2014年5月19日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は101円台半ばを中心に小動き。住宅関連の指標が好調だった
ことで101円68銭まで買われたが、50−55銭まで押し戻されて
取引を終える。
- ユーロは主要通貨に対して続落。ECBによる緩和観測が引き続き強く、
対ドルでは1.3687まで下落し、対円でも138円80銭前後まで
ユーロ安が進んだ。
- 株式市場は反発。住宅着工件数が市場予想を超えたことと、小型株が
反発したことでダウも44ドル高と3日振りに反発。
- 債券相場は4日ぶりに反落。市場では前日までの急騰はさすがに
買われ過ぎとの見方も台頭。利益確定の売りが優勢となり、長期金利は
2.52%台まで上昇。
- 金は続落し、原油は小幅に反発。
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- 4月住宅着工件数 → 107.2万件
- 4月建設許可件数 → 108万件
- 5月ミシガン大学消費者信頼感指数 → 81.8
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| ドル/円 | 101.38 〜 101.68 |
| ユーロ/ドル | 1.3687 〜 1.3719 |
| ユーロ/円 | 138.83 〜 139.33 |
| NYダウ | +44.50 → 16,491.31ドル |
| GOLD | −0.20 → 1,293.40ドル |
| WTI | +0.52 → 102.02ドル |
| 米10年国債 | +0.024 → 2.520% |
本日の注目イベント
-
- 日 3月機械受注
- 米 バーナンキ・前FRB議長講演
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ドル円は依然として101円20−30銭の下値のサポートが維持されてはいるものの、上値の重い
展開が続いています。
基本的には低水準のボラティリティーが続いていることで上値が徐々に切り下がり、先週末は102円台
も「売りゾーン」になったような印象もあります。
今週も上記サポート水準が維持できるかどうかが焦点になりそうです。
先週末のNY市場では住宅着工件数が昨年12月以来となる100万件を超え、建設許可件数も108万件と
このところ低調な内容が続いた住宅市場にやや明るさが戻ってきました。
一方でミシガン大学消費者マインドは市場予想を大きく下回る「81.8」で、前月の「84.1」から
急低下しています。
ブルームバーグによると、食品や燃料の値上がりが影響したとして、労働市場は改善しており、経済も
4−6月に良くなってきていることから、消費者信頼感は再びゆっくりと高まり始めるだろうと予想して
います。
ドル円は101円台半ば中心の動きが強まり、ボリンジャーバンドもエネルギーを溜め始め、
上下のバンドは横ばいの動きを示しています。
米長期金利の低下傾向がドル円の上値を抑えている上に、ユーロの下落もユーロ円の売りを通じて、ドル円の
上値を重くしていると見られます。
ユーロ円は先週末の欧州市場で一時138円77銭まで売られ、2月27日以来のユーロ安水準を記録しました。
ECBの政策委員会は来月5日(木)に開催されますが、ここで追加緩和に踏み切る可能性が日増しに強まっている
のが足元の動きです。
景気回復が緩慢な上、失業率は12%台と依然高止まりしたままです。
さらにインフレ率は1%にも届かず、何らかの景気刺激策が必要なのは明らかです。
また日米のように市場から国債を購入して資金を供給するにしても、ユーロ圏の国債はありません。
ここはドラギECBの腕の見せ所ということになります。
本日は海外市場では重要な経済指標の発表はありません。
引き続き101円台半ばを中心とした冴えない相場展開が予想されます。
レンジは101円10銭〜101円90銭程度と予想します。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で
「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で
「What's going on ?」というタイトルを付けました。
| 日時 |
発言者 |
内容 |
市場への影響 |
| 3/19 |
イエレン・FRB議長 |
「これは定義するのが難しい問題だが、おそらく6ヶ月前後を意味する」テーパリング終了後のFF金利引き上げのタイミングについて。 |
ドル円101円60銭から102円67銭まで急騰 |
| 3/21 |
フィッシャー・ダラス連銀総裁 |
「このペースで資産購入の縮小を続ければ10月までに大規模資産購入が終了することは明白だ」講演で。 |
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| 3/24 |
オバマ・米大統領 |
「ロシアに対し、これまでの行動の代償を払わせることでわれわれは一致している」」G7でロシアへの制裁を決めた後の記者会見で。 |
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| 3/25 |
ドラギ・ECB総裁 |
「ECBのシナリオに対する下方向のリスクが顕在化すれば、当中銀の責務を果たすため追加の金融政策措置をとる用意がある」パリでの講演で。 |
ユーロドル1.38台前半から→1.37台中半ばへ |
| 3/31 |
イエレン・FRB議長 |
「異例のコミットメントはまだ必要であり、この先も当面必要だろう。他の米金融当局者と広く共有している見解だと確信している」講演で。 |
株式市場は急騰し、ドル円は小幅に下落 |
| 4/22 |
ウイリアアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 |
「今年の米経済はおそらく2.5%−3.0%成長となり、失業率は年末までに6.25%に低下する。」講演で。 |
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| 5/7 |
イエレン・FRB議長 |
「実施時期に関して、機械的に決められた方式やタイムテーブルは存在しない」議会証言で利上げの時期について答えて。 |
ドル円は101円台半ばから102円前後まで上昇 |
| 5/8 |
ドラギ・ECB総裁 |
「次回会合で行動することにやぶさかではない」理事会後の記者会見で。 |
ユーロドル1.3995から→1.38台前半へ |
| 5/14 |
プラート・ECB理事 |
「条件付になるだろうが、銀行に一段の長期資金を提供することは可能。再利下げも可能。複数の措置の組み合わせも考えられる」ドイツ紙とのインタビューで。 |
...... |
| 5/15 |
黒田・日銀総裁 |
「必要であれば、2%の物価目標を達成するための方法、手段、選択肢はたくさんある」都内の講演でで。 |
ドル円101円85銭から→102円12銭まで上昇 |
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外為オンラインのシニアアナリスト
佐藤正和
邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算30年以上、為替の世界に携わっている。
・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書