2014年7月7日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
欧州市場
- NY市場は独立記念日のため休場
- 日 日銀支店長会議
- 日 5月景気動向指数
- 独 独5月鉱工業生産
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先週末のNY市場は休場でしたが、今週は良好な雇用統計を受けてドルがどこまで買い戻されるかが焦点に
なりそうです。
6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想を大きく上回る28万8000人でした。
今年は1月を除いて、これで5ヶ月連続でFRBがメドとする「20万人の大台」を超えています。
ドル円は102円台を回復したものの、先週末の東京市場では寄り付きこそ102円20銭台でしたが、
その後は緩やかに円が買われる展開で、102円台は維持したもののドルの上値が重いという印象が拭い切れません。
NYダウが1万7000ドルの大台を回復し、「リスクオン」の流れに傾いてきたにもかかわらず、
ドル買い円売りが加速してきません。
これはやはり、米長期金利が上昇して来ないことが大きな要因と見られます。
そして、米長期金利が上昇しない原因は「金余り」と無為関係ではありません。
日欧の中銀が大規模な緩和策を継続していますが、FRBでもテーパリングが進んでいるとはいえ、今でも
毎月350億ドル(約3兆5700億円)の資金供給を行っているという事実があります。
余った資金は株式市場に流れ込んでいますが、同時に債券市場にも向かっていると思われます。
米債券市場は世界最大の市場です。大量の資金を吸収する市場としては他にありません。
株高、債券高が同時に進んでいる背景には、こうした市場の規模と、いつでも現金に換金できる流動性も
兼ね備えている「米債券市場」は無視できない存在です。
余ったお金の「受け皿」として、米債券市場が機能していると言えそうです。
ドル円は現在一目均衡表の「雲」の中を上昇中です。
「120日線」が102円22銭近辺にあり、さらにその上には「雲の上限」があり、ここを完全に
上抜けするには102円の半ばを超える必要があります。
今週の焦点は、この水準を抜けるかどうかという点ですが、上抜けに失敗すれば再び102円を挟む
展開になることが考えられます。
仮に上抜けに成功すれば、一段と「リスクオン」が強まり円が全面安になる展開もあるかもしれません。
ただ、そのためにはFRBによる政策金利引き上げが早まるとの見方が高まる必要があります。
そして、先週の雇用統計のような「サプライズ」が、さらに数ヶ月続くことが望まれます。
本日のレンジは101円80銭〜102円50銭程度と予想します。
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響 5/7 イエレン・FRB議長 「実施時期に関して、機械的に決められた方式やタイムテーブルは存在しない」議会証言で利上げの時期について答えて。 ドル円は101円台半ばから102円前後まで上昇 5/8 ドラギ・ECB総裁 「次回会合で行動することにやぶさかではない」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.3995から→1.38台前半へ 5/14 プラート・ECB理事 「条件付になるだろうが、銀行に一段の長期資金を提供することは可能。再利下げも可能。複数の措置の組み合わせも考えられる」ドイツ紙とのインタビューで。 ...... 5/15 黒田・日銀総裁 「必要であれば、2%の物価目標を達成するための方法、手段、選択肢はたくさんある」都内の講演でで。 ドル円101円85銭から→102円12銭まで上昇 5/26 ドラギ・ECB総裁 「われわれはインフレが低すぎる状態が過度に長期化すること容認する考えはない」ポルトガルで行われたフォーラムで。 ----- 5/28 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「最初の利上げは15年後半になる可能性が強い」ルイジアナ州立大学での講演で。 ----- 6/5 ドラギ・ECB総裁 「今回のは意味の大きいパッケージだったと思う。しかし、これで終わりかと問われれば答えはノーだ」追加緩和を実施した後の記者会見で。 ユーロドルは1.3503まで下落した後、1.3667まで反発。 6/18 イエレン・FRB議長 「経済データが強めの内容を示せば時期が早まることになるが、反対に弱めの内容を示せば遅れることもあり得る」利上げのタイミングについて。 ドルが主要通貨に対して下落 6/24 カーニー・BOE総裁 「労働市場に想定していたよりも大きな余剰能力があることを賃金動向が示唆している」議会証言で。 ポンド円 173円60銭レベル→172円90銭近辺に
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| ドル/円 | 102.08〜 102.10 |
| ユーロ/ドル | 1.3585 〜 1.3601 |
| ユーロ/円 | 138.59 〜 138.82 |
| NYダウ | ---- → 17,068.26ドル |
| GOLD | ---- → 1,320.60ドル |
| WTI | ---- → 104.06ドル |
| 米10年国債 | ---- → 2.641% |



