2014年9月17日(水)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
一時106円81銭まで売られた。FOMC声明文では文言は
変わらないとの見方がドル売りにつながったが、その後は株価が
大幅高になったことで、元の位置の107円台前半まで反発。
したが、徐々にドル買いが優勢となり1.29台半ばで引ける。
との報道に反応した格好。ダウは100ドルを超える上昇を見せ、
再び最高値に接近。
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| ドル/円 | 106.81〜 107.22 |
| ユーロ/ドル | 1.2936 〜 1.2995 |
| ユーロ/円 | 138.57 〜 138.96 |
| NYダウ | +100.83 → 17,131.97ドル |
| GOLD | +1.60 → 1,236.70ドル |
| WTI | + 1.96 → 94.88ドル |
| 米10年国債 | +0.004 → 2.594% |
本日の注目イベント
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ドル円は目立った「調整」がないまま、いよいよ明日未明にはFOMCの声明文が発表されます。
107円30−40銭辺りが重そうに見える一方、107円を割ると買いも入る展開が続いています。
特に昨日はWSJ(ウォールストリート・ジャーナル)の記事でドル円は106円80銭近辺まで
下落しましたが、結局元の「定位置」に戻っています。
多くの市場関係者が「FOMC前には調整があるのでは」と予想していましたが、どうやら、このまま
FOMCを迎えそうです。
米WSJのFRB担当記者が、FOMCは債券購入プログラム終了後も低金利を「相当な期間」続ける
との文言を維持するとの見通しを示したことで、ドル売りが加速する場面がありました。
円やユーロが買い戻され、一方で債券や株も上昇しましたが、債券は息切れし、結局低金利が継続される
との見方から株価が大幅に上昇し、ドル円もこちらに反応して再び107円台まで買い戻されています。
明日未明に発表されるFOMCの声明文については見方が分かれているようです。
焦点は上記「相当な期間」という文言の取り扱いです。
個人的には、これまで好調な経済指標が続いていたものの、8月の雇用統計以来予想を下回る指標も出始めており、
「ハト派」的なFOMCメンバーが多いことから、慎重な見通しを維持するのではないかと予想しています。
また、イエレン議長の記者会見を伴うFOMCは12月にも開催されます。
今回が今年最後というわけでもないため、FRBとしては次回までもうしばらく経済データを慎重に分析
したいという決定もあり得るのではないかと考えています。
ドル円は先週木曜日に107円台に乗せて以来、丁度1週間その水準を維持しています。
その意味では今回のドル高は少なくとも、昨年後半から年初まで続いたドル高局面とは異なっていると
思われます。
長い間続いた101−103円のレンジを本格的に上抜けしたということであれば、まだ上値を試せると
考えられます。
今年の値幅を考えても、まだ6円70銭程度です。
例年動く値幅からしてもまだ上値の余地は残っているのではないでしょうか。
ただそれでも、今後ドルが上昇するためには「調整」も必要ではないかと思います。
今回のドル高は、米国での利上げ観測の前倒しと、日銀の追加緩和観測の再浮上が相乗した結果です。
実際問題、どちらも2015年の可能性が高いことを考えれば、ドル高のスピードがゆっくりとした
「巡航速度」に戻ってもおかしくはありません。
本日はFOMC声明文が発表になる明日3時ごろまでは、これまでの様に107円前後の動きかもしれません。
ただその前に、「調整」のドル売りが出れば話は違いますが、それでも106円台半ば辺りが下値のメドに
なりそうです。
レンジは106円50銭〜107円50銭程度を予想します。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 7/9 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「失業率低下で、インフレ率は(FRBの目標である)2%を大きく上回るだろう」ブルームバーグとのインタビューで。 | ------ |
| 7/15 | イエレン・FRB議長 | 労働市場の改善が予想よりも早いペースで続いた場合「現在想定しているよりも早期に、そして早いペースで行われる公算が大きい」利上げのタイミングについて。 | ドルが主要通貨に対して上昇 |
| 7/30 | FOMC声明文 | 「インフレ率が2%を下回り続ける可能性は幾分低下した」 | ----- |
| 8/7 | ドラギ・ECB総裁 | 「地政学的リスクの高まりと新興市場・地域および国際金融市場の動向が、経済環境に悪影響を与える可能性がある」記者会見で。 | ユーロドルは1.33台後半から1.3337まで下落。 |
| 8/18 | ドイツ連銀月報 | 「第2四半期の停滞後、ユーロ圏経済が回復基調を取り戻す兆候はあるものの、春季の予想通りのペースには達しないだろう。通貨同盟参加国の一部で景気の勢いは予想より弱い。同時に、ウクライナやその他地域での紛争の結果である東欧での地政学リスクの高まりによる企業景況感へのい悪影響が増しているようだ」 | ----- |
| 9/6 | プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 | 米経済がFRBの目標にさらに大きく近づいており、目標達成まで金利をゼロ近くに据え置くことは「危険な戦略だ」講演で。 | ------ |
| 9/8 | サンフランシスコ連銀調査 | 「FOMC参加者よりも一般の人々の方が一段と緩和的な政策を予想している様子が示されている」 | ドル円105円台前半から→106円台に |
| 9/11 | 黒田・日銀総裁 | 「円安が日本経済にマイナスになることはない」「経済情勢によって必要があれば、金融対策で対応する」TV東京の番組で。 | ドル円107円20銭まで上昇のきっかきに |



