今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2014年4月30日(水)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は緩やかに上昇し、102円75銭までドル高が進む。
    ロシアに対する追加制裁の内容がそれほど厳しくなかった
    ことで、株価の上昇や金利上昇につながりドル円をサポートした。
  • ユーロドルは下落。ドイツの4月のインフレ率が市場予想を
    下回ったことで1.38台後半から1.38台前半まで下落。
  • 株式市場は続伸。インターネット株が5日振りに上昇した
    ことと、ロシアに対する制裁に、主要企業や金融機関が含まれて
    いなかったことで買い安心感が広がる。ダウは86ドル高で
    1万6500ドル台を回復。
  • 債券相場はもみ合いからやや値を下げ、長期金利は小幅に上昇。
    本日から始まったFOMCでは債券購入額を縮小することが見込まれている。
  • 金は続落し、原油が続伸。
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  • 2月ケースシラー住宅価格指数  → +12.86%
  • 4月消費者信頼感指数 → 82.3
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    ドル/円102.51 〜 102.75
    ユーロ/ドル1.3806 〜 1.3858
    ユーロ/円141.59 〜 142.36
    NYダウ+86.63 → 16,535.37ドル
    GOLD−2.70  → 1,296.30ドル
    WTI +0.44 → 101.28ドル
    米10年国債−0.010  → 2.697%



    本日の注目イベント

  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田・日銀総裁記者会見
  • 日   3月鉱工業生産
  • 独   独4月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏4月消費者物価指数(速報値)
  • 米   FOMC政策発表
  • 米   4月ADP雇用者数
  • 米   1−3月期GDP
  • 米   4月シカゴ購買部協会景気指数
  • 加   カナダ2月GDP
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    東京市場が祝日だった昨日、ロシアに対する新たな追加制裁が発表されましたが、追加の内容が小幅だった


    ことから金融市場への影響は限定的でした。


    ドル円は再び元の鞘に戻り、これまで上抜けできなかった102円70−80銭を試しに行きましたが、


    今のところ今回も抜けきれていません。


    週明けの28日には102円割れを試して下抜けできず、このままずるずる下落するようだと102円台での


    膠着がさらに深まりそうです。





    足許のドル円の動きはまだ方向感を見せていません。


    テクニカルでも、「日足」では再び雲の中に入っており、上昇中ですが「120日線」に上値を抑えられている


    格好です。


    さらに言えば「8時間足」では、これまでに何度も「雲の上限」で上昇が止められており、「雲抜け」に


    失敗していることが見て取れます。


    現在「雲の上限」は102円72銭辺りにあります。


    ここを明確に上抜けできれば上昇に弾みがつきそうですが、本日は多くの重要イベントが控えていることから


    期待も持てそうです。





    日銀決定会合が行われ、午後3時半からは黒田総裁の記者会見の模様がライブで放映されます。


    政策変更はないと見られていますが、黒田総裁の発言次第では相場が動きます。


    前回は発言内容が「追加緩和そのものがないのでは・・・」と受け止められ、ドル安円高に触れ、株式市場も


    下落しています。






    米国時間では、週末の雇用統計の前哨戦と位置づけられている「ADP雇用者数」が発表されます。


    今回は20.6万人の増加が市場のコンセンサスになっており、前回の19.1万人より改善していると


    予想されています。





    さらに1−3月期のGDP速報値も発表されます。


    こちらの市場予想は前年比で1.2%と、前期の2.6%から大幅に低下すると見られています。


    1〜3月といえば、悪天候の影響をまともに受けた時期です。





    そして朝方の3時にはFOMC政策金利の発表です。


    今回はイエレン議長の記者会見は予定されていません。


    従って声明文が発表されるだけですが、前回同様、債券購入額の縮小が見込まれており、100億ドルの減額で


    毎月450億ドルになると予想されています。





    これら一連のイベントの中では「ADP雇用者数」に注目しています。


    102円台のもみ合いをどちらか抜けるとしたら、「本命」はこの材料になる可能性が高いと思われます。


    ただ予想通りの内容であったら、102円台の膠着が続き、レンジブレイクは週末まで持ち越されることにも


    なります。


    予想レンジは102円10銭〜103円20銭程度を見込んでいます。












    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    3/19 イエレン・FRB議長 「これは定義するのが難しい問題だが、おそらく6ヶ月前後を意味する」テーパリング終了後のFF金利引き上げのタイミングについて。 ドル円101円60銭から102円67銭まで急騰
    3/21 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「このペースで資産購入の縮小を続ければ10月までに大規模資産購入が終了することは明白だ」講演で。 ------ 
    3/24 オバマ・米大統領 「ロシアに対し、これまでの行動の代償を払わせることでわれわれは一致している」」G7でロシアへの制裁を決めた後の記者会見で。 ------ 
    3/25 ドラギ・ECB総裁 「ECBのシナリオに対する下方向のリスクが顕在化すれば、当中銀の責務を果たすため追加の金融政策措置をとる用意がある」パリでの講演で。 ユーロドル1.38台前半から→1.37台中半ばへ
    3/31 イエレン・FRB議長 「異例のコミットメントはまだ必要であり、この先も当面必要だろう。他の米金融当局者と広く共有している見解だと確信している」講演で。 株式市場は急騰し、ドル円は小幅に下落
    4/22 ウイリアアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 「今年の米経済はおそらく2.5%−3.0%成長となり、失業率は年末までに6.25%に低下する。」講演で。 ------ 

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)

    What's going on ? バックナンバー 2011年(PDF)


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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和