2014年9月25日(木)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
株高や長期金利の上昇を好感しドル円は109円15銭まで反発。
再び高値を試す展開に。
ユーロドルは1年2ヵ月ぶりに1.28台を割り込み、1.2774
まで売られる。
生活必需品株を中心に大幅上昇。ダウは154ドル高と、
1万7200ドル台を回復。
ことで売り優勢の展開に。長期金利は2.56%台まで上昇。
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| ドル/円 | 108.61〜 109.15 |
| ユーロ/ドル | 1.2774 〜 1.2836 |
| ユーロ/円 | 139.00 〜 139.58 |
| NYダウ | +154.19 → 17,210.06ドル |
| GOLD | −2.50 → 1,219.50ドル |
| WTI | +1.24 → 92.80ドル |
| 米10年国債 | +0.038 → 2.565% |
本日の注目イベント
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ドル円は再び109円台に乗せて来ました。
新築住宅販売件数が50万4000件と、6年3ヶ月振りの高水準を記録したことで「住宅市場は
依然として活況」との見方が広がり、NY株式市場に好影響を与え、ドルが買われた模様です。
また、1.28台前半から1.29台でもみ合っていたユーロドルが、ついに1.28台を割り込んだことも
ドル買いに弾みをつけ、円売りが強まった側面もあります。
発表された9月のifo景況感指数が「104.7」と市場予想を下回ったことで、ユーロ圏で一人勝ち
だったドイツにも成長にかげりが出てきたと受け止められました。
牽引役のドイツの経済成長に不透明感がでてきたことで、ユーロ圏全体の景気回復がさらに遅れるとの
見方が台頭し、ECBによる追加緩和の可能性が一段と高まったことでユーロ売りが加速しています。
「当社はユーロに対して完全に弱気だ。ドイツはかつて花形だと称賛されていたが、もはやそうではない」
といった債券担当者の声を、ブルームバーグは紹介しています。
昨日の東京市場ではドル円が108円台半ばを下回る場面もありましたが、すぐに買いが入り押し戻されて
いました。
シカゴ先物市場の引け値から、200円程度下げると見られていた日経平均株価が粘り腰をみせ、一時は
プラスに転じる場面もありましたが、結局下落が小幅に収まったことでドル買いに安心感が出、109円台
につながったようです。
先週109円46銭まで急騰したドル円でしたが、東京市場が休場の23日には108円25銭まで下落し、
1円強の「調整」を見せました。
これで「調整」を終えたとすれば、110円に向かってさらに上昇していくことになりますが、まだ終えてないbr>
とすれば、足許の109円台維持が難しくなります。
現時点ではなんとも判断できませんが、これまでの様に「調整らしい調整」はほとんど見られなかったことを
考えると、既に「調整は終わった」可能性も否定できません。
今週109円台で越週するようだと、来週の110円台乗せは十分考えられそうです。
今回の上昇トレンドは「110円台を見ないと収まらない」、そんな状況になってきたと思われます。
米地区連銀総裁の講演が昨日もありました。
注目すべきはNY連銀のダドリー総裁の発言です。
総裁は、「ドルが大幅に上昇すれば、経済成長への影響を伴うことになる」と述べ、「通商面の実績が
悪化し、輸出が減り、輸入が増える」と指摘。「ドルの大幅上昇はインフレを抑える傾向がある。
従って2%の目標達成は一層難しくなる。これを考慮するのは当然だろう」と述べています。
つい先週、ルー財務長官が「強いドルは米国の利益になる」と発言し、ドル高を容認した矢先でしたが、
今度は地区連銀の中でも「別格」のNY連銀総裁がドル高を牽制する発言をしました。
今のところ、市場では特に材料視されてはいませんが、今後さらに急激なドル高が進めば、その流れに
ブレイキをかけることになる可能性はあります。
また同総裁はFOMCでの投票権を常に有しています。
「ハト派」と見られていることから、イエレン議長にも近いと思われます。
利上げのタイミングに一石を投じることになるかもしれません。
本日のレンジは108円60銭〜109円50銭程度と予想します。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 7/9 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「失業率低下で、インフレ率は(FRBの目標である)2%を大きく上回る だろう」ブルームバーグとのインタビュー で。 | ------ |
| 7/15 | イエレン・FRB議長 | 労働市場の改善が予想よりも早いペースで続いた場合「現在想定しているよ りも早期に、そして早いペースで行われる公算が大き い」利上げのタイミング について。 | ドルが主要通貨に対して上昇 |
| 7/30 | FOMC声明文 | 「インフレ率が2%を下回り続ける可能性は幾分低下した」 | ----- |
