■ 今週のレンジ予想 ■
先週はほぼ102円台で推移したドル円でしたが、相場の変化率であるボラティリティーも記録的な低水準に
なっています。
もっともこの傾向は、ユーロドルにもあてはまり、ユーロドルは1.37台半ばから1.38台半ばのレンジが抜けずに
もみ合いが続いています。
ただそんな中でもややドル安傾向が優勢のように見え、ドル円は緩やかに上値を切り下げていると言えます。
ウクライナではロシア国境でロシア軍が軍事演習を開始したことで、欧米では新たな制裁措置を近く発動しそうで、
事態は長期化するとともに、緊張が次第に増してきています。
このような背景もあり、ドル円はやや下値を探る動きに傾いていると思われます。
今週は材料にも事欠かず、さすがにレンジを抜けるかどうかは分かりませんが、内容次第ではレンジの上下どちらかを
試すような動きになると予想しています。
まずは日本サイドの材料では、30日に決定会合が開かれます。
前回同様、政策変更はないものと思われますが、その後の黒田総裁の記者会見には注意が必要です。
前回の会見では「現時点での追加緩和は必要ない」といった発言を行ったため、市場はドル売り円買いで反応しました。
今回は消費税増税後の会見であり、しかも先週発表された4月の都区部の消費者物価指数は2.7%だったこともあり、
「2%への物価上昇への筋道は順調だ」といった趣旨の発言がありそうですが、市場がどのように反応するにか未知数です。
米国サイドでは材料が目白押しです。
30日にはFOMCが開催される他、ADP雇用者数があり、さらには1−3月期のGDP速報値も発表されます。
こちらは悪天候の影響をもろに受けた期間であることから、既に予想は1.2%と、前回の2.6%からは大きく低下すると
見られています。
そして週末には3月の雇用統計の発表です。
前回2月は雇用者数が市場予想を上回る19.2万人でしたが、今回はさらに増加していると見られ、21.5万人の予想です。
20万人の大台を超えると予想されていることから、むしろ予想を下回った際の反応には注意が必要でしょう。
また、それ以外にもECBの政策金利の発表もあります。
ドラギ総裁は追加緩和の可能性に言及しており、そのたびにユーロドルは一旦売られますが、それでも1.37台から
1.38台半ばのレンジは抜けません。
市場は「口先介入」には慣れてきたとも言え、実際に政策金利引き下げ等の緩和策を実施できるかどうかが注目されます。
■ 今週の注目材料 ■
- 4/28(月)
- 4/29(火)
- 4/30(水)
- 5/1(木)
- 5/2(金)
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