2014年6月6日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円はECBの政策発表を受け102円73銭までドル高が
進んだが、その後ユーロドルが急反発したことから102円34銭まで
下落。102円台半ばを挟んで方向感の出ない動きが続いた。
- ECBの政策決定を受けユーロドルは乱高下。ECBがマイナス金利
まで導入したことでユーロドルは一時、1.35割れ目前まで下落。しかし
その後は急反発し、1.3670まで上昇するなど政策内容に対する反応に
大きく動いた。
- 株価は続伸。ECBの緩和策を好感し、ダウは98ドル高と最高値を更新。
S&P500も連日の最高値更新を記録。
- 債券相場は6日振りに反発。ECBの緩和策や、本日の雇用統計で雇用増の
ぺースが鈍化するとの見方が広がり、長期金利は2.58%台まで低下。
- 金は反発し、原油は小幅に続落。
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- 新規失業保険申請件数 → 31.2万件
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| ドル/円 | 102.34 〜 102.73 |
| ユーロ/ドル | 1.3503 〜 1.3670 |
| ユーロ/円 | 138.68 〜 139.98 |
| NYダウ | +98.58 → 16,836.11ドル |
| GOLD | +9.00 → 1,253.30ドル |
| WTI | −0.16 → 102.48ドル |
| 米10年国債 | −0.022 → 2.584% |
本日の注目イベント
- 日 4月景気動向指数
- 独 独4月鉱工業生産
- 独 独4月貿易収支
- 米 5月雇用統計
- 米 4月消費者信用残高
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予想通りECBは包括的な緩和策に踏み切り、発表を受けてユーロはめまぐるしく乱高下し、難しい相場展開
となりました。
ドラギ総裁は記者会見で「今回のは意味の大きいパッケージだったと思う。しかし、これで終わりかと
問われれば答えはノーだ」と語り、さらなる追加緩和の用意があることを匂わせています。
ECBは理事会で、中銀預金をマイナス0.1%に引き下げ、主要中銀では初めてとなる手段の導入を
決めました。
市場ではマイナス金利の導入もあり得ると予想されてはいましたが、その影響が未知数であることから
導入を見送るとの見方もあり懐疑的でしたが、ドラギ総裁がよく口にする「何でもやる」といった
言葉を実践した形になりました。
追加緩和は織り込み済みといった予想でしたが、マイナス金利まで導入したことで、発表直後にはユーロ売りが
加速し、ユーロドルは1.3503まで売られ、約4ヶ月振りの安値を記録しましたが、その後は急反発し
1.3670まで買い戻されるなど、難しい相場展開でした。
ユーロ円もユーロドルの動きに連動する形で、138円台半ばから140円近辺まで値を飛ばしています。
ECBはマイナス金利に加え、政策金利を史上最低の0.15%に引き下げ、経済で与信を必要とする部分への
流れを促すため、銀行融資に連動する4000億ユーロ(約55兆8000億円)規模の流動性供給措置も
発表し、さらに資産担保証券(ABS)購入に向けた作業も開始することになっています。
景気の回復力が弱く、インフレ率もECBが目標とする2%にはほど遠く、行動を起こさざるをえない状況
だったと思われます。
今回の政策内容については「予想より少しだけ強い措置だった」(ブルームバーグ)という見方が
コンセンサスかと思われますが、その効果についてはしばらく時間が必要のようです。
これだけ急激に動くと、ユーロドルもユーロ円もテクニカルが機能しなくなりそうですが、ユーロ円については
今回の下落でも「200日線」(日足)を割り込まずに反発しており、この移動平均線は下値のメドと
して意識されます。
ドル円も足許では102円台を固めているような動きと捉えていますが、上値のメドである102円80銭
から103円を抜けるには材料が足りません。
今夜の雇用統計がその材料になる可能性はありますが、21万人増加と予想されている非農業部門雇用者数が
昨日のNY市場では下振れするとの見方が広がったとの報道もあり、下落への備えも必要かもしれません。
個人的には20万人を大きく割り込まない限りドルの大幅な下落はないものと予想しています。
本日のレンジは101円80銭〜103円20銭程度と、イベントリスクがあるためややワイドに見ています。
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新聞によると、近年、子供の虫歯が激減しているそうです。
70年代には国全体で子供の9割超に虫歯があったが、現在は中学生や幼稚園児では
5割を切っているそうです。
少子化に歯止めがかからず、子供の虫歯が減っている現在の状況が続けば
30年後には街の歯医者さんが廃業する時代が来るかもしれません。
良い週末を・・・・。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で
「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で
「What's going on ?」というタイトルを付けました。
| 日時 |
発言者 |
内容 |
市場への影響 |
| 4/22 |
ウイリアアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 |
「今年の米経済はおそらく2.5%−3.0%成長となり、失業率は年末までに6.25%に低下する。」講演で。 |
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| 5/7 |
イエレン・FRB議長 |
「実施時期に関して、機械的に決められた方式やタイムテーブルは存在しない」議会証言で利上げの時期について答えて。 |
ドル円は101円台半ばから102円前後まで上昇 |
| 5/8 |
ドラギ・ECB総裁 |
「次回会合で行動することにやぶさかではない」理事会後の記者会見で。 |
ユーロドル1.3995から→1.38台前半へ |
| 5/14 |
プラート・ECB理事 |
「条件付になるだろうが、銀行に一段の長期資金を提供することは可能。再利下げも可能。複数の措置の組み合わせも考えられる」ドイツ紙とのインタビューで。 |
...... |
| 5/15 |
黒田・日銀総裁 |
「必要であれば、2%の物価目標を達成するための方法、手段、選択肢はたくさんある」都内の講演でで。 |
ドル円101円85銭から→102円12銭まで上昇 |
| 5/26 |
ドラギ・ECB総裁 |
「われわれはインフレが低すぎる状態が過度に長期化すること容認する考えはない」ポルトガルで行われたフォーラムで。 |
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| 5/28 |
ロックハート・アトランタ連銀総裁 |
「最初の利上げは15年後半になる可能性が強い」ルイジアナ州立大学での講演で。 |
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| 6/5 |
ドラギ・ECB総裁 |
「今回のは意味の大きいパッケージだったと思う。しかし、これで終わりかと問われれば答えはノーだ」追加緩和を実施した後の記者会見で。 |
ユーロドルは1.3503まで下落した後、1.3667まで反発。 |
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外為オンラインのシニアアナリスト
佐藤正和
邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算30年以上、為替の世界に携わっている。
・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書