2014年9月11日(木)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
上昇。利上げ観測が依然強く、米長期債も売りもの優勢となり、
日米金利差の拡大を背景にドル買いが優勢に。
ユーロ円の買い戻しも旺盛なため、ユーロドルの下落は緩やか。
ユーロ円は1週間振りに138円台まで反発。
買いが集まり、ダウは54ドル高。
懸念が重石となり価格は下落。長期金利は2.54%台まで続伸。
減少していなかったことで大幅安。
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| ドル/円 | 106.57〜 106.89 |
| ユーロ/ドル | 1.2883 〜 1.2934 |
| ユーロ/円 | 137.67 〜 138.04 |
| NYダウ | +54.84 → 17,068.71ドル |
| GOLD | −3.20 → 1,245.30ドル |
| WTI | −1.08 → 91.67ドル |
| 米10年国債 | +0.042 → 2.543% |
本日の注目イベント
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米長期金利は上昇したものの、重要な経済指標の発表もない中、ドルは堅調に推移しており、その中でも
円の弱さが目立つ展開です。
ドル円は106円89銭まで上昇し、107円台も手の届く水準になってきました。
昨日はドル高が進んだことで、主要通貨に対してドルが買われただけではなく、金や原油などの商品も
その影響を受け下落しています。
金は1245ドルで取引を終えており、こちらは約3ヶ月振りの安値を付けており、原油価格は
1年4ヶ月振りに91ドル台半ばまで下落しています。
資金がドルに向かっており、改めて通貨としてのドルの存在感が増している状況です。
原油価格の下落は、これからドライブシーズンに入る米国にとってガソリン価格の低下につながり、
個人消費が伸びることにもつながりそうです。
昨日のこの欄では105円80銭辺りを下回れば「調整」が入るかもしれないと書きました。
ドル円が前日のNY市場で106円47銭まで上昇した後、106円台前半まで下落したことで短期の
「30分足」ではローソク足が「雲」の中まで落ちており、「雲の下限」である105円80銭を下回れば
その可能性がありました。
実際ドル円はしばらく106円20銭辺りで何度も「雲の上限」で跳ね返され、上値の重さも感じさせましたが、
結局106円を割り込まず、106円25銭で「雲の上限」を抜けてからはご存知の通りの展開でした。
ドル高が進んだことで、それまで前日比マイナス50〜100円程度で推移していた日経平均株価も
大引けは39円高で取引を終えており、ドル円が株価を押し上げた格好でした。
さてドル円は連日ドル高が続いており、107円も見えて来ました。
ドル円の上昇スピードが早すぎるとの認識は当然ですが、それでもほとんど「調整らしい調整」は見られません。
このような展開があるとすれば、来週のFOMCで、早期利上げを示唆する何らかのメッセージがあった後
ではないかと予想していましたが、その動きを先取りした形になっています。
こうなると、FOMCの声明文で失望のドル売りとなり「調整」を迎えるのか、あるいはさらにドルが
続伸するのか、17日の結果が非常に重要になってきます。
ある意味、ここから年末の相場を決定することになる可能性もあります。
ただ、最近の動きは早期利上げ観測に大きく傾いていることから、仮に利上げの前倒しを示唆する内容に
なったとしても、そこからのドルの一段高には慎重になる必要があると思います。
場合によっては「絶好の利食いの場」になるかもしれません。
本日は107円台に乗せるかどうかが市場参加者の関心を集めそうです。
スピード調整はいつ起きてもおかしくはありませんが、今日の日経平均株価は堅調に推移しそうです。
東京タイムの11時から12時半と、いつものように海外市場が参入した際の動きには注意が必要です。
レンジは106円50銭〜107円40銭程度を予想します。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 7/9 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「失業率低下で、インフレ率は(FRBの目標である)2%を大きく上回るだろう」ブルームバーグとのインタビューで。 | ------ |
| 7/15 | イエレン・FRB議長 | 労働市場の改善が予想よりも早いペースで続いた場合「現在想定しているよりも早期に、そして早いペースで行われる公算が大きい」利上げのタイミングについて。 | ドルが主要通貨に対して上昇 |
| 7/30 | FOMC声明文 | 「インフレ率が2%を下回り続ける可能性は幾分低下した」 | ----- |
| 8/7 | ドラギ・ECB総裁 | 「地政学的リスクの高まりと新興市場・地域および国際金融市場の動向が、経済環境に悪影響を与える可能性がある」記者会見で。 | ユーロドルは1.33台後半から1.3337まで下落。 |
| 8/18 | ドイツ連銀月報 | 「第2四半期の停滞後、ユーロ圏経済が回復基調を取り戻す兆候はあるものの、春季の予想通りのペースには達しないだろう。通貨同盟参加国の一部で景気の勢いは予想より弱い。同時に、ウクライナやその他地域での紛争の結果である東欧での地政学リスクの高まりによる企業景況感へのい悪影響が増しているようだ」 | ----- |
| 9/6 | プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 | 米経済がFRBの目標にさらに大きく近づいており、目標達成まで金利をゼロ近くに据え置くことは「危険な戦略だ」講演で。 | ------ |
| 9/8 | サンフランシスコ連銀調査 | 「FOMC参加者よりも一般の人々の方が一段と緩和的な政策を予想している様子が示されている」 | ドル円105円台前半から→106円台に |