| 8/7 | ドラギ・ECB総裁 | 「地政学的リスクの高まりと新興市場・地域および国際金融市場の動向が、 経済環境に悪影響を与える可能性がある」記者会見 で。 | ユーロドルは1.33台後半から1.3337まで下 落。 |
| 8/18 | ドイツ連銀月報 | 「第2四半期の停滞後、ユーロ圏経済が回復基調を取り戻す兆候はあるもの の、春季の予想通りのペースには達しないだろう。通 貨同盟参加国の一部で景 気の勢いは予想より弱い。同時に、ウクライナやその他地域での紛争の結果であ る東欧での地政学リスクの高まりによる企業景 況感へのい悪影響が増している ようだ」 | ----- |
| 9/6 | プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 | 米経済がFRBの目標にさらに大きく近づいており、目標達成まで金利をゼ ロ近くに据え置くことは「危険な戦略だ」講演 で。 | ------ |
| 9/8 | サンフランシスコ連銀調査 | 「FOMC参加者よりも一般の人々の方が一段と緩和的な政策を予想してい る様子が示されている」 | ドル円105円台前半から→106円台に |
| 9/11 | 黒田・日銀総裁 | 「円安が日本経済にマイナスになることはない」「経済情勢によって必要が あれば、金融対策で対応する」TV東京の番組 で。 | ドル円107円20銭まで上昇のきっかきに |
| 9/17 | イエレン・FRB議長 | 「労働市場はまだ完全に回復していない」、「インフレは委員会の目標であ る2%を下回っている」FOMC後の記者会見 で。 | ドル円」 → 108円台に急騰 |
| 9/24 | ダドリー・NY連銀総裁 | 「ドルが大幅に上昇すれば、経済成長への影響を伴うことになる」NYでの講演で。 | ------- |
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘
を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自 身でなさるようお
願い致します。
本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には
一切の責任を負いかねま す。
What's going on ? バックナンバー 2009年(PDF)
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2014年9月19日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
<| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 7/9 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「失業率低下で、インフレ率は(FRBの目標である)2%を大きく上回るだろう」ブルームバーグとのインタビューで。 | ------ |
| 7/15 | イエレン・FRB議長 | 労働市場の改善が予想よりも早いペースで続いた場合「現在想定しているよりも早期に、そして早いペースで行われる公算が大きい」利上げのタイミングについて。 | ドルが主要通貨に対して上昇 |
| 7/30 | FOMC声明文 | 「インフレ率が2%を下回り続ける可能性は幾分低下した」 | ----- |
| 8/7 | ドラギ・ECB総裁 | 「地政学的リスクの高まりと新興市場・地域および国際金融市場の動向が、経済環境に悪影響を与える可能性がある」記者会見で。 | ユーロドルは1.33台後半から1.3337まで下落。 |
| 8/18 | ドイツ連銀月報 | 「第2四半期の停滞後、ユーロ圏経済が回復基調を取り戻す兆候はあるものの、春季の予想通りのペースには達しないだろう。通貨同盟参加国の一部で景気の勢いは予想より弱い。同時に、ウクライナやその他地域での紛争の結果である東欧での地政学リスクの高まりによる企業景況感へのい悪影響が増しているようだ」 | ----- |
| 9/6 | プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 | 米経済がFRBの目標にさらに大きく近づいており、目標達成まで金利をゼロ近くに据え置くことは「危険な戦略だ」講演で。 | ------ |
| 9/8 | サンフランシスコ連銀調査 | 「FOMC参加者よりも一般の人々の方が一段と緩和的な政策を予想している様子が示されている」 | ドル円105円台前半から→106円台に |
| 9/11 | 黒田・日銀総裁 | 「円安が日本経済にマイナスになることはない」「経済情勢によって必要があれば、金融対策で対応する」TV東京の番組で。 | ドル円107円20銭まで上昇のきっかきに |
| 9/17 | イエレン・FRB議長 | 「労働市場はまだ完全に回復していない」、「インフレは委員会の目標である2%を下回っている」FOMC後の記者会見で。 | ドル円」 → 108円台に急騰 |
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