2014年11月26日(水)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円はGDP改定値の結果を受け118円29銭まで上昇したものの、その後の経済指標が軟調だったことで117円台後半に。結局昨日とほぼ同じ水準で戻ってきた。
- ユーロドルは1.24台を割り込まなかったことからポジション調整の買い戻しが入り、1.2487までは反発。1.23台半ばから1.25台半ばでのレンジを形成する動きが続く。
- 株式市場はまちまち。GDP改定値を受け上昇する場面もあったが、ダウは4日ぶりに2ドル下落して引ける。
- 債券相場は続伸。5年債入札が好調だったことや、他の主要国に比べv相対的に利回り水準が高いことから買い物を集めた。長期金利は約1ヶ月ぶりに2.26%台まで低下。
- 金が反発。原油はOPEC総会前に減産合意は難しいとの見方から 大幅続落。
7−9月期GDP(改定値) → +3.9%
9月FHFA住宅価格指数 → 0.0%
9月ケースシラー住宅価格指数 → +4.9%
11月消費者信頼感指数 → 88.7
11月リッチモンド連銀製造業指数 → 4
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| ドル/円 | 117.72〜 118.29 |
|---|---|
| ユーロ/ドル | 1.2402 〜 1.2487 |
| ユーロ/円 | 146.59 〜 147.20 |
| NYダウ | −2.96 → 17,814.94ドル |
| GOLD | +1.40 → 1,197.10ドル |
| WTI | −1.69 → 74.09ドル |
| 米10年国債 | −0.039 → 2.262% |
本日の注目イベント
- 英 英7−9月期GDP(改定値)
- 米 10月耐久財受注
- 米 10月個人所得
- 米 10月個人支出
- 米 10月PCEコアデフレター
- 米 11月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
- 米 10月中古住宅販売成約指数
- 米 10月新築住宅販売件数
- 米 新規失業保険申請件数
- 米 11月シカゴ購買部協会景気指数
ドル円は昨日の東京時間から118円を挟む展開が続き、上下はしたものの、結局は昨日とほぼ同じ水準で戻って来ました。昨日の朝方には118円台半ばを超える動きもありましたが、すぐに切り返し、117円台後半まで押し下げられる一方、117円台半ばではドル買い需要も見られ、神経質な動きながら一進一退の展開です。
先週118円98銭まで上昇した後のドル円は、117円35銭近辺を2度試し、いずれも押し戻されています。高値から1円60銭程度の調整しか見られません。市場参加者の相場観が、「調整があるとしても、一旦は120円を見てから」という見方に傾いているように思えます。これまでの動きを考えれば、それも分かりますが、足元の動きを注意深く見ると、これまで連日大台替えを繰り返してきた動きとは異なることも理解できます。ドル上昇のスピードが緩やかになってきているのも事実です。
結局、117円50銭〜118円50銭前後のレンジを形成している動きで、現時点ではどちらに抜けるのか分かりません。「順張り」を基本にするのであれば、ここは静観を決め、どちらか抜けた方に追随する方法でいいのではないでしょうか。そして、上に抜けてもここからの値幅はそれ程見込めませんが、下に抜けた場合の値幅は結構大幅なものになる可能性があると予想しています。
米国では明日が感謝祭で、翌日は「ブラック・フライデー」です。今年は原油価格の大幅落もあり、個人消費は大きく伸びると予想され、概ね前年比+4%ほどと見られています。加えて、株価の上昇から「資産効果」も消費を後押ししそうです。昨日発表のGDP改定値でも、個人消費は速報値の「1.8%」から「2.2%」に上方修正されています。ドル下落の下支えになろうかと思います。
懸念材料は、米長期金利の低水準です。昨日は2.26%台まで低下し、約1ヶ月ぶりの水準まで低下しました。通常、足元のように株価が順調に上昇している際には「リスクオン」から安全資産の債券には売り圧力がかかり、金利は低下します。このまま株も上昇し、債券も価格が上昇することは考えにくいと思われます。日欧の主要国の国債利回りに比べれば、まだ相対的には高いと見ることはできますが、来年には利上げが予想される中、この水準からさらに買い進むことはリスクも伴います。
118円前後からさらに上昇するのか、あるいは下落に転じるのか判断できませんが、下落への意識は常に備えておくべきでしょう。思いもよらぬタイミングで来ることもあり得ます。
本日のレンジは117円30銭から118円50銭程度と予想するしかありません。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
|---|---|---|---|
| 11/5 | 黒田・日銀総裁 | 「物価の下振れリスクが大きくなったのであれば、追加的な措置を行うことは当然の論理的帰結だ」講演で。 | ドル円113円台半ばから114円に |
| 11/7 | イエレン・FRB議長 | 「金融政策の正常化が市場の変動を増す可能性がある」パリで開催の国際シンポジュームで。 | ----- |
| 11/12 | コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁 | 「物価上昇の見通しを踏まえると、2015年に開催されるFOMC会合においても、利上げを決定するのは不適切」講演で。 | ------ |
| 11/21 | 麻生・財務大臣 | 「円の下がり方のスピードのテンポが速すぎる。歓迎すべきことではない。」閣議後の会見で。 | ドル円118円台から117円36銭まで下落 |



