今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]



2014年7月29日(火)




ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は堅調な動きを見せながらも、101円90銭近辺を
    抜けず101円台後半でもみ合う。
  • ユーロドルも1.34台前半から半ばで小動き。本日から始まる
    FOMCやGDP、あるいは週末の雇用統計を待つ姿勢が強まる。
  • 株式市場はまちまち、ダウは4日ぶりに反発したものの、
    ナスダック、S&P500は小幅に下落。
  • 債券相場は小幅に下落。FOMCでは資産購入規模を縮小する
    との見方で一致しており、上値を重くした。長期金利は2.48%台
    まで上昇。
  • 金価格は変わらず、原油は小幅に反落。
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  • 6月中古住宅販売成約指数 → −1.1%
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    ドル/円101.75〜 101.88
    ユーロ/ドル1.3431 〜 1.3444
    ユーロ/円136.72 〜 136.90
    NYダウ+22.02  → 16,982.59ドル
    GOLD±0    → 1,303.30ドル
    WTI−0.42    → 101.67ドル
    米10年国債+0.027 → 2.487%



    本日の注目イベント

  • 日   6月失業率
  • 米   5月ケースシラー住宅価格指数
  • 米   7月消費者信頼感指数 
  • 米   決算発表 →ファイザー、アメックス、ツイッター
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    ドル円は先週よりも若干水準を切り上げ、101円台後半で推移していますが、この水準で再び膠着状態を


    強めてきました。


    101円90銭から上値がやや重い感じがしますが、ここを抜け切れば102円台ということもあり


    ドル売りが並ぶのもやむをえない気もします。





    101銭90銭近辺は、これまで102円40銭近辺にいた「雲」(日足)が下がってきたことで


    上値を抑えている形になっていますが、逆に言えば「抜け易い」とも言えます。


    しかもこの「雲」は非常に薄く、102円台に乗せれば抜けたことになります。


    もっとも、そのすぐ上には「120日線」と「200日線」がいるため、完全に上抜けするには


    102円20銭程度まで上昇する必要があります。





    ドル円の膠着状態は、相場を動かす材料が不足していることがありますが、今週は米国から


    重要指標が相次いで発表されることから「今度こそは・・・」と期待も膨らみます。


    30日にはADP雇用者数と第2四半期GDPが発表されます。


    特にGDPについては、前期が市場予想を大きく下回る「−2.9%」だったこともあり、その反動から


    「+3.0%」と予想されています。


    また、FOMCの声明文も発表されます。


    今回はイエレン議長の記者会見は予定されていませんが、100億ドルの資産購入の減額が決定される


    と見られます。





    1日の週末には7月の雇用統計が出ます。


    先月が28.8万人の増加で、それでもこの指標発表直後に記録した102円28銭が直近のドルの高値


    になっており、それ以来約1ヶ月間102円台を見てはいません。


    今回の予想は23.1万人と、失業率は変わらずの6.1%が見込まれています。





    今朝の経済紙に、「ドル円の取引高が前年同期比46%減少し、19年ぶりの低水準」との記事がありました。


    年初からの値幅が5円弱で、さすがにこれでは出来高が増えないのは当然です。


    昨年が特に「ドル高、株高」が進み、明確な円安トレンドが出ていたため、取引高が大きく膨らんだという


    背景がありました。そのため昨年と単純に比較するのは無理としても、ボラティテリティーの低さは


    尋常ではありません。


    7月もそろそろ終わります。


    8月に期待するしかありません。





    予想レンジは101円60銭〜102円10銭程度としたいと思います。















    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。


    日時 発言者 内容 市場への影響
    5/7 イエレン・FRB議長 「実施時期に関して、機械的に決められた方式やタイムテーブルは存在しない」議会証言で利上げの時期について答えて。 ドル円は101円台半ばから102円前後まで上昇
    5/8 ドラギ・ECB総裁 「次回会合で行動することにやぶさかではない」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.3995から→1.38台前半へ
    5/14 プラート・ECB理事 「条件付になるだろうが、銀行に一段の長期資金を提供することは可能。再利下げも可能。複数の措置の組み合わせも考えられる」ドイツ紙とのインタビューで。    ......
    5/15 黒田・日銀総裁 「必要であれば、2%の物価目標を達成するための方法、手段、選択肢はたくさんある」都内の講演でで。 ドル円101円85銭から→102円12銭まで上昇
    5/26 ドラギ・ECB総裁 「われわれはインフレが低すぎる状態が過度に長期化すること容認する考えはない」ポルトガルで行われたフォーラムで。   -----  
    5/28 ロックハート・アトランタ連銀総裁 「最初の利上げは15年後半になる可能性が強い」ルイジアナ州立大学での講演で。   -----  
    6/5 ドラギ・ECB総裁 「今回のは意味の大きいパッケージだったと思う。しかし、これで終わりかと問われれば答えはノーだ」追加緩和を実施した後の記者会見で。  ユーロドルは1.3503まで下落した後、1.3667まで反発。 
    6/18 イエレン・FRB議長 「経済データが強めの内容を示せば時期が早まることになるが、反対に弱めの内容を示せば遅れることもあり得る」利上げのタイミングについて。 ドルが主要通貨に対して下落
    6/24 カーニー・BOE総裁 「労働市場に想定していたよりも大きな余剰能力があることを賃金動向が示唆している」議会証言で。  ポンド円 173円60銭レベル→172円90銭近辺に 
    7/9 ブラード・セントルイス連銀総裁 「失業率低下で、インフレ率は(FRBの目標である)2%を大きく上回るだろう」ブルームバーグとのインタビューで。  ------
    7/15 イエレン・FRB議長 労働市場の改善が予想よりも早いペースで続いた場合「現在想定しているよりも早期に、そして早いペースで行われる公算が大きい」利上げのタイミングについて。 ドルが主要通貨に対して上昇

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    外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和