今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年4月21日(月)


おはようございます。 本日より当社は日本橋小伝馬町より、千代田区丸の内1丁目に移転しました。
丸の内と言っても、場所は東京駅八重洲口です。
つまり八重洲にある「丸の内」・・・・何か変な響きですね。

私は、この近くで15年ほど為替ディーラーをやっていたもので、久しぶりに
この地区に戻り何か懐かしい感じがします。
アクセスもいいのでお近くにおいでの際には、お気軽にお立ち寄り下さい。
お待ちしております。

さて為替ですが、先週末金曜の欧州時間からドルが買われ始め、重要な節目であった
102円80−103円を抜け、本邦からの輸出玉もこなしながら上昇。
103円から上ではストップロスの買いもかなりあったようです。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米シティーグループ1−3月期決算発表
    サブプライム関連で160億ドル(約1兆6千億円)の損出を計上
    第一四半期の最終決算は51億1100万ドル(約5,300億円)の赤字。
  • 米ワコビア1−3月期決算発表
    サブプライム関連で47億ドル(約4,700億円)損出を計上。
    累計で90億ドルとほぼ倍増。
NY時間では注目されていたシティーグループの決算が発表され、サブプライム関連で160億ドル(約1兆6千億円)
の損出を計上。

しかし、この数字を市場は「心配されていたほど悪くない」と判断したようで、 NYダウが前日に引き続き大幅上昇。
連れてドル/円もさらに買われ104円63銭を つけました。
その後、急上昇への反動から売られ103円70近辺でクローズ。

ドル/円103.70  〜 104.63
ユーロ/円163.90  〜 164.67
NYダウ+228.87 → 12,849.36 ドル
Gold−27。70 →  915.20 ドル
WTI+1.83  →  116.69 ドル
米10年国債−0.021 →  3.712 %

本日の注目点

  • 米バンク・オブ・アメリカ(BOA)1−3月期決算発表
シカゴの日経先物が大幅高だったこともあり、今朝の日経平均は強含みで始まりそうです。
ドル/円も引っ張られる形でNYのドル高値近辺まで上昇することも考えられます。
105円台に載せるチャンスがあれば、売り場を探したいところでしょう。
 
先週末の海外市場でのドル急騰で「ドルショート」ポジションがやや整理されて きたでしょうから、
105円台からは再度、ポジションメークのポイントを探っていく スタンスでいいと思います。

サブプライム問題は「最悪期」は脱したと思われますが、まだ安心はできません。
「底打ち感」が確認されるまでは、まだ一波乱も二波乱もあると考えています。

■ テクニカルからの視点 ■

『ドル円の日足』トレンドラインで見てみます。
ドル円日足、三角保ち合いを大きく上抜けしたが、高値から1円ほど下げ、長い上髭が現われている

三角保ち合いを大きく上抜けしたが、高値から1円ほど下げ、長い上髭が現われている。




What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
為替はさまざま事が原因で動きます。
その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
4/18 シティーグループ 1−3月期決算で160億ドル(1兆6千億円)のサブプライム関連損出を計上。
昨年からの合計額460億ドルに。
予想されたほどではなく
ドル、NYダウ急上昇。
4/17 メリルリンチCEO 二ヶ月くらいは厳しいが、今後の業績に楽観的な見通しを示す。 NYダウ、為替市場に好影響。
4/16 ユンケル
ルクセンブルク首相兼財務相
金融市場は為替相場に対するG7の姿勢を誤解している」と講演で発言。 ユーロ/ドル 1.5985→1.58台へ
4/16 ECB ユーロ圏 CPI→ 1.0%(前年比) ユーロ/ドル 1.57台半ば→1.59台へ
4/16 JPモルガンチェース
CEO
信用危機はほぼ終わりつつある。  
4/15テマセクホールディング
(シンガポールの政府系ファンド)
米メリルリンチの株式6億ドル(約600億円)を追加取得。
合計で50億ドルの投資となる。
 
4/14 ウオールストリート
ジャーナル
ドイツ銀行が「レバレッジドローン」など最大200億ドル(2兆円)の試算売却を検討。
4/14付けWSJ紙が報道。
 
4/14 米ワコビアバンク 1−3月期決算で48億ドル(4800億円)のサブプライム関連損出を計上。
ヘッジファンドなどから70億ドル(7000億円)の資本増強発表。
ドル高、NYダウやや上昇。
4/11 ポールソン
米財務長官
「最近の市場の変化を反映した。」
(G7後、声明文の変更についての記者会見で)
 
4/11 ポールソン
米財務長官
「(G7会議では)強いドル政策を繰り返し強調した。」
(G7後の記者会見で)
 
4/10 ECB 政策金利(4%)据え置き。
「われわれの責務は物価安定に尽きる。」トリシェECB総裁
 
4/10 BOE 政策金利0.25%引き下げ5%へ。12月から三回目。
「現在はインフレ懸念と金融不安の両方に対応するひつようがある。」BOE声明
 
4/10 ブランクファイン
ゴールドマンCEO
信用危機は終わりに近い。 ドル高へ。
4/9 IMF 2008年の米実質経済成長率を0.5%へ下方修正。
世界経済の成長率見通しも3.7%へ下方修正
 
4/9日銀金融政策
  決定会合
景気判断を下方修正。  
4/9 榊原
早大教授
ドル/円は、夏までに90円くらい
まで達する可能性は大きい。
特に影響無し。(日経新聞の取材に対して)
4/8 IMF サブプライム問題で、金融機関の
「一層の費本増強が重要」
特に影響無し。
4/8 独政府高官 G7では「内容も説得力もある共通
の解決策を提示できると確信している」
と発言。
特に影響無し。(記者懇談で)
4/4 トリシェ
ECB総裁
米金融当局は強いドルに関心がある。 特に影響無し。
4/4 ユンケル
ユーロ圏
極端な相場変動は望ましくない。 特に影響無し。財務相会議議長 G7で(対策)
を協議する。
4/4 米雇用統計 3月の非農業部門雇用者数ー8万人。 円102円台半ば→101.45まで下落 。
1−3月の合計数をー23.2万人に下方修正。
4/3   新規失業保険申請件数が前週比
38,000件→407,000件。
ドル/円102円後半→102円30
4/3 欧州中銀 ユーロ圏2月の小売売上高ー0.5%。
予想より弱い。
ユーロ/ドル1.5610→1.5570
4/2 IMF 2008年米経済成長率見通しを
1.5%から0.5%への下方修正の方向で見直し。
特に影響無し。
4/2 バーナンキ
FRB
年前半はマイナス成長の可能性あり下振れリスクも。
「第二のベアスタンーズ」否定。
ドル/円102円後半→102円前半へ、 議長
(議会証言にて)。 年後半の回復を期待。
4/1 ドイツ銀行 サブプライム関連で追加損出計上を発表。 1−3月期決算で25億ユーロ(4千億円)
4/1 リーマン 公募増資30億ドルを40億ドルに
上積みを発表。
NYダウ+391.47→12,654.38。
ブラザースNY100.46−102.16
4/1 JPモルガン
チェース
UBSに対して130億SF(1兆
5千億円)の増資引き受け
NYダウ+391.47→12,654.38
モルガンスタンレーNY100.46−102.16
4/1 UBS サブプライム関連で追加損出計上を
発表。1−3月期決算で190億ドル
(1兆9千億円)
マルセル・オスペル会長辞任

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和