今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2014年7月24日(木)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は欧州時間に101円30銭前後まで下落したが、NYでは
    じり高となり101円55銭まで上昇。経済指標もなく、来週のFOMCや
    GDPなどを待つ姿勢が強まる。
  • ユーロドルは1.34台半ばで横ばい。安値圏で推移しており、戻りを
    売りたいとの声も多く、ここからの次の展開が注目される。
  • 株式市場はまちまち。企業決算をにらんでの展開からダウは26ドル
    下落したが、ナスダックとS&P500はともに続伸。S&P500は
    最高値を更新。
  • 債券相場はもみ合いからほぼ変わらず。長期金利は2.469%で
    取引を終える。
  • 金、原油はともに反落。
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    ドル/円101.36〜 101.55
    ユーロ/ドル1.3456 〜 1.3474
    ユーロ/円136.49 〜 136.75
    NYダウ−26.91  → 17,086.63ドル
    GOLD−1.60  → 1,304.70ドル
    WTI−1.30    → 103.12ドル
    米10年国債+0.003 → 2.469%



    本日の注目イベント

  • 日   6月貿易収支
  • 中   中国 7月HSBC製造業PMI(速報値)
  • 独   独7月製造業PMI(速報値)
  • 独   独7月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏7月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏7月サービス業PMI(速報値)
  • 英   英6月小売売上高
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   6月新築住宅販売件数
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    IMF(国際通貨基金)は23日、米国の今年の経済成長率を1.7%と予想し、1−3月期のマイナス成長


    を理由に、6月時点での2%予想から引き下げています。


    その上で、米国のインフレは引き続き抑制されており、今年の景気減速が労働市場の回復を長引かせる


    として、FOMCには現在の低金利をより長期にわたって維持できる余地があるとの見方を示しました。


    (ブルームバーグ)





    この見方は先週のイエレン議長の議会証言とも一致しており、今年中に債券購入プログラムを終了しても


    「相当な期間」政策金利の引き上げは行わないという考えをサポートした格好になっています。


    米政策金利がいつ引き上げられるかが、今後の相場を予想する上で最大のポイントになるだけに、


    今回のIMFの報告はFOMCの「ハト派」メンバーにとっては心強い味方かもしれません。


    そのFOMCは来週29−30日に予定されています。





    ドル円は一進一退で、依然として明確な方向性が見えていません。


    足許の動きでは101円前後ではドル買い意欲が強く、101円70銭から上値ではドル売り意欲が強い


    ように見受けられ、ますます値幅が狭くなっているのが実情です。


    ただ、ドル円のボラティリティーは今週に入りやや上昇傾向を見せています。


    一時5.125%(3ヶ月)程度まで低下しましたが、現在は5.4%程度まで上昇しています。


    そろそろ溜めていたエネルギーが吹き出すタイミングが近いのかもしれません。


    通常はそれ程動かない夏ですが、これまで十分静けさを保ってきただけに、もしかしたら夏には


    結構な動きを見せるかもしれません。


    念のために「サマーラリー」に備える心の準備だけは怠らないようにしたいものです。





    豪ドルが堅調に推移しています。


    昨日発表されたオーストラリアのインフレ率が事前予想を上回ったことで、利下げ観測が後退し豪ドル買いに


    安心感が出たことが背景です。


    豪ドルは対米ドルで0.94台半ばまで上昇し、7月1日に記録した0.9505が意識される水準です。


    高値警戒感はあるものの、「日足」までの短い足では全てレジスタンスを上抜けしています。


    また、長期のトレンドを示す「月足」では「MACD」がゴールデンクロスを終えていることにも注意が必要です。


    もともと現在のような低ボラティリティーが続いている時には、豪ドルなどの高金利通貨が「選好され易い」


    傾向があります。


    高値警戒感は必要ですが、レベル感だけで売り急ぐのは危険だと思います。


    これは豪ドル円にも言えることです。





    本日は中国のPMIをはじめ、ドイツ、ユーロ圏など「購買担当者景気指数」が多く発表されます。


    先ずは午前中10時45分に発表される「HSBC製造業PMI」に注目したいと思います。


    市場予想は先月よりも強めの「51.0」を見込んでいます。


    本日のレンジは101円10銭〜101円90銭程度と予想しています。





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    都合により25日(金)と、28日(月)のアナリストレポートはお休みとさせていただきます。


    皆様にはご迷惑をおかけしますが、なにとぞご理解くださいますよう


    お願い申し上げます。















    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    5/7 イエレン・FRB議長 「実施時期に関して、機械的に決められた方式やタイムテーブルは存在しない」議会証言で利上げの時期について答えて。 ドル円は101円台半ばから102円前後まで上昇
    5/8 ドラギ・ECB総裁 「次回会合で行動することにやぶさかではない」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.3995から→1.38台前半へ
    5/14 プラート・ECB理事 「条件付になるだろうが、銀行に一段の長期資金を提供することは可能。再利下げも可能。複数の措置の組み合わせも考えられる」ドイツ紙とのインタビューで。    ......
    5/15 黒田・日銀総裁 「必要であれば、2%の物価目標を達成するための方法、手段、選択肢はたくさんある」都内の講演でで。 ドル円101円85銭から→102円12銭まで上昇
    5/26 ドラギ・ECB総裁 「われわれはインフレが低すぎる状態が過度に長期化すること容認する考えはない」ポルトガルで行われたフォーラムで。   -----  
    5/28 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「最初の利上げは15年後半になる可能性が強い」ルイジアナ州立大学での講演で。   -----  
    6/5 ドラギ・ECB総裁 「今回のは意味の大きいパッケージだったと思う。しかし、これで終わりかと問われれば答えはノーだ」追加緩和を実施した後の記者会見で。  ユーロドルは1.3503まで下落した後、1.3667まで反発。 
    6/18 イエレン・FRB議長 「経済データが強めの内容を示せば時期が早まることになるが、反対に弱めの内容を示せば遅れることもあり得る」利上げのタイミングについて。 ドルが主要通貨に対して下落
    6/24 カーニー・BOE総裁 「労働市場に想定していたよりも大きな余剰能力があることを賃金動向が示唆している」議会証言で。  ポンド円 173円60銭レベル→172円90銭近辺に 
    7/9 ブラード・セントルイス連銀総裁 「失業率低下で、インフレ率は(FRBの目標である)2%を大きく上回るだろう」ブルームバーグとのインタビューで。  ------
    7/15 イエレン・FRB議長 労働市場の改善が予想よりも早いペースで続いた場合「現在想定しているよりも早期に、そして早いペースで行われる公算が大きい」利上げのタイミングについて。 ドルが主要通貨に対して上昇

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    外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和