2014年10月27(月)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
反応がでたとの報道で108円台割れがあったが、108円15−20銭
近辺で取引を終える。
ニュースに悪材料出尽くしからユーロを買い戻す動きが見られ、ユーロドルは
1.26台半ばから後半で推移。
ダウは127ドル上昇し、1万6800ドル台を回復。
見直され、やや買い優勢の展開に。長期金利は2.26%台で引ける。
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| ドル/円 | 107.78〜 108.18 |
| ユーロ/ドル | 1.2646 〜 1.2665 |
| ユーロ/円 | 136.49 〜 137.06 |
| NYダウ | +127.51 → 16,805.41ドル |
| GOLD | +2.70 → 1,231.80ドル |
| WTI | −1.08 → 81.01ドル |
| 米10年国債 | −0.014 → 2.260% |
本日の注目イベント
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先週金曜日の東京時間、ドル円は108円台で堅調に推移していたが、「NYの医師エボラで陽性反応」
とのニュースに107円85銭近辺までドル売りが進む場面もありましたが、その後のNYでは
エボラ熱の影響は限定的との見方が広がり、株価は上昇し、ドル円も108円台前半で越週しています。
もう一つの懸念材料であった、ECBによるストレステストの結果では25行が不合格と発表されたものの、
独仏の大手行は含まれておらず、多くはイタリア、ギリシャ、キプロスなどの銀行であったことが判明。
その結果、懸念材料が出尽くしたといった見方も広がり、ユーロの買戻しがやや進んでいます。
ユーロ円も約2週間振りに137円台で取引されており、市場は今週発表される日米の金融政策を見極める
展開になっています。
週明けの今日は、早朝のオセアニアでドル円は108円38銭まで買われる場面もあったようですが、
このレベルは、先週木曜日のNYでのドル高値と一緒です。
108円35−50銭がレジスタンスになりつつあります。
今月15日に米経済指標の下振れをきっかに、ドル円は105円20銭まで下落しました。
市場では急速にドルの下落リスクが高まったといった見方が広がりましたが、その背景はエボラ出血熱と、
米景気一人勝ちのシナリオの変化、あるいはQEの終了、欧州景気への懸念などがNY株式市場の下落を
拡大させ、リスク回避の流れからポジションのまき戻しに円買いが加速したものでした。
冷静に考えてみると、依然としてそれらのリスクは残っています。
唯一、米景気の拡大傾向がその後に発表された各種経済指標で確認さていますが、状況としては
ドル円はまだ今月1日に記録した110円に乗せるものではないと思われます。
今週は日米で重要な金融政策会合が開かれます。
どちらも政策変更はないものと想定されますが、注目されるのがその後の声明文の内容です。
FOMCでは予定通りQEが終了するものと思いますが、声明文で「相当な期間」という文言が
外されるのかどうかが焦点です。
個人的には、上記エボラ出血熱や欧州景気を考えると、今回は現状維持のままではないかと予想します。
今回のFOMCではイエレン議長の記者会見が予定されていない上、年内には12月に今年最後のFOMCも
あります。
「相当な期間」という文言が外されれば、利上げが近いとの連想から株価が再び下振れするリスクもあり、
それにはイエレン議長の丁重な説明があれば、リスクを軽減することも可能ではないかと思います。
記者会見も予定されている12月16−17日のFOMCまでに、もう少し時間を稼ぐこともできると
考えます。
今日のドル円はやや材料不足の感は否めません。
欧州時間にはドイツのIFO景況指数が発表されるため、ユーロドルの動きからドル円もそれなりに
動く可能性はありますが、東京時間はやはり株価の動きが中心になりそうです。
レンジは107円80銭〜108円60銭程度とします。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 8/7 | ドラギ・ECB総裁 | 「地政学的リスクの高まりと新興市場・地域および国際金融市場の動向が、 経済環境に悪影響を与える可能性がある」記者会見 で。 | ユーロドルは1.33台後半から1.3337まで下 落。 |
| 8/18 | ドイツ連銀月報 | 「第2四半期の停滞後、ユーロ圏経済が回復基調を取り戻す兆候はあるもの の、春季の予想通りのペースには達しないだろう。通 貨同盟参加国の一部で景 気の勢いは予想より弱い。同時に、ウクライナやその他地域での紛争の結果であ る東欧での地政学リスクの高まりによる企業景 況感へのい悪影響が増している ようだ」 | ----- |
| 9/6 | プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 | 米経済がFRBの目標にさらに大きく近づいており、目標達成まで金利をゼ ロ近くに据え置くことは「危険な戦略だ」講演 で。 | ------ |
| 9/8 | サンフランシスコ連銀調査 | 「FOMC参加者よりも一般の人々の方が一段と緩和的な政策を予想してい る様子が示されている」 | ドル円105円台前半から→106円台に |
| 9/11 | 黒田・日銀総裁 | 「円安が日本経済にマイナスになることはない」「経済情勢によって必要が あれば、金融対策で対応する」TV東京の番組 で。 | ドル円107円20銭まで上昇のきっかきに |
| 9/17 | イエレン・FRB議長 | 「労働市場はまだ完全に回復していない」、「インフレは委員会の目標であ る2%を下回っている」FOMC後の記者会見 で。 | ドル円」 → 108円台に急騰 |
| 9/24 | ダドリー・NY連銀総裁 | 「ドルが大幅に上昇すれば、経済成長への影響を伴うことになる」NYでの講演で。 | ------- |
| 9/29 | フィシャー・ダラス連銀総裁 | 「強いドルは米経済への信任投票だと思う」ブルームバーグラジオとのインタビュー で。 | ------ |
| 10/07 | 黒田・日銀総裁 | 「今まで起こった円安について問題が生じている、日本経済全体にとってマイナスになっているということはない」参議院予算委員会で。 | ドル円108円後半から109円23銭まで上昇 |
| 10/14 | デベル・オーストラリア準備銀行連銀総裁補佐 | 「豪ドル相場は大半の尺度からみて引き続き過大評価されている」講演 で。 | ------ | 10/16 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「インフレ期待の低下は)中央銀行にとって重要な検討事項だ。従って、現時点での論理的な政策対応は量的緩和(QE)を遅らせることかもしれないと考える」ブルームバーグとのインタビュー で。 | NY株価下落を抑える |
| 10/17 | ローゼングレン・ボストン連銀総裁 | 「景気が悪化した場合には量的緩和第4弾(QE4)を検討すべきだ」 | ------ |



