今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2014年6月27日(金)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は個人消費支出が予想を下回ったことや、株安、金利低下
    を背景にドル売りが強まり、一時101円48銭まで下落。
    注目の「200日線」を一時的に割り込んだものの、その後ドルは反発し
    101円70−75銭で取引を終える。
  • 1.36台前半で堅調に推移していたユーロドルも1.36を
    割り込むと売りが加速し1.3576まで下落。その後はユーロ円の
    反発とともに1.3615近辺まで買い戻される。
  • 株式市場は反落。軟調な経済指標に加え、セントルイス連銀総裁が
    利上げが早まる可能性があると発言したことが材料視された。
    ダウは21ドル下落し、他の株価指数も反落。
  • 債券相場は3日続伸。5月の個人消費が予想を下回る伸びとなったことや、
    失業保険申請件数も予想したほど減少していなかったことで買い物を集める。
    長期金利も2.53%台まで低下しドル下落を誘った。
  • 金は7営業日振りに反落し、原油価格も下落。
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  • 新規失業保険申請件数     → 31.2万件
  • 5月個人所得          → +0.4%
  • 5月個人支出          → +0.2%
  • 5月PCEコアデフレーター   → +1.5%
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    ドル/円101.48〜 101.80
    ユーロ/ドル1.3576 〜 1.3618
    ユーロ/円137.92 〜 138.53
    NYダウ −21.38 → 16,846.13ドル
    GOLD −5.60 → 1,317.00ドル
    WTI −0.66  → 105.84ドル
    米10年国債 −0.029  → 2.532%



    本日の注目イベント

  • 日   5月失業率  
  • 日   5月消費者物価指数
  • 独   独6月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏6月景況感指数
  • 欧   仏1−3月期GDP(確報値)
  • 英   英1−3月期GDP(確報値)
  • 米  6月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
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    タカ派の一人であるブラード・セントルイス連銀総裁は昨日NYでの講演で、「低い実質金利の維持を


    正当化するのはますます厳しくなる」と述べ、米国の利上げは考えられているより早く始まる可能性が


    あることを示唆しました。


    米国の利上げが早まること事態はドル買い材料でしたが、軟調な経済指標に株価の下落と、長期金利の


    低下が加わり、ドル円は一時101円48銭まで売られ、約1ヶ月振りの円高水準をつけています。





    今週に入り、102円台も徐々に重くなってきたドル円でしたが注目は日足の「200日線」を維持できるか


    どうかでした。


    昨日のNY市場では101円48銭までドルが売られたことで、一時的にこの移動平均線を下回りましたが、


    その後101円75銭近辺まで戻して取引を終えたことで、「かろうじて維持」できた格好になっています。


    本欄執筆時(7時15分)時点でも、ちょうどこの「200日線」辺りで推移しています。





    ドル円は今年に入って何度も「200日線」割れをテストして来ましたが、結局一度も明確に割り込んだ


    ことはありません。


    したがってこの移動平均線は「かなり強い支持線」と見られており、逆にこの線を明確に割り込んだら


    ドル売りが加速するのでないかと見られています。


    その意味では、今日はこの「200日線」の攻防と言ってもいいかもしれません。





    ドルは円に対してだけではなく、豪ドルなど他の主要通貨に対しても売られています。


    2.6%台で安定を見せていた米長期金利が再び下げ基調を強め、足許では2.53%台まで


    低下してきました。


    また、NYダウは1万7000ドルの大台を前に一進一退を続け、一時ほどの勢いはありません。





    国内に目を向けても、発表された安倍政権の成長戦略の中身は「合格点」だとの評価もありますが、


    サプライズもなく、市場ではやや失望感が優勢のようです。


    そんななか、ドル円はジリジリと上値を切り下げていますが、依然としてボラティリティーが


    5.8%(3ヶ月)と、低水準に留まっているためドル円の急落にはつながっていません。


    そのため、さらにここからドルが売られてもそのスピードは緩やかなものと思われます。





    ややドルの買い方に分が悪い状況が続いていますが、ここは次の重要指標の内容を見極めたいところです。


    来週には6月の雇用統計も発表されます。


    月も替わり、今年も後半に入るわけですから、この辺りでドル円も動きを取り戻してほしいと


    願っております。


    本日のレンジは101円20銭〜101円90銭程度を予想したいと思います。


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    究極のエコカー「燃料電池車」が年内に発売されるとの記事を読みました。


    なにしろCo2を一切排出しない、環境に極めて優しい車です。


    ハイブリッド車に続いて、またまた日本のメーカが世界のエコカー競争を

    リードすることになりそうです。


    良い週末を・・・・。












    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    5/7 イエレン・FRB議長 「実施時期に関して、機械的に決められた方式やタイムテーブルは存在しない」議会証言で利上げの時期について答えて。 ドル円は101円台半ばから102円前後まで上昇
    5/8 ドラギ・ECB総裁 「次回会合で行動することにやぶさかではない」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.3995から→1.38台前半へ
    5/14 プラート・ECB理事 「条件付になるだろうが、銀行に一段の長期資金を提供することは可能。再利下げも可能。複数の措置の組み合わせも考えられる」ドイツ紙とのインタビューで。    ......
    5/15 黒田・日銀総裁 「必要であれば、2%の物価目標を達成するための方法、手段、選択肢はたくさんある」都内の講演でで。 ドル円101円85銭から→102円12銭まで上昇
    5/26 ドラギ・ECB総裁 「われわれはインフレが低すぎる状態が過度に長期化すること容認する考えはない」ポルトガルで行われたフォーラムで。   -----  
    5/28 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「最初の利上げは15年後半になる可能性が強い」ルイジアナ州立大学での講演で。   -----  
    6/5 ドラギ・ECB総裁 「今回のは意味の大きいパッケージだったと思う。しかし、これで終わりかと問われれば答えはノーだ」追加緩和を実施した後の記者会見で。  ユーロドルは1.3503まで下落した後、1.3667まで反発。 
    6/18 イエレン・FRB議長 「経済データが強めの内容を示せば時期が早まることになるが、反対に弱めの内容を示せば遅れることもあり得る」利上げのタイミングについて。 ドルが主要通貨に対して下落
    6/24 カーニー・BOE総裁 「労働市場に想定していたよりも大きな余剰能力があることを賃金動向が示唆している」議会証言で。  ポンド円 173円60銭レベル→172円90銭近辺に 

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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和