今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年10月13日(月)


おはようございます。


世界中が注目していた「G7]が終了しました。

今回の「G7]は異例ずくめでした。

本来は各国蔵相、中央銀行総裁会議のはずにもかかわらず、ブッシュ大統領も出席し、

最後に「大統領声明」を発表。

さらに、ブラジルや中国など新興国も参加させ、「G20]も開催。

今回の世界的な金融危機を先進国だけではなく、みんなで乗り切ろうという

メッセージはこめられていますが、果たして市場はどう受け止めるのでしょう。

NY市場

  • 前日の市場引け後ムーディーズ・インベスターズが、モルガン・スタンレーの 格付けを引き下げ方向でも直すと発表されていたことで、この日も朝から NYダウの下げは止まらず、一時前日比マイナス698ドルと8000ドルの節目も 割り込み大幅下落。
  • ドル円はこの株価下落で98円台を記録しましたが、ダウが急速に値を戻したことで 100円台まで上昇しました。
  • この日のダウはマイナスから一時、322ドル高まで‎値を戻すなど乱高下し、 一日の値幅としては1000ドルを超え記録的な動きとなりました。

ドル/円98.68〜 100.72
ユーロ/円132.15〜 136.32
NYダウ−128.00 → 8,451.19ドル
Gold−27.50 → 859.00
WTI−8.89 → 77.70
米10年国債+0.080 → 3.876%


本日の注目点

  • コロンバスデーのため為替は休場。(株式、原油市場などは通常通り)

「G7]では5項目のアクションプランが発表され、ブッシュ大統領も

「財務省は金融機関の株式購入を含め、銀行の資本増強を支援する様々な手段を持

っている。」と声明を発表しました。

今回の「G7]は緊急に中国、ブラジルなどの新興国を召集し「G20]での協議

も行いました。

これを受けて、イギリス、ドイツ、フランスでは公的資金での銀行への資本増強を

決めています。

あとは、アメリカがどれほどの規模で、公的資金注入に踏み切るかです。

銀行の不良資産を買い取り、その結果資本不足に陥った銀行への資本増強に応じる

にはかなりの規模の資金が必要と思われます。

国民の税金を使うことへの慎重論や、経営責任論など、実施へは越えなければなら

ないハードがありますが、

今は米国がいち早く動くことが市場を落ち着かせるためには

最も必要なことです。


先ずは今夜のNY株式市場が落ち着きを取り戻し、プラスで終わることが重要です。

先週末のNYダウは一日の値幅が1000ドルを超える乱高下を見せ、結局マイナスで終わっていますが

ナスダックが8営業振りにプラスで引けたり、ロンドンで

取引されているユーロドルの短期金利が急低下するなど、売られすぎに対する

反動の兆しも出てきました。

今後米国が発表する対応策次第では失望感からドル売り、円買いが加速する可能性は

ありますが、ひとまず、下げ止まるのではないかと観ています。

2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF) 2008年8月分(PDF)

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
9/11 ボラード
NZ総裁
NZ経済が軽度のリセッション(景気後退)局面にあることは明らか
インフレ期待は依然懸念だ
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9/4 トリシェ
ECB総裁
景気の先行きについて「次第に下振れリスクが高まっている。」と発言。
ECB総裁 インフレへの警戒については「物価安定のためならあらゆる手段
をとる。」と発言
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9/4 ユンケルルクセンベルク
首相(ユーロ圏議長)
「ユーロは過大評価されている。」 ユーロ・円155円台→151円台へ
ユーロ・ドル1.45→1.43台へ

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和