2014年6月24日(火)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は101円台後半でもみ合うも小動き。
住宅関連指標が市場予想を上回ったものの、為替への
影響はなく、101円90−95銭で引ける。
- ユーロドルは堅調に推移。1.35台後半から1.36台
に乗せたが、ドイツのPMIが軟調だったこともあり、
1.36台では上値を押さえられる。
- 株式市場はまちまち。GEなど工業株が安かったことで
ダウは9ドル安。一方ナスダック指数は小幅に上昇。
- 債券相場は反落。中古住宅販売件数が約3年ぶりの大幅な
伸びを見せたことで、10年債には売り圧力となった。
長期金利は2.626%台まで上昇。
- 金は4日続伸で1318ドル台まで上昇。原油は反落し106ドル台に。
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- 5月中古住宅販売件数 → 489万件
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| ドル/円 | 101.83〜 101.96 |
| ユーロ/ドル | 1.3581 〜 1.3605 |
| ユーロ/円 | 138.40 〜 138.67 |
| NYダウ | −9.82 → 16,937.26ドル |
| GOLD | +1.80 → 1,318.40ドル |
| WTI | −1.09 → 106.17ドル |
| 米10年国債 | +0.026 → 2.626% |
本日の注目イベント
- 独 独6月IFO景況指数
- 米 4月ケースシラー住宅価格指数
- 米 5月新築住宅販売件数
- 米 6月消費者信頼感指数
- 米 6月リッチモンド連銀製造業指数
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ドル円は102円台を維持できずに下落したものの、現在101円63銭前後にある「200日線」を
割り込むには至らず、依然としてもみ合いが続きレンジ相場を抜き切れない状況が続いています。
中国のPMIが節目の「50」を上回ったことも、相場への影響は限定的でした。
6月も残すところあと僅かですが、今の所相場がどちらかに大きく動き出す気配はありません。
ここ半年の値幅は概ね101−103円台で推移し、今年の高値と安値をとっても5円以内の値幅です。
個人的にはいつ動き出してもおかしくはないと思っていますが、動き出す材料がなかなか見つかりません。
今週後半には米国のGDP確定値や、PCEコアデフレーターなど重要指標が発表されますが、市場は
既に来週の「6月の雇用統計」の結果に期待している向きもあるようです。
昨日は中古住宅販売件数が発表され、前月比4.9%増の489万戸でした。
増加率は2011年8月以来最大で、懸念されていた住宅市場も底堅い動きを見せています。
これは住宅ローン金利が低水準で安定している上に、株価の上昇が資産効果をもたらし、値ごろ感から
住宅購入を決断する人が増えているものと思われます。
住宅の購入は、関連してその他の消費財の購入にもつながり、米住宅市場が順調に伸びていけば、
個人消費や小売売上高の上昇につながりそうです。
137円台まで下落したものの、その後順調に値を戻してきたユーロ円は138円台後半で一旦上昇を
押さえられた格好になっています。
テクニカル的には139円台を回復すれば、もう一段反発する余地もありそうですが、
138円90銭前後にある「200日線」(日足)を上抜けできるかどうかがポイントになりそうです。
もっとも、そのためにはユーロドルが1.3615レベルを明確に上抜けする必要があります。
昨日もユーロドルは1.36台に乗せると上昇を抑えられる動きが何度も確認されています。
ECBの包括的な緩和策を考えれば、上値が重いことは理解できますが、1.35台をしっかり維持できている
のも事実です。
ドラギ総裁は「まだ終わりではない」と、さらなる緩和策を示唆していましたが、ECBの「次の一手」
が非常に注目されます。
本日も大きな値動きは期待できそうもありません。
米長期金利が2.6%で安定する気配を見せていることや、株式市場も高値警戒感があるものの堅調です。
また日本の株式市場も「NISA」効果から、個人投資家が徐々に株式市場に向かっているようです。
基本的には「リスクオン」がベースになっていると考えられます。
本日のレンジは101円50銭〜102円20銭程度を予想します。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で
「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で
「What's going on ?」というタイトルを付けました。
| 日時 |
発言者 |
内容 |
市場への影響 |
| 5/7 |
イエレン・FRB議長 |
「実施時期に関して、機械的に決められた方式やタイムテーブルは存在しない」議会証言で利上げの時期について答えて。 |
ドル円は101円台半ばから102円前後まで上昇 |
| 5/8 |
ドラギ・ECB総裁 |
「次回会合で行動することにやぶさかではない」理事会後の記者会見で。 |
ユーロドル1.3995から→1.38台前半へ |
| 5/14 |
プラート・ECB理事 |
「条件付になるだろうが、銀行に一段の長期資金を提供することは可能。再利下げも可能。複数の措置の組み合わせも考えられる」ドイツ紙とのインタビューで。 |
...... |
| 5/15 |
黒田・日銀総裁 |
「必要であれば、2%の物価目標を達成するための方法、手段、選択肢はたくさんある」都内の講演でで。 |
ドル円101円85銭から→102円12銭まで上昇 |
| 5/26 |
ドラギ・ECB総裁 |
「われわれはインフレが低すぎる状態が過度に長期化すること容認する考えはない」ポルトガルで行われたフォーラムで。 |
----- |
| 5/28 |
ロックハート・アトランタ連銀総裁 |
「最初の利上げは15年後半になる可能性が強い」ルイジアナ州立大学での講演で。 |
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| 6/5 |
ドラギ・ECB総裁 |
「今回のは意味の大きいパッケージだったと思う。しかし、これで終わりかと問われれば答えはノーだ」追加緩和を実施した後の記者会見で。 |
ユーロドルは1.3503まで下落した後、1.3667まで反発。 |
| 6/18 |
イエレン・FRB議長 |
「経済データが強めの内容を示せば時期が早まることになるが、反対に弱めの内容を示せば遅れることもあり得る」利上げのタイミングについて。 |
ドルが主要通貨に対して下落 |
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外為オンラインのシニアアナリスト
佐藤正和
邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算30年以上、為替の世界に携わっている。
・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書