2014年6月10日(火)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は特段の材料もなく小動き。102円40銭近辺まで売られる
場面もあったが、102円台半ばを挟んでもみ合い。 - ユーロは主要通貨に対して下落。先週のECBの包括的緩和策がじりじりと
効いてきたとの意見もあり、対ドルでは1.36台半ばから1.3582近辺まで
売られた。対円でも139円台後半から139円26銭までユーロ安が進む。 - 株式市場は小幅ながら上昇。ダウは18ドル高と4日続伸し、S&P500
とともに連日の最高値更新。 - 債券相場は続落し、長期金利は再び2.60%台まで上昇。米投資銀行が
米国債について「最大限のアンダーウェート」を進めたことが手がかり。 - 金は反発し、原油は大幅に続伸。原油は米景気の回復基調が強まるとの
見方が背景。
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ドル/円 102.38 〜 102.60 ユーロ/ドル 1.3582 〜 1.3615 ユーロ/円 139.26 〜 139.48 NYダウ +18.82 → 16,943.10ドル GOLD +1.40 → 1,253.90ドル WTI +1.75 → 104.41ドル 米10年国債 +0.018 → 2.608%
本日の注目イベント
- 日 5月マネーストック
- 中 中国 5月消費者物価指数
- 中 中国 5月生産者者物価指数
- 英 英4月鉱工業生産
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昨日のドル円は102円65銭を頭にじり安の展開になったものの、102円40銭近辺では下げ止まり、
NYでは米長期金利の上昇や、株高によるリスクオンからドル円は底堅く推移しています。
一方ユーロは主要16通貨に対して大きく売られ、ユーロ全面安の展開でした。
ユーロは先週のECBによる包括的緩和策が効を奏してきたのか、ジリ安の流れになっており、
主要政策金利であるリファイナンス・オペの最低応札金利が0.1ポイント引き下げられ0.15%になった
ことから、円と同様に「キャリートレード」の対象通貨とみなされてきた可能性が高いと見られます。
金利の低い通貨を調達し、その通貨を売って金利の高い通貨を買い、金利差を享受するというのが
キャリートレードですが、円が代表的な通貨と見られてます。
ただし、このトレードが活発になるには「低ボラティリティー」が継続すると予想されることが条件です。
ボラティリティーが高くなれば、金利差どころではありません。
金利差を大きく上回る為替差損が発生するリスクがあるからです。
個人投資家が「豪ドル円」を買ってスワップポイントを狙う取引もこれとまったく同じです。
ドル円は102円台で堅調に推移していますが、さらに上昇するには、昨日も述べましたが「日足」の
「120日線」と「雲」の上限を抜けることが必要です。
今朝のその値位置は102円63銭辺りまで降りてきています。
ここをしっかりを上抜けし、先週記録した102円80銭を抜ければ、103円台が見えてくるはずです。
今回の102円台でのもみ合いは、ややひいき目に見れば、これまでとは異なっているようにも見えます。
ウクライナでの緊張が高まったなか、FRBによる利上げ観測が2015年後半から2016年に先延ばしに
なるとの観測が広がり、さらに日銀による追加緩和観測も後退し、いずれもドル安円高要因でしたが、
結局100円を割り込むことはできませんでした。
「円高ドル安」に賭けている投資家にとっては「ドルは底堅い」という捉え方をしているものと
思われます。
同じ相場を見てもポジションを持っている方向で、「ドルが底堅い」と見えるのか、あるいは「ドルの上値が重い」
と見えるのか異なって来ます。
ドル円は結局重要な「120日線」を割り込めなかったし、「100円の大台」を割り込めなかったことは
今後、大きな意味を持つと考えています。
もっとも、まだ市場の相場観はまちまちで、それがドル円相場を膠着させている一因でもあります。
従って、102円台でのもみ合いがまだしばらく続くことは十分考えられますが、それでも102円台が
維持されれば、いずれ上値をテストすると予想しています。
今朝の新聞でも「円売り復調の兆し」という見出しが躍っていましたが、このような見出しが掲載されると
「反対方向」に動くことがままあるため、やや気にはなります・・・。
本日のドル円は昨日と同様に、102円20銭〜103円程度を予想します。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 4/22 ウイリアアムズ・サンフランシスコ連銀総裁 「今年の米経済はおそらく2.5%−3.0%成長となり、失業率は年末までに6.25%に低下する。」講演で。 ------ 5/7 イエレン・FRB議長 「実施時期に関して、機械的に決められた方式やタイムテーブルは存在しない」議会証言で利上げの時期について答えて。 ドル円は101円台半ばから102円前後まで上昇 5/8 ドラギ・ECB総裁 「次回会合で行動することにやぶさかではない」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.3995から→1.38台前半へ 5/14 プラート・ECB理事 「条件付になるだろうが、銀行に一段の長期資金を提供することは可能。再利下げも可能。複数の措置の組み合わせも考えられる」ドイツ紙とのインタビューで。 ...... 5/15 黒田・日銀総裁 「必要であれば、2%の物価目標を達成するための方法、手段、選択肢はたくさんある」都内の講演でで。 ドル円101円85銭から→102円12銭まで上昇 5/26 ドラギ・ECB総裁 「われわれはインフレが低すぎる状態が過度に長期化すること容認する考えはない」ポルトガルで行われたフォーラムで。 ----- 5/28 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「最初の利上げは15年後半になる可能性が強い」ルイジアナ州立大学での講演で。 ----- 6/5 ドラギ・ECB総裁 「今回のは意味の大きいパッケージだったと思う。しかし、これで終わりかと問われれば答えはノーだ」追加緩和を実施した後の記者会見で。 ユーロドルは1.3503まで下落した後、1.3667まで反発。
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What's going on ? バックナンバー 2010年(PDF)
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