今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

2008年10月24日(金)


おはようございます。

天気予報どおり、一週間ほど続いた秋晴れも昨日の雨で終わり、

やや紅葉した街路樹の葉が道端に冷たく落ちています。

その雨の中、昨日は当社のセミナーにたくさんの方々の参加を
いただきました。

為替市場が大きく動いており、不透明感が増す中、
何か少しでも参考になるものをないかと、皆さん真剣に聞き入っておりました。

今日は金曜日です。来週も相場は荒れると予想されます。週末は為替も忘れて

ゆっくりお過ごしください。

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 東京市場での大荒れを受けてNY市場でも大きな値動きがありました。
  • 朝方はダウ平均が小幅高で始まったものの、第三四半期の住宅差し押さえ 物件が7.4%増えたことなどを材料に下げに転じました。
  • ドル円も株式市場の下落を観ながら一時96円を割り込み、3月17日以来の 円高水準までドル安が進みました。
  • 円が全面高になる中、欧州での金融危機を反映し対ユーロでは123円前半まで ユーロ安が進み、この二日間では約10円も下落と円独歩高となっています。
  • 週間失業保険申請件数が発表され、47万8千件と予想を上回る数字でした。


    ドル/円95.94 〜 98.06
    ユーロ/円123.15 〜 127.31
    NYダウ+172.04 →8,691.25ドル
    Gold−20.50 →714.70ドル
    WTI+1.09 →67.84ドル
    米10年国債+0.082 → 3.682%



    本日の注目点

    • 米 9月中古住宅販売件数


      さすがに昨日のクロス円は売られすぎだったのかもしれません。

      どのレベルで買っても下げ止まらず、含み損を抱えてしまうこの展開は
      非常にリスクが高く、買い方に恐怖心さえ抱かせています。

      「総弱気」・・・。今正にこの言葉が当てはまるほど円以外の通貨に対して
      弱気な見方が支配的です。
      「円を買う理由は無いが、円以外の通貨を買う理由はもっと無い。」という
      ことでしょうか。

      新興国の通貨にいたっては更に悲惨で、スプレッドもかなり開いた状況が続いて
      おり、流動性も枯渇しています。

      基本は戻り売りというスタンスは変わらないとしても、突っ込みすぎには注意が
      必要でしょう。

      ドル円が今年3月17日以来の95円台まで下げましたが、今朝方は一時98円載
      せまでの戻しもあり、今日も株式市場を睨んでの動きが続いています。

      95円を維持できるかが大きなポイントになろうと思います。一昨日のユーロ円の
      130円同様、このレベルを割り込むとドル売りが加速し、90円が視野に入って来ます。

      「買われすぎたものは下がるし、売られすぎたものは上がる。」これが相場の基本だと、「一目均衡表」を
      考案した細田悟一氏は語っています。

      ここは今一度、目先の動きに惑わされずこの言葉を反芻したいと思います。



    2008年4月分(PDF) 2008年5月分(PDF) 2008年6月分(PDF) 2008年7月分(PDF) 2008年8月分(PDF)

    What's going on ?」とは・・・
    会話でよく使われる砕けた言い方で 「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。
    為替はさまざま事が原因で動きます。
    その動いた要因を確認する意味で 「What's going on ?」というタイトルを付けました。
    日時 発言者 内容 市場への影響
    10/2 トリシェ
     ECB 総裁
    「金利据え置きと利下げの双方を取り上げた。」「物価上昇リスクはやや減少した。」
    政策金利据え置きを決めたECB理事会後の会見で。
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    10/2 米著名投資家
    ウオーレン・バフェット
    米最大手自動車メーカーGMに対して30億ドル増資を引き受ける。
    (米ゴールドマンに対して50億ドルの出資を決めて1週間後)
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    10/15 バーナンキ
    FRB議長
    NYでの講演で、今後の経済運営について「あらゆる政策手段をとり続ける。」
    と追加利下げに含みを持たせる。
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    10/15 ラスムセン
    デンマーク首相
    「ユーロ圏外にとどまるコストが大きくなっているのは明らかだ。」今回の金融危機に
    際してユーロへの参加を示唆。
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    10/21 キング
    イングランド銀行総裁
    「現在英国経済はリセッション入りしているようにみえる。」
    ポンド、ユーロともに対ドル、対円で下落

    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和