2014年11月6日(木)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
さらに米中間選挙の結果や、ADP雇用者数が予想を上回ったことなどで
114円85銭までドル高が進む。
ユーロ買戻しが進んだものの、この日はドル高の流れが優勢となる。
ユーロドルは再び1.25台を割り込み、1.2458まで売られる。
S&P500指数とともに最高値を更新。一方ナスダックは2ポイント下げる。
優勢となる。
原油は5日振りに反発。
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| ドル/円 | 114.38〜 114.85 |
| ユーロ/ドル | 1.2458 〜 1.2507 |
| ユーロ/円 | 142.90 〜 143.37 |
| NYダウ | +100.69 → 17,484.53ドル |
| GOLD | −22.00 → 1,145.70ドル |
| WTI | +1.49 → 78.68ドル |
| 米10年国債 | +0.003 → 2.340% |
本日の注目イベント
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ドル円は一段と円安が進み、NY市場では一時114円85銭までドルが買われました。
昨日の東京市場では113円台半ばで取引きが開始され、小動きの展開を予想しましたが、
昼ごろに黒田総裁の講演内容が伝えられると、円売りが強まり、午後には直近高値であった
114円20銭をあっさり抜け、その後はほとんど調整もないまま114円台半ばまで
ドル高が進行しました。
ただ、その後のNY市場では中間選挙で共和党が勝利し、NYダウがこれを好感し上昇した割には
上値は抑えられた印象です。
114円85銭まで買われたドル円ですが、いよいよ115円台が見えてきました。
10月1日に待望の110円台を記録してから、「わずか1ヶ月程度」で5円近くの円安です。
もっと厳密に言えば、先週金曜日の昼はまだ109円台前半だったわけで、そこから3営業日目で
5円の円安です。
さすがに円安のスピードは速すぎ、「スピード違反」の感は否めません。
しかしそれでもドル買いが優勢になるのが今の相場です。
間断なくドル買いが湧き出る状況です。
非常に強いドル上昇トレンドが起きていると考えられます。
今後もドル上昇トレンドは継続されるとは思いますが、個人的にはそろそろ一旦はポジションの
一部を手仕舞うタイミングが近づいているように思います。
上述のように、ドルの上昇ピッチが早すぎることと、今朝の専門家のコメントには「年末には120円まで
円安が進む」と言った声も聞かれます。
また市場参加者も概ね「ドルブル」です。
大げさに言えば「市場はドルに対する強気一色」といった状況です。
しかし相場の過熱感を表すストキャスは日足で「95」あたりまで上昇しています。
今年の相場展開を振り返って見ると、年初に105円45銭を記録した時の雰囲気と、
10月に110円09銭を記録した際の雰囲気も今と同じものでした。
その後の動きはご承知の通りです。
いずれも5円程度の「調整」が見られています。
105円、110円、そして今度は115円という節目では「達成感が出る」、といった連想が
働くのは自然のことでしょう。
もちろん今回の急激な円安は前の2回と異なるのは事実です。
日米の金融政策の方向性が端的に示された結果ですから、まだまだ今のセンチメントは続くと
考えることも自然です。
ただそれでも水準とスピードを考えると、「円安批判」がいつ出てもおかしくはありません。
今日から明日の雇用統計までは相場を動かす材料に事欠きません。
ドルがもう一段跳ねたところでは、一部利益の確定を試みてもいいのではないでしょうか。
本日のレンジは114円30銭〜115円30銭程度を予想します。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
| 9/6 | プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 | 米経済がFRBの目標にさらに大きく近づいており、目標達成まで金利をゼ ロ近くに据え置くことは「危険な戦略だ」講演 で。 | ------ |
| 9/8 | サンフランシスコ連銀調査 | 「FOMC参加者よりも一般の人々の方が一段と緩和的な政策を予想してい る様子が示されている」 | ドル円105円台前半から→106円台に |
| 9/11 | 黒田・日銀総裁 | 「円安が日本経済にマイナスになることはない」「経済情勢によって必要が あれば、金融対策で対応する」TV東京の番組 で。 | ドル円107円20銭まで上昇のきっかきに |
| 9/17 | イエレン・FRB議長 | 「労働市場はまだ完全に回復していない」、「インフレは委員会の目標であ る2%を下回っている」FOMC後の記者会見 で。 | ドル円」 → 108円台に急騰 |
| 9/24 | ダドリー・NY連銀総裁 | 「ドルが大幅に上昇すれば、経済成長への影響を伴うことになる」NYでの講演で。 | ------- |
| 9/29 | フィシャー・ダラス連銀総裁 | 「強いドルは米経済への信任投票だと思う」ブルームバーグラジオとのインタビュー で。 | ------ |
| 10/07 | 黒田・日銀総裁 | 「今まで起こった円安について問題が生じている、日本経済全体にとってマイナスになっているということはない」参議院予算委員会で。 | ドル円108円後半から109円23銭まで上昇 |
| 10/14 | デベル・オーストラリア準備銀行連銀総裁補佐 | 「豪ドル相場は大半の尺度からみて引き続き過大評価されている」講演 で。 | ------ |
| 10/16 | ブラード・セントルイス連銀総裁 | 「インフレ期待の低下は)中央銀行にとって重要な検討事項だ。従って、現時点での論理的な政策対応は量的緩和(QE)を遅らせることかもしれないと考える」ブルームバーグとのインタビュー で。 | NY株価下落を抑える |
| 10/17 | ローゼングレン・ボストン連銀総裁 | 「景気が悪化した場合には量的緩和第4弾(QE4)を検討すべきだ」 | ------ |



