2014年5月12日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は101円台でもみ合いながらも堅調に推移。NYダウは
最高値を更新し、米長期金利も小幅ながら続伸したことで
101円88銭までドルが反発。 - ユーロドルは続落。ECBが来月の理事会で政策金利を引き下げる
との見方が徐々に拡大。1.37台後半から1.3745までユーロ安が
進み、約1ヶ月ぶりの安値をつける。ユーロは対円でも一時140円を
割り込んだ。 - 株式市場は堅調に推移。ネット関連株が持ち直したことをもあり、
ダウは32ドル上昇し、最高値を更新する。 - 債券相場は続落。政策金利の引き上げが2015年後半にずれ込む
との見方が強まったことが背景。10年債利回りは2.62%まで上昇。 - 金は4日続落し、原油も続落。
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ドル/円 101.65 〜 101.88 ユーロ/ドル 1.3745 〜 1.3794 ユーロ/円 139.88 〜 140.43 NYダウ +32.37 → 16,583.34ドル GOLD −0.10 → 1,287.60ドル WTI −0.27 → 99.99ドル 米10年国債 +0.009 → 2.620%
本日の注目イベント
- 日 3月国際収支
- 日 4月景気ウォッチャー調査
- 中 中国 4月小売売上高
- 中 中国 4月工業生産
- 欧 EU外相理事会
- 米 4月財政収支
- 米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
- 米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
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先週木曜日のドラギECB総裁の発言以来、6月の理事会で政策金利の引き下げなど、ECBが何らかの行動を
起こすとの見方が徐々に高まり、ユーロの上値が重くなっています。
ユーロは対ドルで1.3745まで下落し、対円でも139円88銭まで売られ、ともに約1ヶ月振りの安値を
記録しました。
とりわけ、ユーロ円の下落が目を引き、ユーロ円はこれまで重要なサポートと見られていた「120日線」
(日足)を割り込んでいます。
ユーロ円がこの「120日線」を下回るのは2012年9月13日以来のこととなり、これまで上昇トレンドを
継続してしてきたユーロ円に変化の兆しが見えてきたと言えそうです。
現在140円台前半で推移していますが、すぐ下値には一目均衡表の「雲」の下限があり、先週末のNYでは
この水準で一旦は下落が押さえられてはいますが、同時に相場の先行きを現す「先行スパン1と2」では
「雲のねじれ」が発生しており、一目均衡表のセオリーでいけば「相場の下落」を示唆しています。
足許のユーロ円はレンジの下限に来てはいますが、今後の展開については注意が必要です。
ドル円は引き続き101円台で推移していますが、上記ユーロドルでドル高が進んでいることから、やや
上昇機運が強く、101円台後半から102円を試す動きが観測されそうです。
こちらもテクニカルを見ると、短い「1時間足」では今月2日の雇用統計以来となる「120日線」を
上回ってきています。
「MACD」もプラス圏に入っていることから、どちらかと言えば上値を試しそうな形状になっていると
見ることができそうです。
ただドル円については、引き続きウクライナ情勢の緊迫が上値を押さえている構図は変わっていません。
ウクライナ東部のドネツク、ルガンスク両州では11日、自治権に関する住民投票が実施されました
この住民投票はプーチン大統領が延期を要請したにもかかわらず強行され、ウクライナ暫定政府や欧米は
憲法違反として認めてはいません。
今のところロシア政府も情勢を見守る立場を維持しており、すぐに両州を支持する行動は見せていませんが、
ブルームバーグは、EUが12日にも一部ロシア企業への制裁を発表する可能性があると報じています。
本日も市場全体ではややドル高が進むと予想していますが、焦点はユーロの動きです。
アジア時間では余り方向感は見られないかもしれませんが、欧州が参入する夕方からのユーロの動きに注目
したいと思います。
ドル円は101円30銭〜102円30銭程度のレンジを予想します。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 3/19 イエレン・FRB議長 「これは定義するのが難しい問題だが、おそらく6ヶ月前後を意味する」テーパリング終了後のFF金利引き上げのタイミングについて。 ドル円101円60銭から102円67銭まで急騰 3/21 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「このペースで資産購入の縮小を続ければ10月までに大規模資産購入が終了することは明白だ」講演で。 ------ 3/24 オバマ・米大統領 「ロシアに対し、これまでの行動の代償を払わせることでわれわれは一致している」」G7でロシアへの制裁を決めた後の記者会見で。 ------ 3/25 ドラギ・ECB総裁 「ECBのシナリオに対する下方向のリスクが顕在化すれば、当中銀の責務を果たすため追加の金融政策措置をとる用意がある」パリでの講演で。 ユーロドル1.38台前半から→1.37台中半ばへ 3/31 イエレン・FRB議長 「異例のコミットメントはまだ必要であり、この先も当面必要だろう。他の米金融当局者と広く共有している見解だと確信している」講演で。 株式市場は急騰し、ドル円は小幅に下落 4/22 ウイリアアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 「今年の米経済はおそらく2.5%−3.0%成長となり、失業率は年末までに6.25%に低下する。」講演で。 ------ 5/7 イエレン・FRB議長 「実施時期に関して、機械的に決められた方式やタイムテーブルは存在しない」議会証言で利上げの時期について答えて。 ドル円は101円台半ばから102円前後まで上昇 5/8 ドラギ・ECB総裁 「次回会合で行動することにやぶさかではない」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.3995から→1.38台前半へ
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