2014年6月2日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- 米経済指標はまちまちの上、今週の重要イベントを控えている
ことからドル円は小動き。101円半ばから後半で推移し、この日の
高値圏である101円75−80銭近辺で引ける。
- ユーロドルも今週のECB理事会を前にもみ合い。1.3606
まで売られたものの1.36台を維持し1.3630−35で引ける。
- 株式市場はまちまち。模様眺めの中、ダウとS&P500は
最高値付近で推移し、ナスダックは小幅に下落。
- 債券相場は横ばい。PCEコアデフレーターも予想通りの結果で
影響は限られた。
- 金は5日続落で1250ドルを割り込む。原油も小幅に反落。
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- 4月個人所得 → +0.3%
- 4月個人支出 → −0.1%
- 4月PCEコアデフレーター → +1.4%
- 5月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) → 81.9
- 5月シカゴ購買部協会景気指数 → 65.5
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| ドル/円 | 101.61 〜 101.85 |
| ユーロ/ドル | 1.3606 〜 1.3650 |
| ユーロ/円 | 138.29 〜 138.86 |
| NYダウ | +18.43 → 16,717.17ドル |
| GOLD | −11.10 → 1,246.00ドル |
| WTI | −0.87 → 102.71ドル |
| 米10年国債 | ±0 → 2.470% |
本日の注目イベント
- 豪 豪4月住宅建設許可件数
- 独 独5月消費者物価指数(速報値)
- 欧 ユーロ圏5月製造業景況感指数(改定値)
- 英 英5月製造業PMI
- 米 5月ISM製造業総合景況指数
- 米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
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ドル円はやや底堅い動きを見せる。米長期金利が下げ止まったことで、ユーロ円などクロス円でも
円が売られ、先週末のNYではドル円も101円85銭までドル高が進んだ。
昨日、中国の製造業PMIが発表され、市場予想を上回ったことからドル円は週明けのオセアニア市場で
101円90銭近辺まで買われる場面もありました。
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ドル円は2週間前に日銀決定会合後に100円82銭まで下落しましたが、100円割れには至らず、
その後102円台まで戻したものの、それ以上の上値を試す勢いもなく再び101円台半ばまで
下落しました。
米長期金利が一時2.41%台まで低下したことでドル売りが強まったことが背景でしたが、それでも
今週は木曜日にECB理事会があり、週末には米雇用統計も控えていることから積極的な取引は見られません。
もともとドル円はボラティリティー(変動率)が記録的な低水準に留まっており、市場参加者にもやや
あきらめムードが漂い、動き出すまで待とう、といった雰囲気になっています。
そんなドル円ですが、今週は動き出してもおかしくはありません。
上記重要イベントに加え、オーストラリアではGDPが発表され、中国ではPMIの発表あり、重要指標には
事欠きません。
テクニカルでも短期的な動きを表す「1時間足」では、101円90銭を超えると上にある「雲」を
抜けると見られ、「4時間足」では102円を超えると「200日線」を上抜けすることになります。
ECBが追加緩和に踏み切ると、ドル高ユーロ安が進み、ドル円もドル高円安に引っ張られることも
考えられそうです。
また、週末の雇用統計では引き続き堅調な雇用状況が示される見込みで、現在、非農業部門雇用者数は
21万5000人の増加と予想されています。
この数字が上ぶれるとドル買いが強まることも予想されますが、過去3ヶ月では「雇用統計直後」に
ドル高のピークをつけており、そこからかなりの値幅を伴ってドルが下落するパターンが続いている
ことはやや気になります。
また足許では依然として2.5%以下で推移している米長期金利の水準も気になります。
やや下げ止まった感はありますが、2.5%を上回ることができない状況が続くと、ドルの下押し
要因になることも予想されます。
世界的に株高傾向にあるため、為替が金利から株価の動きをより取り込むようだと、上記102円を
抜けていくこともあり得そうですが、先ずは低ボラティリティーからの脱出が最も重要です。
市場参加者が「もっと動く」と予想しないことには、上下どちらのレンジも抜けません。
本日のレンジは101円50銭〜102銭30銭程度を予想します。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で
「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で
「What's going on ?」というタイトルを付けました。
| 日時 |
発言者 |
内容 |
市場への影響 |
| 4/22 |
ウイリアアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 |
「今年の米経済はおそらく2.5%−3.0%成長となり、失業率は年末までに6.25%に低下する。」講演で。 |
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| 5/7 |
イエレン・FRB議長 |
「実施時期に関して、機械的に決められた方式やタイムテーブルは存在しない」議会証言で利上げの時期について答えて。 |
ドル円は101円台半ばから102円前後まで上昇 |
| 5/8 |
ドラギ・ECB総裁 |
「次回会合で行動することにやぶさかではない」理事会後の記者会見で。 |
ユーロドル1.3995から→1.38台前半へ |
| 5/14 |
プラート・ECB理事 |
「条件付になるだろうが、銀行に一段の長期資金を提供することは可能。再利下げも可能。複数の措置の組み合わせも考えられる」ドイツ紙とのインタビューで。 |
...... |
| 5/15 |
黒田・日銀総裁 |
「必要であれば、2%の物価目標を達成するための方法、手段、選択肢はたくさんある」都内の講演でで。 |
ドル円101円85銭から→102円12銭まで上昇 |
| 5/26 |
ドラギ・ECB総裁 |
「われわれはインフレが低すぎる状態が過度に長期化すること容認する考えはない」ポルトガルで行われたフォーラムで。 |
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| 5/28 |
ロックハート・アトランタ連銀総裁 |
「最初の利上げは15年後半になる可能性が強い」ルイジアナ州立大学での講演で。 |
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外為オンラインのシニアアナリスト
佐藤正和
邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算30年以上、為替の世界に携わっている。
・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書