今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2014年7月14日(月)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円はほぼ横ばい。重要な経済指標の発表もなく、
    101円台前半で小動き。
  • ユーロドルももみ合い。1.36を挟んで一進一退の動きが
    続き1.3603−08近辺で引ける。
  • 株式市場は反発。欧州の信用不安から朝方は下げたが、ネット関連株
    の上昇が株価を押し上げ、ダウは28ドル高。
  • 債券相場は続伸。欧州金融市場での緊張が続くとの見方から
    債券には買い物が集まり、長期金利は2.51%台まで低下。
  • 金は反落。原油価格は需給が緩むとの観測から大幅に下落し、
    約2ヶ月振りに100ドル台に。
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  • 6月財政収支 → +70.5億ドル
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    ドル/円101.23〜 101.42
    ユーロ/ドル1.3592 〜 1.3613
    ユーロ/円137.69 〜 137.96
    NYダウ+28.74  → 16,943.81ドル
    GOLD−1.80  → 1,337.40ドル
    WTI−2.10    → 100.83ドル
    米10年国債−0.028 → 2.510%



    本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏5月鉱工業生産  
  • 欧 ドラギ・ECB総裁議会証言
  • 米   決算発表 →シティグループ
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    ポルトガルの大手銀行持ち株会社の信用不安から安全通貨である円が買われ、ドル円は前日101円06銭


    まで円高が進んだが、この日は101円台前半でのもみ合いに終始しました。


    ポルトガルの信用不安は限定的で、これ以上金融不安は拡大しないという見方がある一方、まだ予断は


    許さないとする見方から、債券が買い進まれる場面もありました。





    ドル円は101円30銭台でもみ合っていますが、米長期金利が2.51%台まで低下している


    ことを考えるとまだ上値が重そうな雰囲気です。


    「1時間足」では、101円50銭まで上昇すると「雲」を上回ることになるため、今日はこの水準を


    抜けることができるかどうかが上値のポイントになろうかと思います。





    一方下値では、先週のドル安値である101円06銭から101円にかけては、そこそこドル買い需要も


    見られそうなことから、この水準が目先のサポートになりそうです。


    「MACD」も依然として「マイナス圏」にいます。


    また「日足」でも「遅行線」は逆転を示したままです。


    これを見る限り、テクニカル的にはドルの底値を試す可能性の方が高いと見られます。





    FRBは年内に債券購入プログラムを終了する意向を示していますが、問題はそれでも「相当な期間」


    緩和的な状態を継続するという点です。


    利上げのタイミングを巡ってはFOMC内でも意見の食い違いが浮き彫りになっているとブルームバーグは


    伝えています。


    タカ派の代表の一人であるプロッサー・フィラデルフィア連銀総裁は、「利上げを過度に先延ばし


    することでFRBは信用を失いかねず、経済統計では既に金融引き締めの必要性が示されている」


    との考えを示しています。





    これに対して、ハト派の代表格であるエバンス・シカゴ連銀総裁は「低インフレと労働市場のスラック


    (たるみ)を考慮すれば、FRBは2015年下期(7−12月)、または16年まで利上げ開始を待つ


    ことが可能となろう」と述べています。


    利上げが開始されれば、それは1度や2度ではなく、時間をかけながら緩やかに金利上昇のトレンドが


    継続されると予想され、ドルの支援材料になります。





    懸念されるのは、その前に米働市場が息切れをおこし、さらに利上げのタイミングが先延ばしになる


    ことです。


    今後の雇用統計がますます注目されることになりそうです。





    本日の予想レンジは101円〜101円60銭程度と見ています。















    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    5/7 イエレン・FRB議長 「実施時期に関して、機械的に決められた方式やタイムテーブルは存在しない」議会証言で利上げの時期について答えて。 ドル円は101円台半ばから102円前後まで上昇
    5/8 ドラギ・ECB総裁 「次回会合で行動することにやぶさかではない」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.3995から→1.38台前半へ
    5/14 プラート・ECB理事 「条件付になるだろうが、銀行に一段の長期資金を提供することは可能。再利下げも可能。複数の措置の組み合わせも考えられる」ドイツ紙とのインタビューで。    ......
    5/15 黒田・日銀総裁 「必要であれば、2%の物価目標を達成するための方法、手段、選択肢はたくさんある」都内の講演でで。 ドル円101円85銭から→102円12銭まで上昇
    5/26 ドラギ・ECB総裁 「われわれはインフレが低すぎる状態が過度に長期化すること容認する考えはない」ポルトガルで行われたフォーラムで。   -----  
    5/28 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「最初の利上げは15年後半になる可能性が強い」ルイジアナ州立大学での講演で。   -----  
    6/5 ドラギ・ECB総裁 「今回のは意味の大きいパッケージだったと思う。しかし、これで終わりかと問われれば答えはノーだ」追加緩和を実施した後の記者会見で。  ユーロドルは1.3503まで下落した後、1.3667まで反発。 
    6/18 イエレン・FRB議長 「経済データが強めの内容を示せば時期が早まることになるが、反対に弱めの内容を示せば遅れることもあり得る」利上げのタイミングについて。 ドルが主要通貨に対して下落
    6/24 カーニー・BOE総裁 「労働市場に想定していたよりも大きな余剰能力があることを賃金動向が示唆している」議会証言で。  ポンド円 173円60銭レベル→172円90銭近辺に 
    7/9 ブラード・セントルイス連銀総裁 「失業率低下で、インフレ率は(FRBの目標である)2%を大きく上回るだろう」ブルームバーグとのインタビューで。  ------

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    外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和