2015年1月20日(火)
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
- ドル円はNY市場で債券と株式が休みのため小動き。ユーロ円が買い戻されたことで、117円台前半からややドルが買われ117円78銭までドル高が進んだが、先週末の高値と同水準でキャップされる。
- ユーロドルは反発。オランド仏大統領がECBが量的緩和を実施する可能性に言及したが、一部には緩和規模が失望を招くとの見方が優勢となり1.1639まで買い戻しが進む。
ドル/円 117.27 〜 117.78 ユーロ/ドル 1.1600 〜 1.1639 ユーロ/円 136.20 〜 136.81 NYダウ ----- → 17,511.57ドル GOLD ----- → 1,276.90ドル WTI ----- → 48.69ドル 米10年国債 ----- → 1.830% 本日の注目イベント
- 日 日銀金融政策決定会合
- 中 中国 10−12月GDP
- 中 中国 12月小売売上高
- 中 中国 12月工業生産
- 独 独12月生産者物価指数
- 独 独1月ZEW景況感指数
- 欧 ユーロ圏1月ZEW景況感調査
- 米 IMF 世界経済見通し
- 米 一般教書演説
- 米 1月NAHB住宅市場指数
- 米 企業決算→モルガンスタンレー、IBM、ジョンソン&ジョンソン
オランド・フランス大統領が、ECBはおそらく今週、大量の国債買い入れを発表するとの見通しを示しました。大統領は、パリで開かれた企業経営者や労組リーダらとの会合で明らかにしましたが、フランス大統領がECBの金融政策に言及することは極めて異例のことです。ドラギECB総裁との話し合いの中で、量的緩和実施の感触をつかんだものと思われますが、このような会合の中で緩和策に触れることは、かなりその可能性が高いことを物語っていると考えられます。
この発言は本来は、ユーロ売り材料ですが、ユーロドルのショートがかなり積みあがっていることと、先週末には1.14台半ばまでユーロが売り込まれていることで、市場はユーロ買いで反応しています。また、確実視されてきた緩和実施ですが、ブルームバーグによると、ECBが発表する緩和策が「規模」という面では失望を誘う可能性があるとの見方も広がっているようです。
こうなるとECBが緩和に踏み切る可能性は非常に高いと思われますが、上述の理由から、政策発表後の反応には注意が必要です。目安は「120日線」が1.1691辺りと、「200日線」(いずれも1時間足)がある1.1742近辺かと思われますが、「200日線」を上抜けすれば、かなりの値幅がでることも予想されます。
一方ドル円ですが、先週末の円高局面でも115円台後半で下げ止まっています。ひとまずは115円が底堅いと思われ、115−120円のレンジを形成しているようです。ECBの政策発表後にユーロがどのような反応をみせるかにもよりますが、ドル円も荒っぽい値動きが予想されます。ユーロドルが買い戻されれば、ドル円もドル高円安に振れるのではないかと予想していますが、同時に株価の動きと、原油価格にも注意が必要です。
本日の予想レンジは117円〜118円30銭程度とします。11時に発表される中国の10−12月期GDPが注目されます。市場予想は前年同月比+7.2%ですが、7−9月期が+7.3%だったことから、成長が鈍化していると見られますが、+7.0%前後だとドル売りで反応し、強めの内容だとドルが買われることになります。
What's going on?
「What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。日時 発言者 内容 市場への影響 12/2 フィッシャー・FRB副議長 「それ(相当な期間という文言)に関する協議があったことが前回のFOMCの議事録で分かっており、当局がその削除に数ヶ月前より近づいているのは明白だ」WSJのカウンシル会議で。 ------ 12/4 ドラギ・ECB総裁 「来年の早い時期にわれわれの措置の規模とペース、組み合わせを変更することにつながるだろう」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.24台半ばから1.2370近辺に下落 12/16 イエレン・FRB議長 「正常化に向けたプロセスが少なくとも今後数回の会合では始まらない可能性が高いとFOMCが見なしている」FOMC後の記者会見で。 ドル急騰。株高金利高で、ドル円は117円台から118円台後半に 12/30 プラート・ECB理事 「ユーロ圏のインフレ率が2015年より長期間ゼロを下回るだろう。理事会はそれを見過ごすことはできない」独紙とのインタビューで。 ------ 1/7 FOMC議事録 「辛抱強さへの言及について、委員会が正常化プロセスを少なくとも無効2会合で開催する可能性は低いことを意味しているとの認識を示した」 ------ 1/7 FOMC議事録 「コアインフレが現在の水準付近で推移している状況で正常化を開始する可能性があると指摘。ただその場合、参加者はインフレ率が時とともに2%台へと戻っていくことにある程度の自信を持ちたいとの認識を示した」 ------ 1/15 ヨルダン・スイス中銀総裁 「決定は市場を驚かせたが、ほかのやり方はできなかった」スイスフランの上限撤廃発表後に記者団に スイスフラン 対ドルで2500ポイント、対ユーロで2800ポイントほど上昇



