなっています。


    そんな中昨日は、豪ドル/ドルだけが0.9377まで買われ、ほぼ2週間ぶりの豪ドル高水準まで上昇。


    その結果、豪ドル円も96円台を回復しています。


    1−3月期のCPIがインフレ加速を示すとの観測から、指標発表前に買われたものと見られます。





    報道ではウクライナ情勢はそれほど改善してはおらず、とりわけロシアに編入されたクリミアでは金融が麻痺


    している状況だと報告されています。


    それでも為替への影響は徐々に薄れてきているのが現状で、ドル円も、ユーロドルもやや膠着状態です。





    ドル円は、米株式市場が好調な企業業績に支えられて堅調に推移しているため下値を徐々に切り上げているようにも


    見えますが、上値も103円を試す動きでもなく、手を出しにくい状況です。


    昨日も朝方には102円73銭までドルが買われたものの、そのレベルには「4時間足」や「8時間足」で見ると


    「雲」があり、上値を抑えられた格好になっています。


    この「雲」はそれほど厚みもなく、過去のしこりもそれほどなかったことを表していることから、比較的抜けやすいと


    見ることができるでしょう。





    米長期金利が2.7%台の前半で一進一退であることも、ドル円の動きを限定的にしています。


    やはり103円を試すには、米長期金利の一段の上昇が必要であり、それには次の材料を待つしかありません。


    その意味では、本日の中国PMIが注目されます。


    同経済指標は先月が「48.0」で、「50」を下回っており、中国景気の縮小を示していましたが、今回の予想は


    「48.3」で、先月よりは拡大していると予想されていますが、依然として好不況の分かれ目である「50」を


    下回っています。


    この指標が上下どちらにぶれるかが注目されます。


    発表は朝方の10時45分です。





    欧州時間にもドイツやユーロ圏の重要指標が発表されるため、今日はユーロを中心に動きがあろうかと思います。


    予想レンジは昨日とほぼ同じで、102円〜103円といったところでしょうか。












    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    3/19 イエレン・FRB議長 「これは定義するのが難しい問題だが、おそらく6ヶ月前後を意味する」テーパリング終了後のFF金利引き上げのタイミングについて。 ドル円101円60銭から102円67銭まで急騰
    3/21 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「このペースで資産購入の縮小を続ければ10月までに大規模資産購入が終了することは明白だ」講演で。 ------ 
    3/24 オバマ・米大統領 「ロシアに対し、これまでの行動の代償を払わせることでわれわれは一致している」」G7でロシアへの制裁を決めた後の記者会見で。 ------ 
    3/25 ドラギ・ECB総裁 「ECBのシナリオに対する下方向のリスクが顕在化すれば、当中銀の責務を果たすため追加の金融政策措置をとる用意がある」パリでの講演で。 ユーロドル1.38台前半から→1.37台中半ばへ
    3/31 イエレン・FRB議長 「異例のコミットメントはまだ必要であり、この先も当面必要だろう。他の米金融当局者と広く共有している見解だと確信している」講演で。 株式市場は急騰し、ドル円は小幅に下落

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

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    What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和