2014年10月3日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
半ばで下げ止まり反発したものの、NYではダウが130ドル余り
下げたことで108円01銭まで円高が進む。
資産購入への言及を見送ったことでユーロが反発。ユーロドルは
1.26台前半から1.27近辺まで買い戻しが進む。
130ドル余り下げる場面もあったが、引け値では3ドル安。
ナスダックなど他の株価指数は小幅に反発。
ことを手がかりに売りものが優勢に。長期金利は2.42%台まで
上昇。
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| ドル/円 | 108.01〜 108.88 |
| ユーロ/ドル | 1.2615 〜 1.2699 |
| ユーロ/円 | 136.85 〜 137.63 |
| NYダウ | −3.66 → 16,801.05ドル |
| GOLD | −0.40 → 1,215.10ドル |
| WTI | +0.28 → 91.01ドル |
| 米10年国債 | +0.042 → 2.425% |
本日の注目イベント
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ドル円は8月下旬からの上昇トレンドを形成して来た中、初めて本格的な調整を見せました。
昨日この欄で記述したように、日経平均株価が大引けにかけて下げ幅を拡大させ、前日比420円安
で引けたことで円買いドル売りにつながっています。
それでも108円台半ばで下げ止まっていたドル円は、NY市場ではダウが大幅安を見せたことで
108円01銭まで円買いが進む場面もありました。
前日に110円09銭まで上昇したドル円が1日で2円を超える下落を見せたことになります。
このタイミングを予想することは難しかったですが、やはり110円が一つの節目であったことと、
調整があるとすれば雇用統計がきっかけになる可能性を指摘しましたが、概ねそのようなタイミングでした。
それにしても下げる時のスピードは相変わらず速かったです。
これで1時間足など、短期的な動きを示すチャートは下落トレンドを示して来ました。
昨日の下落が丁度4時間足の「120日線」で止められたことで、大きな流れは変わっていないと判断して
います。
同時にこの水準は今回の上昇幅の23.6%戻しに辺り、フィボナッチ・リトリースメントが機能している
ことも見て取れます。
投機筋などの積みあがった円売りドル買いポジションがどの時点で巻き戻しに入るのかが焦点でしたが、
10月に入って、ヘッジファンドなどの決算も控えているこのタイミングで出たとの指摘もあります。
昨日の動きを見ると、これまでドルを買えなかった多くの個人投資家がドルロングもあり、
108円台半ばで一旦は下げ止まりましたが、その後さらに108円前後まで下落したことで、ある程度の
ロングポジションは構築できたと思われます。
ドル円がもう一段下げた際に、さらに買い増しできるかどうかもポイントになりそうです。
下値のメドを確認してみると、先ずは昨日のNYの底値である108円前後です。
さらに、節目であるということで107円50銭と、107円となり、その下は上記フィボナッチの
38.2%にあたる106円80銭前後ということになります。
「山高ければ、谷深し」とも言います。
今回のドル上昇トレンドは103円を上抜けした時から始まりましたが、その直前の下値は101円50銭
でした。
ここを起点に計算すれば、今回の上昇幅は8円59銭と、かなりの上昇幅になります。
FRBは量的緩和を今月にも終了し、早ければ来年夏以降の利上げが見込まれています。
一方日本では、4月の消費税増税の影響がじわじわと出てきており、GDPは下方修正されています。
日銀が掲げている「2%の物価目標」も、8月の消費者物価指数は3.1%で、消費税分を引くと1.1%
と試算されます。
このため一部には追加緩和もあり得るとの見方が浮上しています。
日米のこの構図が変わらない限り、ドル高円安の大きな流れは変わらないと考えております。
ECBは昨日の理事会で、ABSなど資産購入の計画は示しましたが、国債を含めた量的緩和については言及
しませんでした。
このためユーロが買い戻されていますが、足許では依然として年内の量的緩和実施はあり得るとして
ユーロの上昇は限定的です。
ただ、ユーロ売りのポジションも高水準であるため、さらにユーロの買戻しが進むと、ドル円にも影響がでる
可能性はあります。ドル売り円買いが進むことにもなるため、ユーロドルの動きにも注意です。
本日のレンジは107円50銭〜109円30銭と、雇用統計の結果次第ではどちらにも値幅がでそうです。
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10月です。
北の方からはそろそろ紅葉の便りが届きます。
日本で一番いい季節で、山に紅葉狩りにも出かけたくなります。
御嶽山の噴火で多くの方が亡くなりましたが、かつてわれわれが教えられた
「死火山」「休火山」「活火山」の分け方は間違いだとか。
知りませんでした。
良い週末を・・・・・。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 8/7 | ドラギ・ECB総裁 | 「地政学的リスクの高まりと新興市場・地域および国際金融市場の動向が、 経済環境に悪影響を与える可能性がある」記者会見 で。 | ユーロドルは1.33台後半から1.3337まで下 落。 |
| 8/18 | ドイツ連銀月報 | 「第2四半期の停滞後、ユーロ圏経済が回復基調を取り戻す兆候はあるもの の、春季の予想通りのペースには達しないだろう。通 貨同盟参加国の一部で景 気の勢いは予想より弱い。同時に、ウクライナやその他地域での紛争の結果であ る東欧での地政学リスクの高まりによる企業景 況感へのい悪影響が増している ようだ」 | ----- |
| 9/6 | プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 | 米経済がFRBの目標にさらに大きく近づいており、目標達成まで金利をゼ ロ近くに据え置くことは「危険な戦略だ」講演 で。 | ------ |
| 9/8 | サンフランシスコ連銀調査 | 「FOMC参加者よりも一般の人々の方が一段と緩和的な政策を予想してい る様子が示されている」 | ドル円105円台前半から→106円台に |
| 9/11 | 黒田・日銀総裁 | 「円安が日本経済にマイナスになることはない」「経済情勢によって必要が あれば、金融対策で対応する」TV東京の番組 で。 | ドル円107円20銭まで上昇のきっかきに |
| 9/17 | イエレン・FRB議長 | 「労働市場はまだ完全に回復していない」、「インフレは委員会の目標であ る2%を下回っている」FOMC後の記者会見 で。 | ドル円」 → 108円台に急騰 |
| 9/24 | ダドリー・NY連銀総裁 | 「ドルが大幅に上昇すれば、経済成長への影響を伴うことになる」NYでの講演で。 | ------- |
| 9/29 | フィシャー・ダラス連銀総裁 | 「強いドルは米経済への信任投票だと思う」ブルームバーグラジオとのインタビュー で。 | ------ |



