2014年11月27日(木)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円は失業保険申請件数など、経済指標が軒並み悪化していたことからドル売りが優勢の展開に。1日を通じて118円台には届かず、117円半ばから後半で推移。
- ユーロドルは引き続き買戻しが中心の展開。1.24台半ばから1.2532までユーロ高が進み、対円でも再び147円台に。
- 株式市場は朝方から軟調な展開が続いたが、引けに掛けては上昇に転じ、ダウは12ドル高で取引を終え高値を更新。
- 債券相場は5営業日続伸。多くの経済指標が予想を下回り、景気回復にブレーキがかかったとの見方も浮上。長期金利は2.24%台に低下し約1ヶ月ぶりの低水準。
- 金は小幅ながら続伸。原油価格は在庫が予想以上に多かったことで続落し、73ドル台半ばに。
10月耐久財受注 → +0.4%
10月個人所得 → +0.2%
10月個人支出 → +0.2%
10月PCEコアデフレター → +1.6%
11月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)→ 88.8
10月中古住宅販売成約指数 → −1.1%
10月新築住宅販売件数 → 45.8万件
新規失業保険申請件数 → 31.3万件
11月シカゴ購買部協会景気指数 → 60.8
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| ドル/円 | 117.44〜 117.83 |
|---|---|
| ユーロ/ドル | 1.2485 〜 1.2532 |
| ユーロ/円 | 146.94 〜 147.40 |
| NYダウ | +12.81 → 17,827.75ドル |
| GOLD | +0.40 → 1,197.50ドル |
| WTI | −0.40 → 73.69ドル |
| 米10年国債 | −0.016 → 2.246% |
本日の注目イベント
- 独 独11月雇用統計
- 独 独11月消費者物価指数
- 欧 ユーロ圏10月マネーサプライ
- 欧 ユーロ圏11月景況感指数
- 欧 ユーロ圏11月消費者信頼感(改定値)
- 米 株式、債券市場休場(感謝祭)
失業保険申請件数や個人所得、あるいは住宅関連の指標など、昨日は多くの経済指標が発表されましたが、PCEコアデフレーターを除いてはすべて予想を下回り、景気回復に対する楽観論が後退しました。その結果、米債券市場では債券が買われ、長期金利は約1ヶ月ぶりの水準まで低下しています。ただ、それでもドル円は118円台には届いてはいませんが、それ程活発なドル売りは見られず、117円44銭を底値に昨日の夕方の水準まで戻しています。
昨日もこの欄で触れましたが、再び株が買われ、債券も買われる状況です。発表された多くの経済指標が予想を下回ったものの。ドル円は117円台半ばを超えた水準で推移しており、ドルが堅調と理解していいのか、それとも既にクリスマスモードなのか、分かりにくい相場です。
NY市場に関するコメントでも、株式については、米景気に対する楽観的な見方が背景となり株が買われたとする一方、債券については経済指標の悪化により景気に対する楽観論が後退したなどとなっており、ややちぐはぐな論評です。株が買われすぎなのか、あるいは債券が買われすぎなのか、いずれ答えが出てくると思いますが、ドル円との相関がやや弱まり、両市場からの相場の見立てが難しくなっています。
個人的には米国株の上昇傾向が気になります。連日最高値を更新していますが、足元では特に買われる理由もないと思われ、QE終了を材料に連日100ドルを超える下げを見せた10月の相場はいったい何だったのでしょうか。米国はシステム売買が盛んなところだけに、一方方向に相場がブレやすいことにも注意が必要です。
ドル円は118円台は見られなかったものの、117円台半ばを超える水準です。本日は米国が感謝際ということで、株式、債券はお休みです。従って、今日の相場はさすがに118円台に乗せる可能性は低いと思いますが、それ程深押しもないのかもしれません。クリスマスシーズンを前にポジション調整があるとしたら、やはり117円を目指す展開かもしれませんんが、下げたらドルを買いたい投資家も多いようです。
短期的な動きを示す「1時間足」では、昨日の朝からローソク足が雲を下抜けしており、さらにMACDもマイナス圏で推移しています。ただ、昨日のNYの底値から30銭程反発していることから、既に「ゴールデンクロス」を見せてもいます。来年のドル高を見越して、「ドルの買い場」を探る展開でしょうか。予想レンジは117円20銭〜118円程度にしたいと思います。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
| 日時 | 発言者 | 内容 | 市場への影響 |
|---|---|---|---|
| 11/5 | 黒田・日銀総裁 | 「物価の下振れリスクが大きくなったのであれば、追加的な措置を行うことは当然の論理的帰結だ」講演で。 | ドル円113円台半ばから114円に |
| 11/7 | イエレン・FRB議長 | 「金融政策の正常化が市場の変動を増す可能性がある」パリで開催の国際シンポジュームで。 | ----- |
| 11/12 | コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁 | 「物価上昇の見通しを踏まえると、2015年に開催されるFOMC会合においても、利上げを決定するのは不適切」講演で。 | ------ |
| 11/21 | 麻生・財務大臣 | 「円の下がり方のスピードのテンポが速すぎる。歓迎すべきことではない。」閣議後の会見で。 | ドル円118円台から117円36銭まで下落 |



