2014年8月25日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
内容的には中立だったと思えたものの、
今年1月以来となる104円20銭まで上昇。
その後はドル売りに押され、103.90銭前後で引ける。
したこともあり、1.3220までユーロ安が進む。
「ハト派」的内容ではなかったと受け止められ、
ダウは38ドル下落。
ものの、30年債などは低下。
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| ドル/円 | 103.65〜 104.20 |
| ユーロ/ドル | 1.3220 〜 1.3286 |
| ユーロ/円 | 137.49 〜 137.91 |
| NYダウ | −38.27 → 17,001.20ドル |
| GOLD | +4.80 → 1,280.20ドル |
| WTI | −0.31 → 93.65ドル |
| 米10年国債 | +0.012 → 2.420% |
本日の注目イベント
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ドル円は102円、103円と大台を変え、先週末のNY市場では、今年1月以来となる104円20銭まで
ドル高が進行しました。
米国の利上げのタイミングを探る動きが活発となり、ジャクソンホールでのイエレン議長の講演を
材料にドルが円だけではなくユーロに対しても大きく買われ、やや昨年後半の動きに近くなっています。
イエレン議長は講演で、「米経済は、大恐慌以降で最も大きく、かつ長期にわたる雇用喪失からの回復過程で
相当の進展を遂げてきた」と指摘。その上で、「労働力の活用はなお極端に低い状態にある」と述べ、
先日公表された7月のFOMC議事録を追認する発言内容でした。
そして労働市場と利上げについては、労働市場の改善が「予想より速いペースで続いていた場合」は、
利上げが現在の想定よりも早く実施され、追加利上げのペースも速まる可能性があると述べています。
逆に、完全雇用および物価安定の達成という当局の目標に向けた進展が期待はずれな動きになった場合は、
政策は一層緩和的なものになると説明し、これまでの主張と特に変わっていません。(ブルームバーグ)
基本的には今後の経済指標を慎重に見ながら対応していくという姿勢を繰り返しており、この点では
ニュートラルだったと思いますが、市場、とりわけ為替市場の反応は「ハト派」的な姿勢が弱まったとの
見方に傾いたようで、ドルは円や、ユーロに対して大きく買われる結果になりました。
債券市場では短期債が売られ、長期債が買われたことでイールドカーブ(利回り曲線)がフラット化
しています。
短期債では利上げを織り込みつつ、長期債では依然として地政学的リスクを反映したものと思われます。
ドル円は週明けの今朝早い時間には104円49銭まで買われ、一段と円安が進む展開になっています。
上述のように「ドル高には敏感」になってきている証左です。
これで年初来のドル高値である105円台半ばが意識される水準まで来ました。まだ手の届くレベルまで
には来ていませんが、これまでドル高に振れた際には確実に輸出予約を持ち込んでいた輸出筋には、相当余裕が
出てきたため、ドル売りを控える可能性があります。
一方ドル先高感が出てきたため、輸入などはドルの手当てを急ぐ動きもありそうです。
超える「異常値」が出ています。
またストキャスティクスでも買われ過ぎを示していることから、ここからの追撃買いには注意が必要です。
もっとも、上昇トレンドは明確であるため、押し目は拾っておきたいところですが、この流れが落ち着けば
104台の攻防になるのではないかと予想しています。
本日の予想は103円80銭〜104円60銭程度を予想します。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 6/5 | ドラギ・ECB総裁 | 「今回のは意味の大きいパッケージだったと思う。しかし、これで終わりかと問われれば答えはノーだ」追加緩和を実施した後の記者会見で。 | ユーロドルは1.3503まで下落した後、1.3667まで反発。 |
| 6/18 | イエレン・FRB議長 | 「経済データが強めの内容を示せば時期が早まることになるが、反対に弱めの内容を示せば遅れることもあり得る」利上げのタイミングについて。 | ドルが主要通貨に対して下落 |
| 6/24 | カーニー・BOE総裁 | 「労働市場に想定していたよりも大きな余剰能力があることを賃金動向が示唆している」議会証言で。 | ポンド円 173円60銭レベル→172円90銭近辺に |
| 7/9 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「失業率低下で、インフレ率は(FRBの目標である)2%を大きく上回るだろう」ブルームバーグとのインタビューで。 | ------ |
| 7/15 | イエレン・FRB議長 | 労働市場の改善が予想よりも早いペースで続いた場合「現在想定しているよりも早期に、そして早いペースで行われる公算が大きい」利上げのタイミングについて。 | ドルが主要通貨に対して上昇 |
| 7/30 | FOMC声明文 | 「インフレ率が2%を下回り続ける可能性は幾分低下した」 | ----- |
| 8/7 | ドラギ・ECB総裁 | 「地政学的リスクの高まりと新興市場・地域および国際金融市場の動向が、経済環境に悪影響を与える可能性がある」記者会見で。 | ユーロドルは1.33台後半から1.3337まで下落。 |
| 8/18 | ドイツ連銀月報 | 「第2四半期の停滞後、ユーロ圏経済が回復基調を取り戻す兆候はあるものの、春季の予想通りのペースには達しないだろう。通貨同盟参加国の一部で景気の勢いは予想より弱い。同時に、ウクライナやその他地域での紛争の結果である東欧での地政学リスクの高まりによる企業景況感へのい悪影響が増しているようだ」 | ----- |



