2014年8月22日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
視野に入ってきたが、海外市場ではドルの上値が重く103円台半ば
まで下落。その後は好調な経済指標と株高に反応し103円台後半まで
値を戻して引ける。
ウクライナでの緊張がやや後退したとの見方から、ユーロドルは
1.32台半ばから後半まで上昇。
株価を押し上げた。ダウは60ドル上昇し1万7000ドルの
大台を回復。S&P500は最高値を更新。
な内容に落ち着くとの見立てが優勢となり、長期金利はやや低下。
*********************************************
*********************************************
| ドル/円 | 103.60〜 103.87 |
| ユーロ/ドル | 1.3256 〜 1.3288 |
| ユーロ/円 | 137.56 〜 137.93 |
| NYダウ | +60.36 → 17,039.49ドル |
| GOLD | −19.80 → 1,275.40ドル |
| WTI | −2.11 → 93.96ドル |
| 米10年国債 | −0.020 → 2.408% |
本日の注目イベント
========================================================================================
昨日の東京市場でもドル円の上昇は止まらず、一時103円96銭までドル高円安が進み、「104円台」も
視野に入ったかと思われましたが、直後に発表された中国の製造業PMIが市場予想を下回ったことで
上昇を止められた格好になりました。
NY市場では米国の長期金利が低下したことを手がかりにドル売りが優勢となる場面もありましたが、
失業保険申請件数など経済指標が良好だったことから再び103円80−85銭辺りまでドル高に
振れています
今回のドル反発局面は、「これまでの動きとは違うのでは」との見方も徐々に増えており、市場は円売りに
傾いているように見受けられます。
その見方が正しい可能性は十分あります。
これまでは104円台でも、103円台でも、大台での滞空時間が極めて短く、すぐに押し戻される展開でした。
今回は、8日の金曜日にNY市場で102円台に乗せてから、先週は一度も102円を割り込むことは
ありませんでした。
103円台でも同様に、20日に東京時間で103円台に乗せて以来103円を割り込むどころか、104円を
伺う展開が続いてます。
この様な流れを見る限り、「これまでとは違う」という印象を持つのも当然です。
ただ、それでも気になるのは米金利の低位安定です。
ドル円が4月に104円台まで上昇した時の米長期金利は、おおよそ2.8%でした。
現在の水準より0.4%ほど低いことになります。
もちろん、「104円 = 2.8%」とういう数式を描けるわけではありませんが、長い目で見ると
ドル円と米長期金利には非常に強い相関関係があるのも事実です。
とすると、今後考えられる事は、「ドル円が長期金利に引っ張られ下落する」か、あるいは「長期金利が
ドル円に引っ張られ上昇する」か、どちらかということになります。
今後も両者の関係には十分注意が必要です。
今夜は注目のイエレン議長の講演です。
昨日のNY市場は、株高と債券高で取引を終えています。
市場関係者の多くが「ハト派的な内容になる」と見ていることになります。
前日公表されたFOMC議事録では、利上げ前倒しを視野に入れた議論がなされたことが明らかになりました。
その内容を踏まえて、イエレン議長がどのような内容の講演を行うか注目されます。
個人的には「ハト派の代表格」である同議長は、やはり利上げには慎重な姿勢をみせるのではないかと
予想しています
本日のレンジは103円50銭〜104円30銭程度を予想します。
========================================================================================
IMFが調べた、世界の国・地域の通貨制度が面白い傾向を示しています。
世界191の国や市域で、日米のような「変動相場制」を採用しているところは65カ国・地域で、
その割合は34%でした。
最も多かったのが中国などが採用している「管理変動相場制」で、82カ国・地域で35%です。
中国以外は主に小さな国や地域が採用しているようですが、これは「変動相場制」では投機的な
資金の動きに翻弄されてしまい、実態からかけ離れた為替レートになってしまうことが一因のようです。
こんなところにも「緩和政策」の影響がでているようです。
良い週末を・・・・・。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 6/5 | ドラギ・ECB総裁 | 「今回のは意味の大きいパッケージだったと思う。しかし、これで終わりかと問われれば答えはノーだ」追加緩和を実施した後の記者会見で。 | ユーロドルは1.3503まで下落した後、1.3667まで反発。 |
| 6/18 | イエレン・FRB議長 | 「経済データが強めの内容を示せば時期が早まることになるが、反対に弱めの内容を示せば遅れることもあり得る」利上げのタイミングについて。 | ドルが主要通貨に対して下落 |
| 6/24 | カーニー・BOE総裁 | 「労働市場に想定していたよりも大きな余剰能力があることを賃金動向が示唆している」議会証言で。 | ポンド円 173円60銭レベル→172円90銭近辺に |
| 7/9 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「失業率低下で、インフレ率は(FRBの目標である)2%を大きく上回るだろう」ブルームバーグとのインタビューで。 | ------ |
| 7/15 | イエレン・FRB議長 | 労働市場の改善が予想よりも早いペースで続いた場合「現在想定しているよりも早期に、そして早いペースで行われる公算が大きい」利上げのタイミングについて。 | ドルが主要通貨に対して上昇 |
| 7/30 | FOMC声明文 | 「インフレ率が2%を下回り続ける可能性は幾分低下した」 | ----- |
| 8/7 | ドラギ・ECB総裁 | 「地政学的リスクの高まりと新興市場・地域および国際金融市場の動向が、経済環境に悪影響を与える可能性がある」記者会見で。 | ユーロドルは1.33台後半から1.3337まで下落。 |
| 8/18 | ドイツ連銀月報 | 「第2四半期の停滞後、ユーロ圏経済が回復基調を取り戻す兆候はあるものの、春季の予想通りのペースには達しないだろう。通貨同盟参加国の一部で景気の勢いは予想より弱い。同時に、ウクライナやその他地域での紛争の結果である東欧での地政学リスクの高まりによる企業景況感へのい悪影響が増しているようだ」 | ----- |



