2014年12月5日(金)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円はついに節目の120円台に乗せ、120円25銭までドル高が進む。その後ドラギECB総裁の記者会見を契機に、利益確定のドル売りに119円33銭まで下がる荒っぽい動きに。株価の下落幅が小幅になったことで119円75−80銭まで反発して引ける。
- ECBが政策金利を据え置き、量的緩和にも踏み切らなかったことでユーロ ドルは1.23割れが僅かに見られたものも大幅に反発。1.24台半ばまでユーロ買戻しが進み、1.2380近辺で引ける。
- 株式市場はECBが緩和を見送ったことで小幅に反落。ダウは12ドル安となり、他の株式指数も下落。
- 債券相場は堅調。ECBが緩和を見送ったことで米国債への投資妙味が高まり、価格は上昇し長期金利は小幅に低下。
- 金、原油は小幅に反落。
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新規失業保険申請件数 → 29.7万件
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ドル/円 119.33 〜 120.25 ユーロ/ドル 1.2280 〜 1.2457 ユーロ/円 147.28 〜 148.94 NYダウ −12.52 → 17,900.10 ドル GOLD −1.00 → 1,207.70 ドル WTI −0.57 → 66.81ドル 米10年国債 −0.042 → 2.241% 本日の注目イベント
- 日 10月景気動向指数
- 米 11月雇用統計
- 米 10月貿易収支
- 米 10月消費者信用残高
- 米 ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演
- 米 フィッシャー・FRB副議長講演
- 加 カナダ11月失業率
ECBは理事会で、一部には実施するのではとの期待もあった量的緩和を見送り、政策金利も据え置きました。この決定を受け、一時は1.23の「大台」を若干割り込む展開を見せていたユーロドルは急反発し、1.24台半ばまでユーロ買い戻しが見られました。その後、ドラギ総裁は記者会見で「来年の早い時期にわれわれの措置の規模とペース、組み合わせを変更することにつながるだろう」と述べ、来年早々には行動を起こすと断言しました。この発言で大きく買い戻されたユーロドルは、再び下落基調となり、1.23台後半までユーロ安が進でいます。
今回行動を起こさなかったドラギ総裁でしたが、背景には理事会内でのドイツを中心とする反対派の影響があったものと思われます。ただ今回ECBは景気とインフレ見通しを下方修正しており、待ったなしの状況であることは明白です。だからこそ記者会見では、来年早い時期(Early next year)という表現を用い、実施時期を明確に示したものと考えられます。ユーロドルには依然として売り圧力がかかるものと予想します。
ドル円も結構な値動きを見せました。昨日の東京時間からNY時間までは120円を試しに何度も行きましたが、119円95−120円の間にはドル売り注文も相当並んでおり「壁」になっていましたが、120円を突破すると120円25銭まで上昇し、その後、達成感もあり高値から約1円も下落する荒っぽい動きでした。
これで、節目である「120円」を達成し、多くの市場関係者が予想してきた「水準」までドル高が進みました。今のところ、円安批判は出ていませんが、これからもドル高円安トレンドは継続されるとは思いますが、どこで懸念発言が出てくるのか、あるいはどこまで円安が進めば懸念発言を引き出すのかがポイントです。円は確かに「最弱通貨」ですが、ユーロや、豪ドルも2年ぶりや4年ぶりの安値で推移しており、言い換えればドル高の裏返しです。円安批判が出て、ドルが下落した時が「ドルの買い場」なのかもしれません。
今夜は雇用統計の発表があるため、相場展開は依然として荒っぽいものになる可能性があります。それでも120円台達成を終えたため、しばらくはもみ合いになると予想します。クりスマス休暇が近いこともあり、もみ合いながらゆっくりとドル高傾向が続く展開を予想します。
雇用統計では23万人程度の雇用者増が予想されていますが、先月同様20万人を維持できていれば波乱はないと思われますが、予想を大きく下回った場合にはドル売りが加速することも考えられます。ただ、上振れした場合でも利益確定の場になることも考えられ警戒感は必要です。レンジは119円〜120円50銭程度を予想します。
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円安が進んでいるため海外から日本を訪れる外国人が急増しているようです。今年は1300万人位になると予想されています。これから先はこんな程度ではないでしょう。
風光明媚な日本と日本食のよさを求めて「日本ブームは」はこれからです。かつて、「世界中何処へ行っても日本人がいる」といわれましたが、これからは「日本中何処へ行っても外国人がいる」ことになります。
良い週末を・・・・・。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 11/5 黒田・日銀総裁 「物価の下振れリスクが大きくなったのであれば、追加的な措置を行うことは当然の論理的帰結だ」講演で。 ドル円113円台半ばから114円に 11/7 イエレン・FRB議長 「金融政策の正常化が市場の変動を増す可能性がある」パリで開催の国際シンポジュームで。 ----- 11/12 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁 「物価上昇の見通しを踏まえると、2015年に開催されるFOMC会合においても、利上げを決定するのは不適切」講演で。 ------ 11/21 麻生・財務大臣 「円の下がり方のスピードのテンポが速すぎる。歓迎すべきことではない。」閣議後の会見で。 ドル円118円台から117円36銭まで下落 11/27 大塚耕平・民主党政調会長代理 「購買力平価で言うと100円を挟んで95円から105円が適正水準」ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで。 ドル円はやや円高方向に 12/2 フィッシャー・FRB副議長 「それ(相当な期間という文言)に関する協議があったことが前回のFOMCの議事録で分かっており、当局がその削除に数ヶ月前より近づいているのは明白だ」WSJのカウンシル会議で。 ------ 12/4 ドラギ・ECB総裁 「来年の早い時期にわれわれの措置の規模とペース、組み合わせを変更することにつながるだろう」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.24台半ばから1.2370近辺に下落



