今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2014年7月22日(火)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円はマレーシア機の墜落でロシアへの批判が高まる中、
    101円台前半で小動き。先週末の水準からややドル高に振れたものの
    上値も限定的。
  • ユーロドルも1.35台前半でもみ合う。ドイツの生産者物価指数も
    市場予想通りで材料にはならず。ユーロ円は一時137円台を割り込んだ
    が、値動きは乏しい。
  • 株式市場は反落。ウクライナ情勢の緊迫化や中東情勢の悪化が
    売りにつながった。ダウは48ドル下落し1万7051ドルに。
  • 債券相場は反発。米国をはじめオランダ、オーストラリアの首相が
    ロシアに対する批判を強め、追加制裁の拡大につながる可能性が高まった
    ことが背景。長期金利は2.46%台まで低下。
  • 中東情勢を受けて金、原油は続伸。
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    ドル/円101.27〜 101.40
    ユーロ/ドル1.3514 〜 1.3526
    ユーロ/円136.92 〜 137.14
    NYダウ−48.45  → 17,051.73ドル
    GOLD+4.50  → 1,313.90ドル
    WTI+1.46    → 104.59ドル
    米10年国債−0.015 → 2.469%



    本日の注目イベント

  • 中   中国 6月景気先行指数  
  • 米   6月消費者物価指数
  • 米   5月FHFA住宅価格指数
  • 米   6月中古住宅販売件数  
  • 米   7月リッチモンド連銀製造業指数
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    マレーシア機の撃墜を巡って、オバマ大統領は「ロシアに責任がある」と発言し、ロシアが武装勢力への


    影響力を行使しなければ、さらなる制裁もあると演説しました。


    今回の民間航空機撃墜事件に加え、パレスチナ自治区ガザではイスラエルによる軍事作戦で多くの犠牲者が


    出ており、こちらでもオバマ大統領は難問を抱えており、地政学的リスクは徐々に高まっています。





    ただそれでも為替への影響は限定的で、安全通貨の円が買われてはいるものの、大きな値動きはありません。


    NY株式市場も、墜落報道があった日には170ドル程下げたものの、先週末には大きく値を戻すなど、


    それ程リスク回避の動きが強まっている状況でもありません。


    昨日のNYでは株価が再び下げ、長期金利がやや低下していますが、ドル円は101円40銭前後で変化は


    ありません。





    オバマ大統領は21日ホワイトハウスで、「責任は今、ロシア側にある」と表明。ロシアが武装組織に協力を


    説得しなければ「ますます国際社会から孤立を深め」、代償は「高くなるだけ」と述べていることで、


    今週にも新たな制裁が発動される可能性が高まっています。


    今回の事故で犠牲者が多かったオランダのルッテ首相も同国国会で同じような発言を行っています。





    ドル円は101円〜101円50銭の狭いレンジで推移しており、「日足」では先週この欄で述べたように、


    「雲」が下方に移動しており、現在では102円台に乗せれば雲の上限を抜ける格好になっています。


    しかもこの「雲」は薄く、抜けやすい状況でもあります。


    それでも「日足」チャートを見る限り、「MACD」がマイナス圏にいることなどを考えると、上昇トレンド


    は見い出せません。





    一方「1時間足」を見るとやや上昇傾向が見られます。


    まだ微妙な位置にいますが、「MACD」はプラス圏まで上昇しており、「雲」も抜けそうな位置にいます。




    上昇トレンドと判断されそうな状況としか言えません。





    今週も決め手となるような重要な経済指標の発表がないため、ウクライナ情勢の成り行きと、中東情勢が


    相場を左右すると見られますが、大きな値動きは期待できそうもありません。


    本日のレンジは101円〜101円70銭程度を予想します。















    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    5/7 イエレン・FRB議長 「実施時期に関して、機械的に決められた方式やタイムテーブルは存在しない」議会証言で利上げの時期について答えて。 ドル円は101円台半ばから102円前後まで上昇
    5/8 ドラギ・ECB総裁 「次回会合で行動することにやぶさかではない」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.3995から→1.38台前半へ
    5/14 プラート・ECB理事 「条件付になるだろうが、銀行に一段の長期資金を提供することは可能。再利下げも可能。複数の措置の組み合わせも考えられる」ドイツ紙とのインタビューで。    ......
    5/15 黒田・日銀総裁 「必要であれば、2%の物価目標を達成するための方法、手段、選択肢はたくさんある」都内の講演でで。 ドル円101円85銭から→102円12銭まで上昇
    5/26 ドラギ・ECB総裁 「われわれはインフレが低すぎる状態が過度に長期化すること容認する考えはない」ポルトガルで行われたフォーラムで。   -----  
    5/28 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「最初の利上げは15年後半になる可能性が強い」ルイジアナ州立大学での講演で。   -----  
    6/5 ドラギ・ECB総裁 「今回のは意味の大きいパッケージだったと思う。しかし、これで終わりかと問われれば答えはノーだ」追加緩和を実施した後の記者会見で。  ユーロドルは1.3503まで下落した後、1.3667まで反発。 
    6/18 イエレン・FRB議長 「経済データが強めの内容を示せば時期が早まることになるが、反対に弱めの内容を示せば遅れることもあり得る」利上げのタイミングについて。 ドルが主要通貨に対して下落
    6/24 カーニー・BOE総裁 「労働市場に想定していたよりも大きな余剰能力があることを賃金動向が示唆している」議会証言で。  ポンド円 173円60銭レベル→172円90銭近辺に 
    7/9 ブラード・セントルイス連銀総裁 「失業率低下で、インフレ率は(FRBの目標である)2%を大きく上回るだろう」ブルームバーグとのインタビューで。  ------
    7/15 イエレン・FRB議長 労働市場の改善が予想よりも早いペースで続いた場合「現在想定しているよりも早期に、そして早いペースで行われる公算が大きい」利上げのタイミングについて。 ドルが主要通貨に対して上昇

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    外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和