2014年8月20日(水)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
利上げ観測が前倒しになり続伸。一時102円94銭までドルが
買われ、今月1日以来のドル高水準をつける。
ユーロ圏の景気に対する弱気の見方が改めて蒸し返される。
ことを好感し、ダウは80ドル上昇。S&P500は史上最高値に
再び接近。
議事録を前にポジション調整の側面もあり、長期金利は2.4%台
まで上昇。
94ドル台を示現。
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| ドル/円 | 102.63〜 102.94 |
| ユーロ/ドル | 1.3313 〜 1.3358 |
| ユーロ/円 | 136.81 〜 137.12 |
| NYダウ | +80.85 → 16,919.59ドル |
| GOLD | −2.60 → 1,296.70ドル |
| WTI | −1.93 → 94.48ドル |
| 米10年国債 | +0.009 → 2.403% |
本日の注目イベント
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7月の米国住宅着工件数が109.3万件と、先月の件数を15.3%上回る結果に、ドル円は
102円94銭まで買われ、今月1日以来となるドル高水準をつけています。
前日のNAHB住宅価格指数に加え、着工件数と住宅許可件数が上振れしたことで
早期の利上げ観測につながり、ドルが全面高の展開になっています
労働市場や製造業、あるいは消費者マインドなどの指標は改善傾向を示しているものの、住宅関連の
指標にいまいち改善が見られなかった状況でしたが、昨日の発表で米景気に対する強気の見方が
改めて確認された格好になりました。
昨日のNY市場ではこの指標発表に、ドルが主要通貨に対して買われ、さらに金や原油なども大幅に
下落し、ドルがほぼ全面高の様相でした。
これまでは、良好な経済指標が出ると、利上げが早まるとの観測から株式市場にはネガティブな材料として
捉えられ株価が下落し、それがドル円の上値を抑える形になっていましたが、昨日は株価も上昇し、
債券が売られるなど、各市場は良好な経済指標に素直に反応しています。
ドル円は今月1日以来となる102円94銭まで買われ、NY市場ではほぼ高値圏で取引を終えており、
再び103円台が視野に入って来ました。
「ドル円は102円台を固めているように見える」と、この欄でも何度か書きましたが、102円台を
しっかり固めた可能性もあります。
ただそうは言っても、103円台で定着するにはまだ米長期金利などが低すぎます。
先月末から今月始めに掛けても103円台までドル高が進んだものの、滞空時間は短く、103円台での
上値の重さだけが残った感じでした。
今回再び103円台をテストする状況になって来ましたが、前回のように押し戻されるのか、あるいは
103円台に乗せて踏みとどまれるのか、注目したいと思います。
できれば、もう一押しドル高材料が欲しいところですが、今朝発表される日本の貿易収支や、今夜の
FOMC議事録などに期待したいと思います。
ユーロドルも今月6日に記録した1.3333の安値を下回ってきました。
ショートポジションの積み上がりが高水準であることから、下値では利食いのユーロ買いも多くあろうかと
思いますが、それでも先日発表されたユーロ圏の「ゼロ成長」や、ドイツの成長鈍化などを考えれば
上値は限定的と言わざるを得ません。
さらにロシアに対する経済制裁の影響を考えれば、今後はさらに景気が悪化する可能性が高いと思われます。
やはりユーロドルは1.30に向かって緩やかに下落すると考えるのが順当かと思います。
本日のレンジは102円50銭〜103円20銭程度を予想します。
株価の行方と同時に、103円近辺のドル売りをこなせるかどうかにも注目です。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 6/5 | ドラギ・ECB総裁 | 「今回のは意味の大きいパッケージだったと思う。しかし、これで終わりかと問われれば答えはノーだ」追加緩和を実施した後の記者会見で。 | ユーロドルは1.3503まで下落した後、1.3667まで反発。 |
| 6/18 | イエレン・FRB議長 | 「経済データが強めの内容を示せば時期が早まることになるが、反対に弱めの内容を示せば遅れることもあり得る」利上げのタイミングについて。 | ドルが主要通貨に対して下落 |
| 6/24 | カーニー・BOE総裁 | 「労働市場に想定していたよりも大きな余剰能力があることを賃金動向が示唆している」議会証言で。 | ポンド円 173円60銭レベル→172円90銭近辺に |
| 7/9 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「失業率低下で、インフレ率は(FRBの目標である)2%を大きく上回るだろう」ブルームバーグとのインタビューで。 | ------ |
| 7/15 | イエレン・FRB議長 | 労働市場の改善が予想よりも早いペースで続いた場合「現在想定しているよりも早期に、そして早いペースで行われる公算が大きい」利上げのタイミングについて。 | ドルが主要通貨に対して上昇 |
| 7/30 | FOMC声明文 | 「インフレ率が2%を下回り続ける可能性は幾分低下した」 | ----- |
| 8/7 | ドラギ・ECB総裁 | 「地政学的リスクの高まりと新興市場・地域および国際金融市場の動向が、経済環境に悪影響を与える可能性がある」記者会見で。 | ユーロドルは1.33台後半から1.3337まで下落。 |
| 8/18 | ドイツ連銀月報 | 「第2四半期の停滞後、ユーロ圏経済が回復基調を取り戻す兆候はあるものの、春季の予想通りのペースには達しないだろう。通貨同盟参加国の一部で景気の勢いは予想より弱い。同時に、ウクライナやその他地域での紛争の結果である東欧での地政学リスクの高まりによる企業景況感へのい悪影響が増しているようだ」 | ----- |



