今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年10月3日(金)


おはようございます。


「オマハの賢人」と呼ばれるウオーレン・バフェット氏が先週のゴールドマン

への投資に加え、米自動車最大手のGMへ30億ドル(約3150億円)

の投資を決めました。

世界一のお金持ちの氏はその昔「コカコーラ」への長期投資で大当たりし、

今でも毎日「Coke」を飲むのが楽しみだそうです。

ゴールドマンにしても、GMにしても、投資条件は同氏にとって極めて有利

なものになっています。

今から5年後、この二つの大型投資がどのような結果になっているか

楽しみなのはやはり小生の『貧乏性』によるものなのでしょう


ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ECB(欧州中銀)は政策金利据え置きを決定しましたが、
    その後のトリシェ総裁の会見では利下げの議論がされていたことを
    明らかにしました。
  • ユーロ・ドルは、昨日の東京市場で1.40を割って大きく売られ、
    その後の欧州市場でもその流れは変わらず、NYでは一時1.3774まで
    下落しました。
  • 同時に、ユーロ・円も144円台2006年6月以来の安値を記録。
  • 一方、ドル・円は105円台での取引で小動き。
  • 8月製造業受注 → マイナス4.0%
  • 週間失業保険申請件数 → 49万7千件(大幅増加)

ドル/円105.09 〜 105.76
ユーロ/円145.04 〜 146.62
NYダウ−348.22 → 10,482.85ドル
Gold−43.00 → 844.30ドル
WTI−4.56 → 93.97
米10年国債−0.103 → 3.639%


本日の注目点

  • 米 9月雇用統計
  • 米 9月ISM非製造業景況感指数

秘かにECBの利下げを予想していましたが結果は据え置きでした。

しかしそれでもユーロは戻すどころか、じり安です。

トリシェ総裁は記者会見で「インフレか景気か」の苦しい胸の内を

明かしていました。

直近の失業率が3.6%とECB目標値からはほど遠く、

景気減速を認識しながらもインフレ抑制を優先した形となりました。

しかし、市場は既に次の理事会での利下げを視野に入れ始めています。

原油価格が100ドルを下回る水準で推移していることから、

物価上昇圧力は以前に比べ大きく後退しています。

インフレ率が順調に低下し、それを観ながら利下げを行っていくという

シナリオを描いていますが、ユーロ圏経済がそれまで成長を

続けていけるのかという懸念も残り、場合によっては早まる可能性も

否定できません。


米金融安定化法案が上院を可決しいよいよ下院での審議となります。

米政府は税制優遇などの修正を加えて通過を目指しています。

前回は23票差で否決されているため、有力議員を中心に反対した議員

の説得を続けているようですが依然として予断は許しません。

今日3日での成立を目指していますが、仮に再度否決された場合、

ドルの大幅下落は避けられないでしょう。

加えて、今日は雇用統計発表の週末です。

努々(ゆめゆめ)「リスク・コントロール」を怠りませぬように。。



2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF) 2008年8月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
9/11 ボラード
NZ総裁
NZ経済が軽度のリセッション(景気後退)局面にあることは明らか
インフレ期待は依然懸念だ
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9/4 トリシェ
ECB総裁
景気の先行きについて「次第に下振れリスクが高まっている。」と発言。
ECB総裁 インフレへの警戒については「物価安定のためならあらゆる手段
をとる。」と発言
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9/4 ユンケルルクセンベルク
首相(ユーロ圏議長)
「ユーロは過大評価されている。」 ユーロ・円155円台→151円台へ
ユーロ・ドル1.45→1.43台へ

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和