今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2014年7月9日(水)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は前日と同じように株安と長期金利の低下を受け続落。
    一時101円48銭までドル安が進み、再び「200日線」を下回った。
  • ユーロドルは値動きが小幅な中、ドル安の流れを受け1.35台後半から
    1.36台前半まで買われたが、もみ合いの域を出ず。
  • 株式市場は大幅に続落。シティーグループのストラテジストが米国株の
    大幅な下落を示唆するななど、警戒感が高まりダウは117ドル安。
  • 債券相場は続伸。株安などから安全資産の債券に買い物が集まり、
    長期金利は2.55%台まで低下。
  • 金は3日続落し、原油も8営業日続落。
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  • 5月消費者信用残高 → 196億ドル
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    ドル/円101.48〜 101.73
    ユーロ/ドル1.3589 〜 1.3618
    ユーロ/円138.10 〜 138.28
    NYダウ−117.59  → 16,906.62ドル
    GOLD−0.50  → 1,316.50ドル
    WTI−0.1 3    → 103.40ドル
    米10年国債−0.055 → 2.559%



    本日の注目イベント

  • 中   中国 6月消費者物価指数
  • 中   中国 6月生産者物価指数
  • 米   FOMC議事録(6月17、18日分)
  • 加   カナダ6月住宅着工件数  
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    101円台後半で推移していたドル円は前日と同じような展開で続落しています。


    NY株式市場が大幅安となり、大台の1万7000ドルを割り込み、長期金利は2.6%台を下回り


    ドル円は101円台半ばまで下落し、再び「200日線」を割り込んで来ました。





    昨日は特に悪い経済指標が出たわけでもなく、欧州の株式市場が下落したことで地合いが悪化し、


    さらにシティーグループのストラテジストなどが米国株の「深刻な」反落が警戒されていると


    指摘したことなどで、主要な株価指数は軒並み下落しました。


    ただ、株式市場終了後に発表されたアルミ大手のアルコアの第2四半期決算は市場予想を上回った


    ことから、明日の株式市場には好影響を与えそうです。





    ドル円は1週間ぶりに「200日線」を下回る水準まで売られて来ました。


    先週2日にこの重要な移動平均線を上回り、「調整」も短期間で終えたように見られましたが、


    再びこの線を下回ったきたことで上値が重くなることが予想されます。


    ドル円の上値は「120日線」で抑えられ、再度下値を試す展開になりそうです。





    先週、雇用統計の上振れで102円27銭までドルが上昇しましたが、結局ここがドルの最高値で


    その後反落したことになります。


    偶然だとは思いますが、これで2月7日の雇用統計発表直後から今月まで、5ヶ月連続で雇用統計


    発表前後がドルの最高値になっています。


    しかも、5回とも非農業部門雇用者数は事前予想よりも実際の数字は上回っています。





    雇用者数が上振れしたにもかかわらず、その直後からドルが売られる展開は、やはりドルの上値が重いと


    考えることができるかもしれません。


    雇用者数の増加は米景気の拡大を意味しますが、その割には長期金利が上昇しないことが背景にあります。


    今後NY株式市場が大幅な調整に入ったとしたら、長期金利はさらに低下するはずです。


    ドルの下落には注意が必要かと思います。





    ドル円はNYの流れを受け下値を探る展開が予想されますが、サポートは6月30日の安値である


    101円24銭あたりかと思います。


    101円を割り込むようだと、約1ヶ月半振りの水準になることから、再び今年のドルの最安値であり、


    重要なサポートでもある、100円75−80銭が意識されることになります。


    引き続き日本株の動きにも注意し、本日のレンジは101円20銭〜102円程度を予想したいと思います。















    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    5/7 イエレン・FRB議長 「実施時期に関して、機械的に決められた方式やタイムテーブルは存在しない」議会証言で利上げの時期について答えて。 ドル円は101円台半ばから102円前後まで上昇
    5/8 ドラギ・ECB総裁 「次回会合で行動することにやぶさかではない」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.3995から→1.38台前半へ
    5/14 プラート・ECB理事 「条件付になるだろうが、銀行に一段の長期資金を提供することは可能。再利下げも可能。複数の措置の組み合わせも考えられる」ドイツ紙とのインタビューで。    ......
    5/15 黒田・日銀総裁 「必要であれば、2%の物価目標を達成するための方法、手段、選択肢はたくさんある」都内の講演でで。 ドル円101円85銭から→102円12銭まで上昇
    5/26 ドラギ・ECB総裁 「われわれはインフレが低すぎる状態が過度に長期化すること容認する考えはない」ポルトガルで行われたフォーラムで。   -----  
    5/28 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「最初の利上げは15年後半になる可能性が強い」ルイジアナ州立大学での講演で。   -----  
    6/5 ドラギ・ECB総裁 「今回のは意味の大きいパッケージだったと思う。しかし、これで終わりかと問われれば答えはノーだ」追加緩和を実施した後の記者会見で。  ユーロドルは1.3503まで下落した後、1.3667まで反発。 
    6/18 イエレン・FRB議長 「経済データが強めの内容を示せば時期が早まることになるが、反対に弱めの内容を示せば遅れることもあり得る」利上げのタイミングについて。 ドルが主要通貨に対して下落
    6/24 カーニー・BOE総裁 「労働市場に想定していたよりも大きな余剰能力があることを賃金動向が示唆している」議会証言で。  ポンド円 173円60銭レベル→172円90銭近辺に 

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    外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和