2014年9月22日(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
円安水準を記録したが、海外市場では利益確定の円買いが勝る。
米長期金利の低下もあり108円60銭まで下落した後、109円台に
乗せて取引を終える。
ものの、ECBによる量的緩和観測が根強く、ユーロドルは1.2828
まで下落。
買われたことを好感。ダウは13ドル上昇し、3日連続で最高値を更新。
長期金利は2.57%台まで低下。
取引を終え、約8ヶ月振りに安値を記録、原油も小幅に続落。
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| ドル/円 | 108.60〜 109.10< /td> |
| ユーロ/ドル | 1.2828 〜 1.2877< /td> |
| ユーロ/円 | 139.67 〜 139.99< /td> |
| NYダウ | +13.75 → 17,279.74ドル |
| GOLD | −10.30 → 1,216.60ドル |
| WTI | −0.13 → 92.41ドル |
| 米10年国債 | −0.046 → 2.570% |
本日の注目イベント
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ドル円は先週末の東京時間に、株高や、スコットランドの独立を巡る投機的なドル買いから109円46銭
までドル高円安が進みました。
ここ1ヶ月で約7円ほどの円安はさすがに急ピッチすぎるとの印象もありますが、ほぼ「調整らしい調整」が
ないまま、110円が手の届く水準まで来ました。
ここまでのドル高は想定を上回る速さでしたが、その背景にはFOMCで2015年末の政策金利見通しが
上方修正されたことと、スコットランドの独立を巡る報道で、独立賛成派が優勢と伝えられたことがありました。
結局予想された通り、独立は否決され、FOMCでも声明文には前回とほとんど違いはありませんでした。
それでもドル高が進んだのは、市場のセンチメントがドル高に大きく傾いていたものと思われます。
問題は2つの大きなイベントを終えた今週の動きです。
ドル高のセンチメントは継続されているとしても、110円台に乗せ、さらに上を目指す動きが
見られるのかどうかが焦点になります。
急ピッチのドル高に対する警戒感が前面に出てくるようだと、107円台までのドル反落の可能性も考え
られそうです。
オーストラリアのケアンズで行われた「G20」では、欧州と日本の経済成長は期待はずれだった、
とのコメントも聞かれましたが、基本的には現在のドル高が承認された格好です。
日欧ともに、自国通貨安はデフレ成長からの脱却にはプラスに働くことから異論はでません。
米国にしても、先週ルー財務長官は「強いドルは米国にとってプラス」との発言を行っています。
今後は日欧に対して、財政出動を含めた需要を喚起する政策が求められるかもしれません。
「G20」を終えた黒田日銀総裁は「日本銀行の量的・質的金融緩和に関する国際的理解が十分に得られている
と感じた」と述べています。
また麻生財務大臣との共同会見でも、2%の物価目標は道半ばだとした上で、日本経済について「デフレからは
脱しつつある」との認識を示し、「量的・質的緩和を着実に実施していく方針に変わりはない」と述べています。
(ブルームバーグ)
日米の金融政策の違いからドル高センチメントが維持され、今後110円台に乗せることは十分考えられますが、
そこからさらに一段のドル高が進むかどうかのカギは12月に安倍首相が判断するとされる、「消費税10%」
にあると思います。
増税が予定通り実施されるのか、あるいは延期されるのかという点が極めて需要です。
その判断の決め手となるのが7−9月期のGDPの数値ということになります。
4−6月期の改定値が「マイナス7.1%」だったことで、消費税増税の影響はやはり小さくはなかった
という見方が広がりましたが、夏場の大雨など、天候不順の影響を考えるとややネガティブな結果が
予想されます。
本日はドラギ総裁が欧州議会で証言を行うため、ユーロの動きには注意する必要があります。
ドル円のレンジは108円50銭〜109円50銭程度と予想します。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 7/9 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「失業率低下で、インフレ率は(FRBの目標である)2%を大きく上回る だろう」ブルームバーグとのインタビュー で。 | ------ |
| 7/15 | イエレン・FRB議長 | 労働市場の改善が予想よりも早いペースで続いた場合「現在想定しているよ りも早期に、そして早いペースで行われる公算が大き い」利上げのタイミング について。 | ドルが主要通貨に対して上昇 |
| 7/30 | FOMC声明文 | 「インフレ率が2%を下回り続ける可能性は幾分低下した」 | ----- |
