今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2014年5月27日(火)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • NY市場で株式と債券が休場のため、ドル円は101円台 後半でほぼ横ばい。
  • ユーロドルは1.36台前半を維持しながら小幅に上昇。 ドラギECB総裁の発言が伝わったが反応はなかった。
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    ドル/円101.84 〜 101.94
    ユーロ/ドル1.3635 〜 1.3654
    ユーロ/円138.92 〜 139.09
    NYダウ ----- → 16,606.27ドル
    GOLD -----  → 1,291.70ドル
    WTI -----  → 104.35ドル
    米10年国債 -----  → 2.530%



    本日の注目イベント

  • 米   4月耐久財受注
  • 米   3月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   3月FHFA住宅価格指数
  • 米   5月消費者信頼感指数
  • 米   5月リッチモンド連銀製造業指数
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    NYでは株式と債券市場が休場だったため、為替も動かずドル円は101円後半で膠着。


    ユーロは欧州時間に1.36台前半から1.36台半ばまで上昇し、これに伴いユーロ円も


    139円台前半まで上昇しました。


    そんななか、ECBのドラギ総裁が金融政策に関する発言を行っています。





    ドラギ総裁は26日、ポルトガルで行われたフォーラムで、ユーロ圏に低インフレが根付く兆候が


    あればECBは6月に措置を講じる用意があると改めて示唆しました。


    同総裁は「私の見解では、現時点で特に警戒しなければならないのは、低インフレがインフレ期待低下と


    与信縮小をもたらすという負の連鎖に陥るリスクだ。特に、圧力下にある国々でリスクが大きい」と述べ、


    「われわれはインフレが低すぎる状態が過度に長期化することを容認する考えはない」との考えを示しました。


    (ブルームバーグ)





    市場では来週のECB理事会で何らかの追加緩和策を講じるのはほぼ間違いないと予想しており、また


    その内容も、複数の政策を駆使しその後の記者会見でも、必要ならさらに緩和を進める用意があることにも


    言及するのではないかと見られています。


    ドラギ総裁だけではなく、ECBの高官も同様な発言を繰り返していることから、現時点では「追加緩和に


    踏み切るかどうか」ではなく、「どのような緩和策を行うのか」という点に注目が集まっている状況と


    考えられます。





    本日もドル円は101円台後半から102円台での動きが予想されますが、東京時間では、昨日と全く同じ


    水準であることから動意は見られないと思われます。


    NY時間では多くの住宅関連指標と消費者マインド指数が発表され、後者は注目度が高く、先月の「82.3」


    から改善して「83.0」と予想されています。


    また、史上最高値近辺で推移している株式市場がさらに一段高を見せるのかどうかも、


    長期金利の動向とともに材料になります。





    予想レンジは昨日と同様で、101円50銭から102円30銭程度と見ます。












    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    3/19 イエレン・FRB議長 「これは定義するのが難しい問題だが、おそらく6ヶ月前後を意味する」テーパリング終了後のFF金利引き上げのタイミングについて。 ドル円101円60銭から102円67銭まで急騰
    3/21 フィッシャー・ダラス連銀総裁 「このペースで資産購入の縮小を続ければ10月までに大規模資産購入が終了することは明白だ」講演で。 ------ 
    3/24 オバマ・米大統領 「ロシアに対し、これまでの行動の代償を払わせることでわれわれは一致している」」G7でロシアへの制裁を決めた後の記者会見で。 ------ 
    3/25 ドラギ・ECB総裁 「ECBのシナリオに対する下方向のリスクが顕在化すれば、当中銀の責務を果たすため追加の金融政策措置をとる用意がある」パリでの講演で。 ユーロドル1.38台前半から→1.37台中半ばへ
    3/31 イエレン・FRB議長 「異例のコミットメントはまだ必要であり、この先も当面必要だろう。他の米金融当局者と広く共有している見解だと確信している」講演で。 株式市場は急騰し、ドル円は小幅に下落
    4/22 ウイリアアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 「今年の米経済はおそらく2.5%−3.0%成長となり、失業率は年末までに6.25%に低下する。」講演で。 ------ 
    5/7 イエレン・FRB議長 「実施時期に関して、機械的に決められた方式やタイムテーブルは存在しない」議会証言で利上げの時期について答えて。 ドル円は101円台半ばから102円前後まで上昇
    5/8 ドラギ・ECB総裁 「次回会合で行動することにやぶさかではない」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.3995から→1.38台前半へ
    5/14 プラート・ECB理事 「条件付になるだろうが、銀行に一段の長期資金を提供することは可能。再利下げも可能。複数の措置の組み合わせも考えられる」ドイツ紙とのインタビューで。    ......
    5/15 黒田・日銀総裁 「必要であれば、2%の物価目標を達成するための方法、手段、選択肢はたくさんある」都内の講演でで。 ドル円101円85銭から→102円12銭まで上昇
    5/26 ドラギ・ECB総裁 「われわれはインフレが低すぎる状態が過度に長期化すること容認する考えはない」ポルトガルで行われたフォーラムで。   -----  

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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和