2014年10月21日(火)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
軟調だったことからドル円は106円台後半まで下落。NYでも
同水準での取引が続いたが、引けに掛けて株価が上昇したことで
107円手前まで反発して取引を終える。
今週発表されるドイツとユーロ圏のPMIを見極めたいとし、
値幅は限定的だった。
19ドル高。S&P500は3日続伸。
相場の下落を抑えた。長期金利は2.19%台と低位を維持。
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| ドル/円 | 106.79〜 107.01 |
| ユーロ/ドル | 1.2756 〜 1.2817 |
| ユーロ/円 | 136.27 〜 136.96 |
| NYダウ | +19.26 → 16,399.67ドル |
| GOLD | +5.70 → 1,244.70ドル |
| WTI | −0.04 → 82.71ドル |
| 米10年国債 | +0.003 → 2.193% |
本日の注目イベント
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ドル円は昨日の東京時間に107円台を回復したものの、日経平均株価が今年最大の上げ幅を記録した
割には上値が重いという印象です、
日経平均株価は578円高と、ほぼこの日の高値で取引を終えましたが、背景にはGPIFの運用資産配分で
日本株への配分を20%台半ばまで引き上げるとの報道が支えになり株価が急騰しましたが、海外では
安倍内閣の女性閣僚が二人揃って辞任したことで、アベノミクスの後退につながる懸念から、円が買い
戻された形になっていました。
ドル円の高値は107円39銭でしたが、107円45−50銭の水準は、テクニカル的にも
短期的な「抵抗帯」になっています。
ここ10日ほどは、ドルが買い戻されてもこの水準を抜けきれていません。
ただ株価が大幅に反発すれば抜けきる可能性もあると予想していましたが、日本株の上昇は海外株の
上昇を促すには至っていません。
もっとも、110円台から105円台まで5円以上の下落であったことから、そう簡単に元のレベルを
回復するはずもありません。
安倍内閣では、法人税減税もいまだに決まっていません。
また、昨日は英フィナンシャル・タイムズ紙とのインタビューで、10%の消費税増税に関して、
景気を後退させるようでは意味がないとの認識を示しています。
同時に、財政再建へのチャンスをつぶしてはならないとも述べており、12月に行う判断が注目されます。
ドル円の反発が弱いのは、ユーロドルでユーロの買戻しが活発であることにも影響を受けていると
思われます。
ユーロドルは1.25を記録してから約20日間、1.26−1.28台で推移しており、上値は依然として
重いものの、下がるとユーロの買戻しも入る展開です。
1.25〜1.30のレンジでの取引きが続きそうですが、1.30を上抜けすると大きくリバウンドする
ことも予想され、その際ドル円は105円台を割り込んでいることにもなりそうです。
ただ、それはよほど強力なドル売り材料が出ない限り可能性は低いはずです。
先週は経済指標の結果を受け、米景気の後退が懸念されドル安、株安の連鎖が起きましたが、それも
すぐに払拭された感じです。
鉱工業生産や住宅関連指標が予想を上回り、さらにミシガン大学消費者マインドは実に7年ぶりの高水準
でした。
従って、ドル高トレンドは継続されていると見るのが順当かと思います。
本日は豪ドルの動きに注目です。
RBA議事録に加えて中国のGDPが発表され、豪ドルが大きく動きそうです。
中国の第3四半期GDPは7.2%と予想されており、この数値がどちらに振れるか注目されます。
豪ドル円は先週下げ足を速め、一時91円台後半まで豪ドル安が進みましたが、昨日は94円台前半まで
反発する場面もありました。
基調とすれば上値の重い展開ですが、「週足」の120日線がサポートする92円前後が維持されれば
反発の可能性はあると予想しています。
本日のドル円のレンジは106円50銭〜107円50銭程度と予想します。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 8/7 | ドラギ・ECB総裁 | 「地政学的リスクの高まりと新興市場・地域および国際金融市場の動向が、 経済環境に悪影響を与える可能性がある」記者会見 で。 | ユーロドルは1.33台後半から1.3337まで下 落。 |
| 8/18 | ドイツ連銀月報 | 「第2四半期の停滞後、ユーロ圏経済が回復基調を取り戻す兆候はあるもの の、春季の予想通りのペースには達しないだろう。通 貨同盟参加国の一部で景 気の勢いは予想より弱い。同時に、ウクライナやその他地域での紛争の結果であ る東欧での地政学リスクの高まりによる企業景 況感へのい悪影響が増している ようだ」 | ----- |
| 9/6 | プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 | 米経済がFRBの目標にさらに大きく近づいており、目標達成まで金利をゼ ロ近くに据え置くことは「危険な戦略だ」講演 で。 | ------ |
| 9/8 | サンフランシスコ連銀調査 | 「FOMC参加者よりも一般の人々の方が一段と緩和的な政策を予想してい る様子が示されている」 | ドル円105円台前半から→106円台に |
| 9/11 | 黒田・日銀総裁 | 「円安が日本経済にマイナスになることはない」「経済情勢によって必要が あれば、金融対策で対応する」TV東京の番組 で。 | ドル円107円20銭まで上昇のきっかきに |
| 9/17 | イエレン・FRB議長 | 「労働市場はまだ完全に回復していない」、「インフレは委員会の目標であ る2%を下回っている」FOMC後の記者会見 で。 | ドル円」 → 108円台に急騰 |
| 9/24 | ダドリー・NY連銀総裁 | 「ドルが大幅に上昇すれば、経済成長への影響を伴うことになる」NYでの講演で。 | ------- |
| 9/29 | フィシャー・ダラス連銀総裁 | 「強いドルは米経済への信任投票だと思う」ブルームバーグラジオとのインタビュー で。 | ------ |
| 10/07 | 黒田・日銀総裁 | 「今まで起こった円安について問題が生じている、日本経済全体にとってマイナスになっているということはない」参議院予算委員会で。 | ドル円108円後半から109円23銭まで上昇 |
| 10/14 | デベル・オーストラリア準備銀行連銀総裁補佐 | 「豪ドル相場は大半の尺度からみて引き続き過大評価されている」講演 で。 | ------ | 10/16 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「インフレ期待の低下は)中央銀行にとって重要な検討事項だ。従って、現時点での論理的な政策対応は量的緩和(QE)を遅らせることかもしれないと考える」ブルームバーグとのインタビュー で。 | NY株価下落を抑える |
| 10/17 | ローゼングレン・ボストン連銀総裁 | 「景気が悪化した場合には量的緩和第4弾(QE4)を検討すべきだ」 | ------ |