| 8/7 | ドラギ・ECB総裁 | 「地政学的リスクの高まりと新興市場・地域および国際金融市場の動向が、 経済環境に悪影響を与える可能性がある」記者会見 で。 | ユーロドルは1.33台後半から1.3337まで下 落。 |
| 8/18 | ドイツ連銀月報 | 「第2四半期の停滞後、ユーロ圏経済が回復基調を取り戻す兆候はあるもの の、春季の予想通りのペースには達しないだろう。通 貨同盟参加国の一部で景 気の勢いは予想より弱い。同時に、ウクライナやその他地域での紛争の結果であ る東欧での地政学リスクの高まりによる企業景 況感へのい悪影響が増している ようだ」 | ----- |
| 9/6 | プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 | 米経済がFRBの目標にさらに大きく近づいており、目標達成まで金利をゼ ロ近くに据え置くことは「危険な戦略だ」講演 で。 | ------ |
| 9/8 | サンフランシスコ連銀調査 | 「FOMC参加者よりも一般の人々の方が一段と緩和的な政策を予想してい る様子が示されている」 | ドル円105円台前半から→106円台に |
| 9/11 | 黒田・日銀総裁 | 「円安が日本経済にマイナスになることはない」「経済情勢によって必要が あれば、金融対策で対応する」TV東京の番組 で。 | ドル円107円20銭まで上昇のきっかきに |
| 9/17 | イエレン・FRB議長 | 「労働市場はまだ完全に回復していない」、「インフレは委員会の目標であ る2%を下回っている」FOMC後の記者会見 で。 | ドル円」 → 108円台に急騰 |
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘
を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自 身でなさるようお
願い致します。
本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には
一切の責任を負いかねま す。
What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
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2014年9月19日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
<| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 7/9 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「失業率低下で、インフレ率は(FRBの目標である)2%を大きく上回るだろう」ブルームバーグとのインタビューで。 | ------ |
| 7/15 | イエレン・FRB議長 | 労働市場の改善が予想よりも早いペースで続いた場合「現在想定しているよりも早期に、そして早いペースで行われる公算が大きい」利上げのタイミングについて。 | ドルが主要通貨に対して上昇 |
| 7/30 | FOMC声明文 | 「インフレ率が2%を下回り続ける可能性は幾分低下した」 | ----- |
| 8/7 | ドラギ・ECB総裁 | 「地政学的リスクの高まりと新興市場・地域および国際金融市場の動向が、経済環境に悪影響を与える可能性がある」記者会見で。 | ユーロドルは1.33台後半から1.3337まで下落。 |
| 8/18 | ドイツ連銀月報 | 「第2四半期の停滞後、ユーロ圏経済が回復基調を取り戻す兆候はあるものの、春季の予想通りのペースには達しないだろう。通貨同盟参加国の一部で景気の勢いは予想より弱い。同時に、ウクライナやその他地域での紛争の結果である東欧での地政学リスクの高まりによる企業景況感へのい悪影響が増しているようだ」 | ----- |
| 9/6 | プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 | 米経済がFRBの目標にさらに大きく近づいており、目標達成まで金利をゼロ近くに据え置くことは「危険な戦略だ」講演で。 | ------ |
| 9/8 | サンフランシスコ連銀調査 | 「FOMC参加者よりも一般の人々の方が一段と緩和的な政策を予想している様子が示されている」 | ドル円105円台前半から→106円台に |
| 9/11 | 黒田・日銀総裁 | 「円安が日本経済にマイナスになることはない」「経済情勢によって必要があれば、金融対策で対応する」TV東京の番組で。 | ドル円107円20銭まで上昇のきっかきに |
| 9/17 | イエレン・FRB議長 | 「労働市場はまだ完全に回復していない」、「インフレは委員会の目標である2%を下回っている」FOMC後の記者会見で。 | ドル円」 → 108円台に急騰 |
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